今までのあらすじ
2025年6月、新婚旅行でウズベキスタン ~トルコのシルクロード を巡る旅をしています。
ウズベキスタン の王道観光をしてきました。今からトルコに向かいます。
ursidae.hateblo.jp
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ウズベキスタン を離れトルコはカッパドキア へやってきました。
という感じで丸一日移動デーを挟んだ翌日にカッパドキア といえば…ということで気球ツアーに行ってきました。
その後もカッパドキア の不思議な地形を巡るツアーなどもあり目いっぱいの一日。
まずはイスタンブール からカッパドキア の宿までの移動についてさらっと。
イスタンブール 空港で4時間ほど潰したのちにカイセ リへのフライト。
トルコ人 、彫りが深くてみんな美形に見えます。
カッパドキア へ向かう飛行機より。結構集合住宅多い
到着後は、あらかじめ予約してあったギョレメへの送迎バスに乗り込みます。到着ロビーに名前を持ったお兄ちゃんが立っているので、そこについていく感じ。マイクロバスのような車体に乗り込みます。
私たち以外にも観光客が10名ほどかな。おそらくみんなヨーロッパ人でした。マイクロバスの座席に対して足が長すぎて大変そう。ちんちくりんでよかった。
なかなかの速度でぶっ飛ばすマイクロバスにやや不安を覚えながら1時間ほど揺られ、ギョレメの街に着きます。夜でしたが、カイセ リ~ギョレメまでは窓の外が真っ暗。多分農地か乾燥した砂漠(?)のような土地がずっと続いてたと思います。
ギョレメというのはカッパドキア 観光のためのホテルやお店が密集している丘のエリア。傾斜を利用して洞窟ホテル や洞窟レストランがたくさん建っています。構造的に、昔訪れたモンサンミッシェル を思い出しました。
ギョレメの街 白地の箇所でおよそ500~600m四方というところか
航空写真で見るとこんな感じ。乾燥地帯に現れるギュギュっとした街
傾斜がきつい上に細くてくねくねした道を通ってマイクロバスがホテルまで届けてくれました。22時ごろ。
ホテル いい感じ
※参考 : Vintage Cave Hotel というホテルです。
トルコの人、英語の癖が強くて日本人にとっては結構聞き取りにくいかも。自分のリスニング力の問題もあるんですが。
部屋はこんな感じです。
テキトー写真すぎるけど洞窟であることが伝わってくれ
全貌はまた明るい時間帯に。
とりあえず寝て、明日の気球ツアー(4時起き!)に備えます。
気球に乗る
~5時間後~
ということでツアーです。これも Trip Adviser で予約した気球ツアーにホテルまで送迎に来てもらいます。
ホテルを出たらフライトが終わるまでトイレがないのでしっかりします。
なおカッパドキア の気球ツアー、死ぬほど数がありますが、どこを選んでも1人3万円くらいします。私も一瞬ヒエ~と思いましたが、なんといっても空を飛ぶので安全確保のお値段と考えればまあ妥当な値段かと…(ヨーロッパ人は軽い気持ちで払える値段なんだろな涙)。安いところを探そうとしてもあまり意味がないので素直にパパっと選びましょう。
送迎バスの中から。
眠い目を擦りながら揺られていて、車窓からこれが見えてきたときのワクワク感がおわかりいただけるだろうか。
ホテルから20~30分ほどでフライト地点に着きます。
フライト開始地点。気球の赤ちゃん(?)がたくさん横たわる
ここから私たちが乗る気球の準備が始まります。
準備中
着火
倒した状態から熱するんですね。
20分ほど待機。結構寒いので夏とはいえ上着 は必要。
いよいよ乗り込みます。
バスケットはだいたい20人くらいが乗れるサイズ。乗客が偏らないようにするためか、内部が2~3人分のスペースごとに仕切られています。私たち二人と、元ギャル感のあるスペイン系のおばちゃんと同じスペースでした。ちなみに乗り込むときは普通にバスケットの縁をえいやっと乗り越えます。
乗り込んでからも充分熱せられるまでしばし待機。
準備中。燃料ボンベが大量に
いよいよ1時間の気球飛行の始まり。国籍様々ないい年の大人たちが童心に返る瞬間。
おお…
おお~っ 飛んでる!(そりゃそう)
地面から離れてきたのでチーズ
左の丘(?)の斜面に沿ってどんどん昇っていく
上昇しきったところ。圧巻
ここからこの隆起した丘部分の(多分)南→北側に渡ります。
地層の境界線がよくわかる
このようなはっきりと境界のわかる地層はカッパドキア の特徴…とガイドさんが言っていた気がします。
よその気球を眺めるのもかわいい
このような感じで1時間ほど空中をフワフワします。
すごい地形
まさに奇岩 そりゃ世界遺産 にもなる
空から見た街並み 街の中に岩がニョキニョキ立つ、というか岩の合間で人が暮らしている
朝日に輝くウチヒサル城。良すぎる
気球パイロ ットのおいちゃん
1時間後、フライト開始地点とは違う場所に着地しました。着地、かなり細かく調整できるっぽく、トラックの荷台にすとんと着地させていた機体も見ました。
着地
気球畳み中
いや、めちゃくちゃ良かったです。高所恐怖症などでなければ一生に一回は味わうべき体験だと思いました。そんなおこがましいことを思わせる体験は自分の人生では2回目です。(1つ目は昔訪れたサグラダファミリア )
降車(?)後、ノンアルシャンパ ン(つまりジュース)を飲みながらパイロ ットたちからの挨拶を受ける時間があります。
そこでワイワイしてたら白人のご婦人に「日本から来たの?」と英語で声をかけられました。YESと答えると、いきなり流暢な日本語で「私、新潟に住んでたの~」と教えてくれたのです。日本で英語教師をやってたらしいニュージーランド 人の彼女(そういえば中高時代、ニュージーランド 出身のTAさんとか多かった気もする)、新潟生活経験のある夫とローカルトーク で盛り上がっていました。
という思わぬ出会いもあり、たいへんよいツアーでした。
ギョレメの街と宿
ホテルに戻ります。8時頃だったでしょうか。
ホテル近くの道
ギョレメの道はこんな感じで狭いです。
ホテルは明るいところで見るとこんな感じ。植栽や調度品がみんな気が利いてていい感じ。
フライト完了証書とホテルで撮影
ロビー
ホテル屋上より
パズーがラッパ吹いてそう(?)
ここも含めてですが、傾斜があるので小さい土づくりの建屋が連結されてできている施設が多いです。
こういう高低差のある建物、ダンジョンっぽくてワクワクしますね。ついついジャンプで跳び移れないかと考えてしまうゲーム脳 。
ホテル屋上のいぬ
いぬ かしこいので人の朝食取ったりしない
朝食
いい景色
レッドツアー(?)に参加
少し仮眠をとった後、11時ごろからカッパドキア の見どころを回るツアーに行きます。気球後、ゆっくり寝たかったので普通の団体のレッドツアーではなく時間の融通が利くプライベートツアーにしました。意外と値段が変わらなかったです。
Trip Adviser様様。
ちなみに、カッパドキア の観光を探すとかなりの確率で「レッドツアー」「グリーンツアー」なるものが検索に引っかかると思います。どこかの企業がやっているパッケージツアー(固有名詞)ではなく、カッパドキア 周辺の観光名所を巡るモデルコース的なものに総称としてこういう名前がついているようです。
レッドツアーはだいたいギョレメ野外博物館を中心とした比較的近いスポットがラインアップされていて、グリーンツアーはもう少し遠くで自然の中を歩くコースが多いようです。まあ正式に各々のツアー名を冠しているものに参加したわけではないので、あまり詳しくはないのですが。
逆にこういったツアーに参加せず自力で観光スポットをまわるのは、車を運転できない限り結構厳しいと思います。素直にツアーに参加するのがいいと思います。
気球ツアーと朝食、仮眠を終えた11時ごろに迎えに来てもらってガイドさんの車に乗り込みます。我ながら元気。
なおガイドさんはトルコ人 ですが我々とは英語でやり取りしてもらいます。私はあまり英会話が得意ではない+トルコ訛りが聞き取りにくいのですが、なんとか中学レベルの英語で食らいつくしかありません。
上述の通りプライベートツアーなので我々夫婦+ガイドさんのみです。
行ったのは以下の場所。
ギョレメ パノラマ
鳩の谷
地下都市カイマクル
陶器工房
まずは鳩の谷(ピジョン バレー)に向かいます。
車窓より。カッパドキア 地方は基本こんな景観
鳩の谷(ピジョン バレー)
ここ、本当に鳩に縁があるようで、小さな穴や無数の鳩小屋(鳩の巣)を人工的に掘り、鳩を住まわせていたらしいです。鳩の糞を肥料として使っていたそう。
たしかにそれっぽい穴が。
たしかにこのあたりを歩いてみると、崖の素材は岩というより砂・土っぽく、穴を掘るなどして人間が加工するのに都合がよさそうに見えます。土っぽく表面がズルズル崩れやすいおかげで、夫が見事にコケてズボンを破いたというのもその証左ですね。(???)
見るからにズルっとしそうな土の質感(とこけないよう必死な私)がおわかりいただけるだろうか。
ここはち ょっとお散歩して終わり。
カイマクルの地下都市へ
次は楽しみにしていた地下都市。カッパドキア 観光でもメジャーであろうカイマクルの地下都市に行きます。
ちなみに地下都市はカッパドキア 周辺にいくつかあるみたいです。
移動中にガイドさんに聞いた話+帰国後に調べてみた話をさらっとまとめてみると…(いでよchatGPT)
大きくなったのは ローマ末期〜ビザンツ 初期(4〜7世紀)
「キリスト教 徒がローマから」集団避難するために使われていたみたいです。
先ほどのピジョン バレーでの実感通り、やはり掘削しやすいこの地質が都市を形成するのに都合が良かったんだとか。
長期滞在を前提に
教会/台所/ワイン・油圧搾所/共同生活空間
が整備され、地下5階(うろ覚え)ほどもある大空間に。
最盛期:アラブ・ビザンツ 戦争期(7〜10世紀)
カイマクルが最大規模に発展した時期。
このときはイスラム 勢力(ウマイヤ朝 ・アッバース朝 )からキリスト教 が隠れるために使われていたみたいですね。
このときは8層以上、深さ約60m、推定居住人数:数千人 。機械もない時代に手で掘り進めていったとするととんでもないスケールです。
連結と分業(中世)
カイマクルはデリンクユ地下都市と地下通路で連結され、危機時は相互避難・分散が可能でした。
こんなに大きい地下都市が一つあるだけでもとんでもないですが、それが複数ありつながっているというのも面白すぎます。
なお、地下都市の人々はワインを飲んでいたようで、地上でブドウを耕作したりもしていたよう。隠匿生活してるのに、ブドウなんて育ててたら敵に見つからんか?とガイド氏に訊いてみたところ、うまいこと周りの植物で隠し、農作業は夜にやっていたんじゃないか…とのこと。
隠匿生活なのに呑気にワインかよ!と一瞬思ってしまいますが、キリスト教 徒にとってはやはりイエスの血ですから、多少のリスクがあっても持っていたかったのかもしれないですね。
ヨーロッパに来るとよく思いますが、宗教が人を動かすパワーがデカすぎる。
ウズベキスタン (サマルカンド )を巡った時も、宗教や国家の境界線が入り乱れるという歴史を新鮮に感じました(島国の日本が珍しいだけで大多数はそうなんでしょうけど)。が、トルコはそこにキリスト教 やローマなど西の要素がより濃く入り交じり、まさに文明の交差点という感じがします。
というかよくこんな地下都市が見つかったよな~ みたいな話をしたらガイドさんが経緯を話してくれたのですが、比較的最近(20世紀・たしか戦後)見つかったもので、しかも偶然だったとか。(うろ覚え。。。)
そのことからも、「隠れて暮らす」という都市の機能がかなり高度であったことが窺えます。まあ、地図を見てわかる通りこのあたりあまり人が住んでいないっていうのもあるとは思いますが。
さて、入場料を払いいよいよ入っていきます。平日でも結構混んでいました。
校外学習っぽいトルコ人 学生(10歳前後)がたくさんいました。めっちゃコンニチワ~と言われた。(昨今のアジア人蔑視する欧州人ムーブを警戒してしまうがまあよし)
トンネル
身を屈めて歩いていきます。
あまりいい写真がないのですが、道がひたすら奥に伸びていくだけではなく、ロビーのような広がりのある空間もそこここにあり、そこからまた複数の廊下が伸びているという感じです。意外と「面」的な広がりもある立体的な構造をしているなと思いました。
地下60m(!)に人が大勢暮らすための生命線、空気穴が残っていました。地下の各階層を貫いています。
空気穴
空気穴 上を覗く
こんな感じの部屋が無数にあります。
各部屋にある小さな窪みや平らなスペースから、当時暮らしてた人々の姿をなんとなく身近に感じられます。ここに収納スペース欲しい!と思ってダイソー や無印に行く感覚で窪みを掘ったりしていたのかもしれない。
部屋
この窪みだらけの岩、ちょっと記憶に自信がないのですが料理をする際に使っていたもの…だったような?食材を擦り潰すための穴だったかしら。
厨房の岩
結構有名な円形の扉。
円形の扉
転がして扉を閉めていたそうです。中央の穴が空いていますが、これが内側にしかないから、内側からしか操作できなかったんだそう。敵から襲われることも考慮して作られた都市だったんですね。
外敵から身を隠すには地下都市ほどに素晴らしいものはなかったんでしょうが、内部で裏切者が出たり争いが起きたりしたらとんでもない地獄になるのでは?とも思います。狭く入り組んでいるので待ち伏せ なんてし放題ですし、人の行き来を物理的に断絶させるなんていともたやすくできたでしょう。
空気穴に悪さをする奴なんていたら目も当てられない結果になるのではないでしょうか。
そう思うと、ここに住んでる人々はかなり良好な関係性を築いて暮らしていたのかもしれません。ハードウェア的な工夫だけでなく、制度や習慣、統治方法などにも地上にない工夫があったのではないでしょうか。しらんけど。
ただ、ここは調査の歴史が浅いこともありそこまで研究が進んでいないようで、わかっていることはまだ少なそうです。まだ存在を知られぬ地下都市もあるだろうとのこと。まだこんな冒険の余地がこの世に残っているなんてワクワクすぎます。
地下都市の周辺はしっかり観光地化しているので、手搾りオレンジジュースを飲みました。1000円くらいしたような…
オレンジ
パノラマ
パノラマポイントに連れて行ってもらいました。カッパドキア で「パノラマ」といえばここだということで通じるっぽい。
その名の通りカッパドキア の地形を見渡せるポイントです。
地層がくっきり見えて凄い。赤っぽい層と白い層があるのがよくわかります。
遠景
ガイド氏いわく、火山灰が堆積した後に川など水の力で削られてこんな姿になったとのこと。
それにしたってこんなタケノコ状になるのは不思議。タケノコ状に残った箇所=ちょっと固い とかなのかしら。
筍
このようにくびれている形状から、確かに水に浸食されたんだろうなというのを生々しく感じられます。
岩
明らかに層状になっているのおもしろいですよね。
この地形も地下都市も、削られやすい地質というのがものすごく大きな影響を持ってきたことがよくわかります。
カッパドキア のそこここにこの魔除けが
ちなみに通りすがりのお母さんと小さい男の子に一緒に写真撮ろう!と言われました。平たい顔族が珍しかったのカナ?
おまけ:陶器工場
ガイドさんにおまけと言って連れていかれた陶器工場。誘客にハマったっぽいですが、まあしっかりもてなしてくれたのでご愛嬌とします。
とんでもなく日本語上手なトルコのイケオジ(なんでこんな日本語知ってる人多いのか)に陶器制作過程の解説やろくろパフォーマンスをされた後、やはり陶器を買わされました。※別に圧をかけられたわけではなく、陶器ショップに連れていかれたので素敵だと思ったものを買いました。でも空気読まされた感はある。(笑) 日本人の性質をよくご存じで…
ろくろを回してくれたおいちゃん。
ろくろ
着色前の陶器。これは焼いた後?かな?
着色前の陶器
この後手描きで着色されてこうなります。普通に素敵。塗りの職人さんたちが数人いらっしゃいました。
完成品
ミャクミャクみのある皿
これももちろん手描き。
カッパドキア 地方は見てきた通り特徴的な土が豊富にあり、昔から陶器業が盛んなのだそう。つくづく土で成ってる土地ですね。
食事
陶器工房を最後に15時くらいにギョレメの街に戻りました。ガイドのお兄ちゃんとはここでお別れ。楽しかった。
ガイド氏に教えてもらったレストランに行きます。
いい感じ
前菜
トルコ料理 ってケバブ くらいしか知らないのでこういうのは新鮮ですね。お酢 を使った料理が多いのかな…?
おすすめされた壺ケバブ 。
壺
アツアツの壺が出てきます。
それを割って肉が出てきます。
うまい!
早朝から動きまくってさすがにヘトヘトなので、あとは宿でだらっとして就寝!
ギョレメの宿から
明日はギョレメの野外博物館に行きます。