安室奈美恵はメディアだからしょうがないのかもしれない
2019/9/13、安室ちゃん引退から1年が経とうというこのタイミングで
AI
と彼
が安室奈美恵の名前を冠した作品の発売を発表した。
AIちゃんはただただ大歓迎。AI→安室さんへのリスペクトを込めた、エモエモ楽曲になることはマチガイナイ
てぃーえーす氏について私はあまり知らなかったんだけれど、Twitterアカウントを見る感じ、炎上商法を狙っていそうなDQN系アーティスト(アイドル)?形容が難しいけれどまあこういう芸風の人なんでしょう。
そんな彼があの安室奈美恵とコラボ!という触れ込みでSWEET 19 BLUESをサンプリングした楽曲を発表するという。
正直ちょっとイヤである。彼に恨みはないが、高尚な安室ちゃん像を保っていてほしかった…
権利(ブランド)関係の管理甘いんじゃねーの??といろいろ思うところはあるのだが、一方でこういうオープンなスタンスを取っても不思議じゃないな~と思えるところも過去にいくつか見受けられる。
以下は引退日に放送されたNHKラジオ特番(※)の、Nao'ymt御大の言。
安室さんのおかげで自分の音楽の可能性が広がって、安室さんのおかげで多くの人に自分の楽曲を聞いてもらうことができて。その曲を聴いてくださった方たちが私にメッセージをくれるわけですよ。励まされましたとか、前に進めましたとか。
そういう言葉を元に僕が新しい曲を作るっていう、円を描いていくわけですよ。その美しい「円」のことをどうしても伝えたくて作ったのがContrailで。
安室さんの何がすごいかっていうと、そういう「円」をこの世界にたくさん作ってきたということ。私みたいなクリエイターが、プロフィールに(安室奈美恵の楽曲を作ったということを)書いて、その可能性が広がる、そうやって未来を繋いで行けた人がたくさんいて。それが安室さんが世界に与えた素晴らしい影響ですね。ぜひ安室さんが聴いてくださってたらうれしいですけど…それを伝えたいですね。
それを受けての音楽ライター早川氏の談。
安室さんがいろんな人の夢を叶えるっていうか…安室さん自身が国民的歌手っていう大きなメディアみたいなもので。新しい才能や音楽を多くの人に届けられる、その楽しさとか喜びみたいなものは、ひょっとしたら安室さん自身も感じていたのかな?って推測しています。
さらにFinallyツアーでの本人からの最後のメッセージ
いち音楽ファンとして、みなさんの素晴らしい毎日の中に、
素晴らしい音楽が常に溢れているよう、心からそう願っています。
これからも、素敵な音楽にたくさんたくさん出会ってください。
25年間、ありがとうございました!
このへんを考えると、自分の名前を使って次世代のアーティストが耳目を引くこと自体は本人も想定済みだし何なら歓迎しているのかもしれない。
その上で、AIちゃんはOKで○○はNG…といった線引きを本人不在で行うのは難しいのかもしれない。サンプリングという形でだったら世界的大御所の引用も結構軽いノリでやられているし、世間も対等なコラボとは受け取らないだろう。しらんけど。
と、いろんなやり方で気持ちを落ち着けようとしていたのだが、
同日のMステが俺得すぎて全て浄化された
ゆかちゃんありがとうありがとうありがとう
(リトグリちゃんのCAN YOU CELEBRATEもよかった)
(※)このラジオについてはこっちも見てね(とても泣ける)
(「高尚な安室ちゃん像を保っていてほしかった」と上で書いたけど、これってオタクのエゴ of エゴだなあと自分でも思う。勝手に女神に祭り上げてしまうことへの申し訳なさは、引退発表以降、常に心の片隅にある(でも止められない))