あらすじ
ursidae.hateblo.jp
フランス・パリに着きました。
この日が実質の観光初日。パリ観光に出かけます。
メーデーだと主要な美術館は閉まっているので、それでも行けるところを探した結果
- モンマルトル
- 凱旋門
- ノートルダム大聖堂
- (遠目で)エッフェル塔を見る
となりました。
自分でいうのも何ですが、超王道しか巡ってないので特に新鮮みのないド平凡記事となっております。
モンマルトルへ
そもそもフランスを選んだきっかけに映画「パリに咲くエトワール」を観た、というのもあったのでまずはモンマルトル(Montmartre)へ。劇中何度か登場しますね。
(パリエトは普通に良かったもののめちゃくちゃハマった!という感じではないです。でもパリへの憧憬や当時の文化をものすごく感じさせてくれる映画でした。※なお観光に付き合ってくれている友人はパリエトはミリしら状態)
パリの地下鉄。METROという看板が街中にあるのですぐ見つかります。
駅ごとにホームのデザインがちょっとずつ異なります。
日本でいうSuica、"Navigo"をTopUpして乗ります。JRのように乗車距離による従量課金ではないので〇円チャージする、ではなく〇回分の乗車切符をチャージする、という感覚です。駅の券売機で行います。

地下鉄アベス駅で降りると、やたら長いらせん階段を出口まで登った後にさらに登ります。(丘なのでそりゃそう)荷物が多かったりすると絶望しそうです。
メーデーで主だった観光地が営業していないということもあり、この日はすごい人出でした。
パリエトになんかこんな感じの階段よく出てきたよね?というおぼろげな記憶でついパシャった場所。

この広場も長刀演武のシーンで出てきたよね?!というおぼろげな(略)

水彩画などをその場で描いてその場で売ってるのもパリエトで見た、気がする
というのもモンマルトルはピカソも暮らしたベルエポックの聖地。先日「楽園のカンヴァス」を読んだこともありパリの芸術家には興味がわいていたところでした。
ということでピカソやルソーにゆかりのある住宅、「洗濯船」へ。モンマルトルの下の方にあります。

ピカソが住み、「アビニヨンの娘たち」を描き上げた場所とのこと。モディリアーニ、ローランサンなども集まったということなのでパリのアベンジャーズ基地といって過言ではない・・・
先述の「楽園のカンヴァス」では、ピカソがルソーをほかの芸術家たちの前で称える「ルソーの夜会」の場面で登場します。
日本にもトキワ荘があるし、才能のある若いアーティストは物理的に集まりがちなのでしょうか。たしかに都会の下宿を同じ志の人とシェアして安く住もう、というモチベーションは洋の東西を問わずある気がしますね。
この「洗濯船」自体は中に入れるわけでもなく観光的にはどうってことないのですが、エコール・ド・パリの好きな人が聖地巡礼として行くのはいいと思います。
頂上まで登るとなんかいい感じの景色を見れます。
この下にはジョンウィックが転がり落ちまくりそうな階段があります。
というかジョンウィックが転がり落ちそうな階段だらけでした。丘なので・・・
別サイドの斜面から。これはまさにパリを北から南へ一望する方角。

これを眺めながら話す友人いわく、パリの地図でよく見る丸い輪郭は東京でいう環八とか環七的な環状道路で、だいたい東京の山手線くらいの面積を囲んでいるのだそう。

東京っぽい東京ってここまでだよね~的な東京人の感覚に近い、いわゆる「パリ」ってこの内側までだよね~的な感覚なのかしら。
地図ぱっと見では正式なパリ市の境界線とだいたい一致しているように見えます。
23区と「いわゆる東京っぽい東京」は必ずしも一致しないですが、パリではその境界のズレは小さいのかもしれないです。
なおMicrosoftなど大企業のオフィスのような近代的なビルはだいたい環状道路のすぐ外にあります。
内側は石造りの古い建物を壊せないので、新しい建物を作ろうとするとだいたいそうなるのだそう。
丘の上にはサクレ・クール寺院があります。メーデーでも宗教系の施設はだいたい開いているみたいです。

この後さんざん見るゴシック系建築とは違い、こちらはロマネスク・ビザンチン様式。

丸いドームが印象的です。
先日イスタンブールで見たアヤソフィアのような、東の建築と通じるものがありますね。(サクレクールはもちろん純然たるキリスト教建築)
この後見るゴシック建築と比べるとなんとシンプルなのか…
内部は撮影不可でしたが、着物を着た日本人らしき女性やネイティブアメリカンのような人など、おそらくキリスト教のもとの世界平和を願っているのかな?というような絵があったのが印象的でした。
「1870年の普仏戦争での敗北や、その後のパリ・コミューンによる混乱を背景に、フランスの「悔い改め」と「希望」の象徴として建設が始まったという精神的な意味合いも強く持っています。」 by Gemini
とのことなので、比較的最近作られた寺院なんですね。
そのころだとたしかにジャポニズムやパリ万博などで、ヨーロッパ以外への関心もあったのだろうなという気はします。
モンマルトルを下ってランチを探します。

パリ、こういうテラスカフェレストランが死ぬほどあります。(そしてみんなテラスに座りたさすぎがち)
最終的に入ったお店で出てきたもの。

この写真の手前は単に ”Goat Cheese” というメニュー名で、カプレーゼ的なのを想像してたらまさかの揚げられたものが出てきたのでたいへん重かった。ていうかシンプルに量が多いですね。全てにマッシュポテトもしくは揚げられたポテトがついてくる。
見ての通りだいたい2皿(前菜1+メイン1 or メイン1+デザート1)が基本で、ランチだと20ユーロ前後が相場です。
円安のご時世なので1ユーロだいたい200円換算、つまりこれで4000円です。うん・・・
水はTap Waterなどと頼めば無料でくれるのでそれは救いか。
外食はフランス人にとってもそれなりにハレの場だそうで、彼らにとっても日常的な価格ではないのかもしれません。農業大国ということもあり、生鮮食品は安いのだそう。
あと、日本の飲食店に比べて店員が多い気がする・・・と後日登場する夫が言っていましたが、人件費もそれなりにするのかも。
なお、味はどこ入ってもだいたい旨いです。さすがですね。
旅行中の食事は(量が多くて)常に胃がヒィヒィ言っていたので、少なめ・安めのメニューがあるとうれしい、が、「おまえこれしか食べんのか?」みたいな顔をよく店員さんにされるのでヨーロッパ人はキャパが違うのであろう…
凱旋門
パリ自体は来たことがあるのですが、当時スルーしていた凱旋門に改めて。

やっぱり、チラッと見えただけでPARISに来ましたわ~という感慨がありますね。
せっかくなので近づきます。

感想:アホのデカさ
ヨーロッパ圏の建築って宗教系にせよ政治系にせよ、デカさ(と豪華さ)でマウントを取りたいという気持ちが強すぎませんか???
これは特に「凱旋門」という名前からしてイキり・ドヤの精神がすごい。
しかも、このデカさによる軍事的機能とか特にないですよね。ただただ威勢がいい。
いやあ、アホっぽいなあ~!(褒めてる)
たしかナポレオン三世(あのナポレオンの甥)が造ったって話だと記憶していますが、さすが奴らの家系って感じですね。しらんけど。
この後もまあデカい建築をたくさん見ていくのですが、マウントというか演出の一環としてデカさを追い求めるヨーロッパ的(?)執念にオモシロと感動を感じっぱなしでした。
いや、精神的フランスの象徴、みたいな役割は知ってはいますがつい茶化してしまいます。スミマセン
凱旋門の上には昇らず(やっていなかった?)、そのままシャンゼリゼ通りへ。
こちらにもデカさ至上主義なルイ・ヴィトン本店(?)があり笑ってしまいました。

なんだろう、もうちょっとこうハイブラとしての繊細さとか品とかないんか。
デカさへの狂信を感じます。
(※ルイヴィトンの店舗ではなくホテルだそう。ルイヴィトンのホテルって何?)
パリ・ノートルダム大聖堂(未遂)
その後ノートルダム大聖堂を見に行きました。

並び列があまりに長く、中に入るのは断念。
で、外からボケっとファサードを眺めていたのですが

あまりのゴテゴテさに笑ってしまいました。マスキングテープのように聖人を並べるな。
学生時代に見に来たときは普通に感動していたのですが、今見るとこの度を越した密集度に笑ってしまう…。
ゴシックとは元々「野蛮」という意味の込められた蔑称だったらしいですが、古代ギリシャ・ローマ美術みたいなものを美としていた世界観の中でこれが登場したらまあたしかに面食らうかもしれません。
野蛮とまでは感じないけれども「洗練」って感じではないかもなあ… なんなら厨二っぽい。
という目で見てみると、

鋲とか棘とか付けないと死ぬパンクバンドの人っぽくも見えます。
「ゴスロリ」的文脈でゴシックという言葉が使われるのにも納得できます。
こうも絨毛のように凹凸が激しいと、表面積が増えまくってメンテナンスもたいへんそうです。
※ゴシック建築の代表的な特徴である梁やフライングバットレスなどは後日ちゃんと(でもないが)見ます
話は逸れますが、フランスってパリに限らずこういうカルーセルがよく置いてありますね。少しレトロで、ギレルモ・デル・トロ監督作品の世界観ぽいです。乗ったら異世界に行きそう…

エッフェル塔(シャン・ド・マルス公園)
友人一家にお子さんがいるので、ピクニックしようぜということでシャン・ド・マルス公園へ。Champ de Marsなので火星・軍神を意味するマーズ・マルスの公園って感じですかね。ChampはField的な意味だそう。

なるほど、芝公園のパリ版だと理解しました。
絵画のようにきれいにエッフェル塔を眺められます。
整然とした木や芝の刈られ方がフランス式庭園のセンスですね。
日本の都会の公園と同じく、芝生エリアは地元民の憩いの場になっています。
友人が育児ラッシュなので、こういう場所のありがたみがわかるようになってきた30代中盤です。

友人夫妻+赤ちゃんとキャッキャできて楽しかったです。
夕飯・エスカルゴなど
夕食は友人宅近くのレストランへ。ランチと違いアラカルト前提のようです。
観光客はほぼいない閑静な住宅街エリアですが、EngilishMenuはデフォルトで用意されていました。移民もたくさんいるので基本グローバルなのかな。実際、店員さんはラテンっぽい人や母語がフランス語ではないんだろうな、という人が多いです。
注文したのは
- 「ビーフのタルタル」(写真ではバケットの影で見えず)
- 「エビとアボカドのプレス」(手前)
- 「エスカルゴ」(奥)

こちらのバケットはデフォルトでおいしいし、この店のエスカルゴのソースの旨さは忘れられないです。
バター(乳製品)が基本的に美味しいのだと思います。スーパーやデパートに行ってもFromage(チーズ)のコーナーが異常に広いし、彼らにとって大事な食品なんでしょうね。日本人でいう大豆製品みたいな…?
ビーフのタルタルはまあ、ほぼユッケ。
エビアボカドもうまい。
と満足したところでこの日は終了。
21時まで日が出ているので意識的に寝ないと体内時計が詰みます。就寝。