安室奈美恵引退の日ラジオ特番 「未来へ」 メモ10【ZEEBRA/中野/IZUMI】
続きです。
奥:奥村奈津美アナ
早:早川加奈子さん/音楽ライター
N:Nao'ymt
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奥:さて、番組も残すところ30分となりました。
安室さんへの皆さんからのラブレターをご紹介したいと思います。
まずはHIP-HOP界から、ZEEBRAさんです。
やっぱり最後がカッコいいってすごく大切なことだなと思うわけで…。現役バリバリの段階で引退してみんなに惜しまれてって、やっぱり凄いじゃないですか。だからそういう意味でも、アーティスト安室奈美恵は最後まで完璧でいてくれたって気がしますよね。
うーん…最後にみなさんに感謝の気持ちを伝えて、音楽の話をしたじゃないですか。あれで俺ももうウルっときちゃって。あ、またウルってきちゃった。(笑)
でもね、やっぱそれだけすごく(音楽が)好きなんだよなあって。
ああやって言ってくれるのは、我々残されたミュージシャンにとってもすごく大きなことだし、それだけ彼女が音楽というものに救われていたと思うし、彼女もそれを通してみんなに力を与えていたという自負があるんじゃないかと思いますね。その分やっぱ最後にすげーこと言うな、って感じですね。
我々が思っているものを日本で実現させるために、日本で一緒に戦ってきた仲間という感覚もあります。まあ、ぼくは歩兵で彼女は軍曹なのかもしれないんですけど(笑)
奥:続いて、安室さんのデビュー前から26年間ヘアメイクを担当されている中野明海さんです。
私が変わったことをするのをすごく喜んで、面白がってくれて。「今回はこうきますか~」という感じで。それを自分の中で瞬時に昇華して、1000倍くらいいい感じに仕上げてくれてカメラに映ってくれちゃう。私が100円のメイクをしても、奈美恵ちゃんがカメラの前に立つと何十万円何百万円の価値があるものを出してくれるんです。
本当に素晴らしくて、動き方、ちょっとした顎の角度、目線、、、現場の人が全員うわっ!てなるくらいカッコいい、毎回喜びがありました。
自由にやらせてくれたし、こんなにヘアメイク冥利に尽きることはないなと思います、本当に。
奥:25年間に渡り、安室さんのそばにいた方に、今回、特別にメッセージをいただきました。これまでインタビューなどで安室さんについて語ったことはないという、安室さんの右腕と言ってもよいのではないでしょうか、ステージングを担当されている、IZUMIさんです!
IZUMIさんはYou're my sunshineのころに安室さんのバックダンサーを務めていて、1997年、安室さん初のドームツアーから、ダンサーの立ち位置や流れ全体を見るステージングを担当されてきました。安室さんと二人三脚でライブを作り上げてきた月日を振り返ってくれました。
I:自分が楽しみや喜びを感じることと、安室奈美恵さんが喜びを感じるところが一緒っていうか。ライブでお客さんの喜ぶ顔を見てもっといいものを作り上げてくっていう。そういうことが、世の中にあまりないと思うので、そういう意味では安室奈美恵ちゃんに出会ったこと、ダンスに出会ったこと、二人で作り上げられる環境にしてくれたスタッフやダンサー、、、いろんな力があって一緒にいられるので、最高に、今までの人生の中でも宝物だったと思います。
あれがあったからこれがあった、っていうことがたくさんあって、きっとこの引退もいろんな人にとって意味のあるもの。終わりは始まりっていう言葉がありますけど、安室さんが9月16日に引退するって決めたのは、ダンサーさんスタッフさん、見に来てくれているお客さん、本人も一緒に、いろんなことを踏まえた再出発になるのだと思います。
奥:IZUMIさんも新しい挑戦を…
I:そうですね、何かしないといけないですよね(笑)
奥:引退の日に、安室さんへの感謝の気持ちを伝えたいと、初めて語ってくださいました。
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安室ちゃんに関わったプロの人たちって、みんな「冥利に尽きる」とかそれに類する発言をしているのですが、それってめちゃめちゃ凄くない…??