前回までのあらすじ
フランスを旅行中です。
土砂降りのパリですが、がんばって観光します。今回は
- ノートルダム大聖堂
- コンシェルジュリー
- パッサージュ
に主に行きました。
ノートルダム大聖堂
先日、外観を見てゴテゴテ加減がたまらん・・・となったノートルダム、その日は混みすぎてて入るのを断念したので改めて入ってみることにしました。
やっぱりこういう
趣味の悪さ()がゴシック建築感マシマシでたまりません。雨樋を嘔吐で表現すな。
足し算しか知らない過剰装飾。うーーん
なおこのゴテゴテ加減もストラスブール大聖堂に比べたらかわいいもんだということを2日後に思い知ることになります。
話は反れますが「ゴート」と「ゴテゴテ」って語感が似てて、gやtの音から受けるあまりスッキリしてない印象って万国共通なのかなと思いました。 ※"Gothic"は"(野蛮な)ゴート人風の"、という蔑称から来た名称
というのは置いておいて、中に入ります。
中は案外すっきりしてるんですよね。
梁の感じはやはりゴシック。
梁・柱で巨大な建築を造れるようになったことでステンドグラスが発達した(その前は壁で支えていたので窓を作る余裕がなかった)ということで、その恩恵たるバラ窓を見上げます。

やっぱり青の光って静謐な気持ちになりますね。
12世紀から建設が始まり、1482年当時には現在に近い姿で完成していたということです。
昨日のルーヴルで見たように絵画が停滞していた中世、建築ではこのレベルのものができていたというのはリソースの投下具合の偏りがすごくて面白いかも。
ステンドグラスを眺めながら回廊をぐるっと回ります。

このように、何かの物語を一場面を表しているのであろう具体的な絵もあれば、
面白かったのは主祭壇?の周りのエリアにあるこの木造の彫刻群。
祭壇に向かって右側・左側両方にそれぞれこのような壁があります。
片方がキリストの誕生~磔刑まで、もう片方が復活以降、だったでしょうか。
こんな感じで解説版があるので読めば何がどの場面かがわかるようになっています。(ピンボケ乙)
これ東方三博士かな~のように私でもいくつかの場面はわかったので、クリスチャンや詳しい方は読まなくても大方わかるかもしれません。
例えばこれはキリスト復活後、磔刑の傷を見てマジであんたキリストだ!とわかってもらう場面(うろ覚え)。
窓からのぞいているおじさんたちがかわいい。弟子でしょうか。
この人間らしい彫刻と 昨日のルーブル で見た金色のっぺり絵画が同時代なのが信じられない・・・。

15世紀のこれ↑より明らかにレベルが高い気がするのですが…。
絵画より彫刻や建築など立体的なものの方が重視された時代なのかもしれません。 (改めてジョットってすごい)
ちなみにこの彫刻は文字の読めない人々に聖書の物語を広めるのに役立ったそう。ステンドグラスもそうでしょうね。
ゴシック建築、ゴテゴテしているのもアホのデカさもステンドグラスの荘厳さも、すべてキリストの威光を民衆に知らしめるためということでまじそのエネルギー宗教以外にも使えよという気持ちになってしまいます。
というのをGeminiに言ってみたら以下の回答。
た、たしかに・・・
目的は置いといて、とにかく人類未踏の領域に行きたいというのは現代の基礎科学なども同じっちゃ同じ精神なのでバカにしてはいけない。
避難
大聖堂を出た後は、土砂降りだったのでとにかく適当なカフェに入る。
コンシェルジュリー
雨が落ち着いて・・・はなかったのですが、おなじくシテ島内のコンシェルジュリーに行ってみました。 予約なしでも意外と行けました。
ここは14世紀ごろの王宮でしたが、王朝に放棄された後は牢獄として使われ、フランス革命後に革命派の政敵やそしてマリーアントワネットが投獄されました。現在は司法宮の一部として使われているそう。
このようにガランとしたスペースから見学コースが始まるのですが、ARを駆使したタブレットでのガイドツアーが結構凝っていて一興でした。写真を撮っていなかったのが惜しい。
たとえば上の写真のようなスペースで、王宮だった時代には他国の王を招いた晩餐会が行われたりもしたらしいのですが、その様子を現実+タブレット内のAR映像で再現してくれます。
料理や食器、お付きの者の役割、厨房のつくりなども実際の部屋と絡めながら詳しく解説されてなかなか見ごたえがありました。衣装とか、そこはかとなくディズニーの「眠れる森の美女」っぽかったですが時代が近いのでしょうか。
(→と思って調べてみたら「眠れる森の美女」が14世紀フランスとのことでおそらく合ってる)
というように序盤は王宮だった時代の使われ方が展示のメインですが、後半ではやはりフランス革命以後の監獄としての役割にフォーカスが当たります。
フランス革命の説明から始まり、マリーアントワネットがコンシェルジュリーから出発してコンコルド広場に移動し、ギロチンにかけられるまでのかなり具体的な様子も描かれています。
これはアントワネット好きが見たら結構クるものがあると思います。
彼女が死の直前まで使っていた身の回り品も展示されています。 解説も英語のものを斜め読みでしたが、アントワネットが落とされすぎることもない(むしろ気高さを称えるような)解説でなんとなく良かったです。
ロベスピエールの紹介もありました。ロベスピエールってめちゃくちゃ聞き覚えあるけど誰だっけ・・・?と考えていたら、ミュージカル「1789」に出てくる悪そうな男性ですね。美弥るりか様がやってたやつ・・・ ←記憶違いでした。ロベスピエールは珠城りょうがやっててもうちょっと好青年っぽいキャラ。美弥るりか様の悪役っぷりと史実のロベスピエールの苛烈さが重なって勘違い・・・
ロベスピエールはフランス革命を主要人物の一人として導きますが、その後「反革命」と見なした人を次々投獄・処刑していき、最終的にはクーデターをされ自分が処刑される、という凄まじい闇堕ち運命を辿りました。 (たまたま旅行前にフランス史の本を読んでいたから解説の大筋が分かったけど、そうでなかったら誰???のままだったかも汗)
フランスの歴史のいちばんすごいところは素人目にやはりフランス革命だと思いますが、その歴史が刻まれていた建物が残されているのがやはりすごい都市だなと思います。都市としての資産が強すぎる。
レミゼ・・・は時代が少し下るのでちょっと違いますが、1789しかりベルばらしかり、ミュージカル好きの方は来るといいかもしれません。
ランチ
ボン・マルシェ
有名百貨店のボンマルシェでおみやげを購入。
最近は抹茶がヨーロッパで大流行してるらしく、ここのデパ地下にもたくさんありました。
買おうかと思いましたが抹茶を日本に持ち帰るのになんか無意味さを感じとりあえず KUSMI TEAとおいしそうなマドレーヌを購入。
あと素敵だったのがテニスの全仏オープンの絵ハガキ。
数十年分のポスターの絵ハガキが売られていました。
パリエトのパッサージュ
またもやパリエトの聖地探訪(大好きやんけ)ということで、フジコの叔父さんのお店がある場所のモデルのパッサージュへ。 公式サイトで聖地を紹介してくれているのありがたい。
ここ、映画と微妙に構造違うけどフジコが駆けていく階段ですよね。

パリジャンが集うというよりは観光客向けのお店が多かったです。

古書や古い絵・イラスト・写真を売っているお店がいくつかあって見ているだけで楽しかったです。 先日行ったデロールとかが好きな人は好きかもしれないです。
お金を落とさねばということで AIR FRANCE の JAPON ポスターを購入。(約25€)
今回は日仏のご縁を示すこのポスターを買ったわけですが、見た中ですごくかっこよかったのがTWAというアメリカの航空会社のポスター。
こんな感じでめちゃくちゃスタイリッシュなんですよね。 かっこいい!と思ったのですがフランス旅行に関係なさすぎる()と思ってやめてしまいました。でも買っておけばよかったかも。 調べてみると、ヴィンテージポスターショップだと結構売られている人気の品みたいです。
うますぎるトリュフパスタ
夕飯はパリ市内のOBER MAMMA というイタリアンへ。たまたま先行してパリ旅行をしていた職場の人がオススメしてくれた店。 予約推奨!
他の料理ももちろんとってもおいしかったのですがこのトリュフパスタがまあおいしくておいしくて

フランスは全体的に食事のレベルが高かったですがこの旅行通じてのダントツベストごはんでした。 このおいしさをもう一度味わいたくて後日ほかの店でトリュフパスタを頼んでみたりしたのですが、このお店の味がレべチすぎて・・・。
あとなんか店員のおねえさんがあんまり英語できなくて、頼んだつもりのないティラミスが出てきたりしましたがまあご愛嬌。 フランス人ってアジア人のことは基本見下してるんだろうな~などとうがった見方をしていますが、ここに限らず飲食店のスタッフさんは皆さん感じのよい方。(移民の方が多い気もする)
おやつなんて入る隙のないほどごはんが充実しまくっていた一日でした。
明日はパリを発ち、ドイツとの国境の街ストラスブールに行きます。






































































































