祝・宇多田ヒカルFantome発売まで残り3週間!
それにあたってちょっと不安なことがあります。
宇多田ヒカルの楽曲を受け止めなきゃと強く思い過ぎて、逆にちゃんと受け止められないんじゃないかということ。
ちょっと初めて感じるタイプのファン心理なんですけど。
「私は宇多田ヒカルの楽曲を好きにならなきゃいけない」「彼女の歌詞に心を揺さぶられる感性こそ正しい」という正解ありきで考えてるんでしょうね。変な気持ちで新作を迎えてしまうような気がする。
私は思春期真っ盛りに宇多田ヒカルを好きになり、彼女の言葉や音楽にわりと人格を作られてきたと思ってます。いやほんとに・・・
そして本当に待ちわびた宇多田ヒカル復帰・・・
母になった宇多田さんのこれからの楽曲がものすんごく楽しみな一方で、
Fantomeの宇多田=私を育ててきた宇多田ヒカルか?
って考えたら多分NOなんですよね。
過去作の少女性(?)、チクチクした孤独は失われてしまっっているだろうな・・・とちょっとさみしさすら感じる。
・・・・・・・この、大好きな人が戻ってきたのにチグハグな気持ち・・・・・
どこかで見たような・・・・?????
と思ったら、思い出した、私これ小学校で習ってる。
小学校5年生の国語でやった「新しい友達」だ!
あらすじ---------------------------------------
小学生のひろちゃん。2年の空白を経て再会した親友・まりちゃん。
イギリスに転校していたまりちゃん。ひろちゃんの知ってる姿から微妙に変化してて、でも大好きだった彼女と本質的には変わってないはずなのに距離を感じてしまうの・・・と悩んでるひろちゃん。ヤバ~~~イ!超わかる~~~~!!(女子会)
と、そこにクラスメイトの坂本君がアドバイス。
坂本君「(まりちゃんのことを)新しい友達だと思えばいいんだよ!」
私「な、なるほど・・・・・????」(半信半疑)
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過去の相手への思い入れが強ければ強いほど、変化後の姿には違和感を抱いてしまう。相手(過去)と、相手(今)はいっそ別人なのだと思った方が案外なじむのかもしれないですね。
小学生のときは何もわからず、この話を面白いとも思ってなかったんだけど(すみません)、今では思うところありまくり。
宇多田ヒカルの楽曲が変化していようとしていまいと、あまり過去の姿にとらわれず、かつ「好きにならなきゃ」なんて構えずに聴ければなぁと思います。
私も大人になったな