雰囲気映画「キャロル」を見て思ったこと
安室奈美恵引退の日ラジオ特番 「未来へ」 メモ5【T.kura&michicoその2 arigatou制作エピソード】
T:これは震災のあとの楽曲で、奈美恵さんの方からスタッフの方にメールが来て。彼女も悼んでいて(痛み入って?)、何かできないかってことだったんですけど。その中で楽曲を作りたいっていうのがあったので、僕・michicoも何か出来ないかって思って制作スタートしました。冒頭のフレーズを考えるときに、厳かに感動できるイメージを表現したかったので、それをずっと練って、michicoに聞かせたときに「ありがとう」っていう言葉が乗りました。M:厳かに感動できるっていうフレーズを彼が考えてから、まず「ありがとう」という言葉を私が乗っけたんですね。で、そこから歌詞を広げていってメロディをつけていったんですけれども。当時、日本国民みんなが心を痛めて心配して、傷ついた人がたくさんいた中で、その人々のために歌うという強さ、その想いを、この曲に関しては、私は安室奈美恵さんの代わりになって書こうと思いました。それまでは、自分が表現したいように書いていたんですけど、この曲については、本当に安室奈美恵さんに成り代わって書こうと思っていました。T:震災のあと、立ち上がっていくということが大事だと思っていて、たぶん奈美恵ちゃんの中にもそういうところがあったので、上手くリンクできたのかなって。
早:今聞くと、私たちの気持ちを代弁してくれる曲だなって思いますね。そこにいてくれて、強くいてくれてありがとうって。あ、ちょっと泣きそう...(笑)
2018年フィルムログ
去年観た映画まとめ。
なお私は映画館で映画を見るとたいてい面白いと感じてしまうガバガバセンス野郎なので、点数付けるとか大層なことはできません。
推しアニメ「響けユーフォニアム」のスピンオフ。
めちゃくちゃ薄いガラスで出来た彫刻のような映画だった。初めて見たときはみぞれ→希美への想いが重すぎてなんだか見てられなくなってしまったんだけど、演出や台詞の巧妙さを味わうために複数回視聴するべきだった気がする。希美→みぞれへもまた別種の重さがあったり。希望も感じさせるラストだったとはいえ、この二人、本当の意味で噛み合う日が来るのかなって少し考えてしまった。
the GREATEST SHOWMAN
バーナム、本当にショーの出演者たちに敬意を払ってんのか?ってやや脚本に疑問を感じる部分もあったが、音楽・映像の美しさのおかげで満足度は高かった。
Million dreamsのシーンに感動した。おそらく世界トップクラスであろう音楽、トップクラスの美術、トップクラスの照明、キャスト、映像技術、衣装、その他諸々がスケジュールを合わせて1ヶ所に集結し、お互いの技をぴったり整合させてやっとあれだけのクオリティの作品が完成したのだ、、、という事実に興奮してしまうんだよね。何だろう。一瞬の映像を作るために投入されたエネルギーの大きさに圧倒され、そしてそれが成立する確率の低さを勝手に想像してしまい、それにも圧倒される。凄い才能が集結することは必然のようにも奇跡のようにも感じられた。
ちなみにこういう感動の仕方は他の映画やコンサートでもたまにしている。
徳の高そうな先祖様たちのいうことに背いてでも新しい方針で国を守るというシーンが印象的だった。音楽がかっこいい。
SUNNY
90年代のJKがテーマということだし、当時のことは何も覚えてない私でも安室オタクとしては観ねばなるまい...という使命感で鑑賞した。が、正直ラストシーンすんごい号泣した。
私もアラサーに差し掛かり、高校時代の友人と会い続けることは物理的に難しいし、精神的にも各々の人生観の違いが大きくなって反りが合わないと感じるときも出てきた。私の人格にいちばん影響を与えたのはきっと思春期の友人関係なのに。
SUNNYの主役はアラフォーだからなおさらだろう。友達がもうすぐ死ぬという状況になってやっと、そのハードルを乗り越えることとなる。芹香の死と、大人パワー(金など)によって友情を復活させた暁のダンスシーンよ。
初っぱなからテレビ越しの安室ちゃんが出てきて、奈美の行動のトリガーに少しなっているのもポイントだった。
安室奈美恵引退発表のとき「元」アムラーの女性が「うちらの青春です~」とか言ってるのを見て若干イラッとしたりしたが笑、確かにあの年代の女性って安室ちゃんにたくさん背中を押してもらってきたのかもしれない(その後あゆに乗り換えたとしても)。羨ましいな。
※芹香(JK)の役の子の顔がはちゃめちゃに好みなので女優さんの名前メモ: 山本舞香
累(かさね)
シーアのaliveのPVを見てから、また三浦大知が土屋太鳳激賞してるのを聞いてから、私が土屋太鳳に期待していたものがこれです。序盤はわりと抑え目だったが最後のサロメよ、、、これが正しい土屋様の使い方。
はぶたさんの狂気も良かったね。
ちなみに原作は10巻まで読んだ。め~ちゃくちゃ面白い。
まどマギが流行ったときに魔法少女繋がりで「なのは」シリーズを知ったので、何気に8年の付き合い。近年スピンオフ多発で追いきれなくなっていたけど、本筋の劇場版ということでrefに引き続き鑑賞。
完璧超人・優等生過ぎて私には感情移入できないキャラクターだった高町なのはさん(11)。彼女はなぜそんなに他人を救おうとするのか?という一端がやっっっっと垣間見えて、しかもその理由に対して若干「わかる😭」となってしまって(おこがましすぎる)、涙を禁じ得なかった。いやいや家庭環境があるとはいえ11歳でそこまで考えるのは尋常じゃなくない?とも思うが、精神的幼さゆえの自己犠牲精神ってあるのかも。君には君の帰りを待ってる人がいるんだってこと、やっと気付けてよかったね...涙
キャラ多すぎとか右腕の件とか売り方とか突っ込みたいところもあれど、上記のシーン(+ イリス・キリエ戦がめっちゃ良かった)でわりと許せる。あとフェイトちゃんの顔がよすぎて永遠に見てられる。
正直最終回っぽい締め方ではあったんだけど、中学生になって進路や移住に悩むなのフェイはやを絶っっ対見たいので、シリーズ終了になりませんように...。
安室奈美恵引退の日ラジオ特番「未来へ」メモ4【T.kura&michico その1】
M:奈美恵ちゃんはいつも自分でトラックを選ぶんですよね。メロディも歌詞もついていない状態のものを。奈美恵ちゃん自身が選ぶので、最初からプロデューサー目線で選んでいたっていうのは曲選びから伝わっていました。そのあと私が曲に合わせて詞を書いていくと、自然と彼女のイメージに沿ったものができていたのではないかなあと今思ってます。T:安室奈美恵がこれやっていいの?っていうチャレンジングなトラックを選んできちゃうんですよ。例えば4~5曲からトラック選ぶとしたら、いちばん攻めてるやつを。M:うん、もう全く守りに入っていなかったですね。
早:安室奈美恵の中にある攻めてる感じとか強さは、曲の中で表現したいっていう気持ちはあったんですかね?M:はい、ありました。ほんとに美しくかわいい方ですけど、実際に会って、クレバーで気骨のある女性ということを知って、やはり歌詞の世界観もできるだけ広範囲から、いろんな世界のボキャブラリーから表現したいなって。T:それまであまり歌詞に使わないような言葉も使って...M:そうですね、当時いろんな言葉を遣って書いて、それを楽しんで歌っていただいた感じがありますね、常に。
T:潔い、あるいは男よりも男勝りな、というか... ある意味のプロなんですけど、人選に関しても「この人にもう決めたんだからこれで行く」っていう覚悟がすごいんですよ。最初それがわからなかったんですけど...、録った際のボーカルやコーラスって、CDになった時の音とは違って粗かったり問題があるときもあるので、他のアーティストの場合は不安に思って「これ最終的にきれいになりますよね?」とか確認することも多いんですよね。で、「大丈夫です、編集していい感じになるはずです」とか安心させることを言う場合が多いんですけど、彼女は一切そういうことがなくて。1回だけ彼女に言ってみたんですよ。「これ、最終的にこういう風になりますよ、ギターを入れようと思うんです」ということを言ったら、「はい大丈夫です、全てお任せしますから」ってあっさり言われてええっ?!みたいな(笑)。そう言われてこちらも身が引き締まるというか。M:ほんとに潔く任せるっていう、プロデューサー視点で人選もされているわけですから、もう何も言わないでおこうという姿勢が感じられましたね。だから全力で出してきてください、というメッセージだと私は受け止めて、全力で挑んで曲を書きました。T:やはり一流アーティストだなと思ったのは、その後録音された楽曲をライブでやるのを見て、幅を広げて演じ切るのを見て、ああそうか、って。こういうことをやるために自分達に依頼してきて、任せて、そうやって出来たものを私これだけ広げたから、っていうのを感じたんですよ。だから、そういうことだったのか、ってライブを見てわかりました。ある意味の超人なのかなと思いますね、安室ちゃんは。
安室奈美恵引退の日ラジオ特番「未来へ」 メモ3【セルフプロデュース開始/SUITE CHIC/ZEEBRA】
安室:セルフプロデュースを始めて本当に数年間手探りで、歌手の安室奈美恵っていうのがわからなくなる時期がやっぱりあったので...。そのときどうしたらいいか誰も教えてくださらなかったし、誰かに相談することも出来なかったので、もう落ち込むばかりでしたね。あ~今度は何がダメだったんだろう...っていう。考え付くことはやってみたりしていたんですけど、しっくり来るものがわからなかったので...
安室:(SUITE CHICのとき)本当に楽しかったんですね。なんでこれを忘れてたんだろうって。あまりにもああしなきゃいけないこうやらなきゃいけない、ってなっていて、楽しむということを忘れていたときだったので。そうか!って。自分が好きなことは好きだって胸張って楽しまないとそりゃいいものは作れないなってなって。とにかく今自分が好きなものを胸張って堂々とやればいいんだ っていうときに、いろんな迷いやプレッシャーが消えて次のステージに行けたっていう感じですね。
奥:じゃあそのタイミングで安室さんとコラボっていうのは...Z:もうドンピシャ。ベストタイミングだったと思います。ブラックミュージックを基本としたダンサブルなポップス、そういうのがどんどん流行っていった時期だと思います。我々も(安室サイドから)お誘いを受けたときに、これ売れなかったらシャレになんないよね、失敗したら俺らのせいだよね、って感じだったんで、これは何が何でもいいものを作って盛り上げたいなと。♪GOOD LIFE /SUITE CHIC feat. FIRST KLASZ:安室ちゃんって、彼女の長所でもあると思うんですけど、すごく伸びやかな、声張ってバーッといく感じ上手いじゃないですか。でもその頃のR&Bってあまり張らなくなっていて。コーラスをうまく積んでいって、とかそういうパッと聞きの聞こえのよさ、ふわっとした感じの時代だったんですよ。で、当時もそっちの方向性でいこうと思って。「全然声張らなくていいから!」「え、これでいいんですか?!」「大丈夫大丈夫!」みたいな感じでやってって。完全にディレクションは我々でさせてもらっていました。今のR&Bやろうよ!みたいな(笑)。彼女も張らないことに関して少し不安だったみたいだけど、コーラス重ねたやつを聞いたらすごいすごい!って。「こういうことなんですね!」みたいな。奥:記録的な売り上げにもなりましたね。Z:そうですね。完全にあそこからぐいっと安室ちゃん自体が波に乗ってった感あるので。スイシー終わって安室奈美恵メインに戻っても、全っ然遜色ない、全っ然同じような...つまり最初試してみたときは連名でやったけど、もう連名の必要ないってところまで行ったと。それ見て俺らもよかったな~!って(笑)。あそこから人脈も広がったと思うしいろんなプロデューサーと組んでいろんな表情を出せるようになったと思います。
安室奈美恵引退の日ラジオ特番「未来へ」 メモ2【アムラーファッション/ボンバー中澤】
中野:あの頃の、例えば細眉とかは、誰かに言われて始めたわけではなくて、本当に彼女が自分でああいう形に整えていたものでした。髪のメッシュも自分でやっていたわけで。厚底も、奈美恵ちゃんが気に入って履いていた厚底のブーツがあるんですけど、普通にスタジオ入りとかに履いていたものが渋谷にコピーが売られていて...。本当に彼女が発信源。誰かが作ったスターじゃない、という感じはすごくしますね。奥:アムラーっていうのは素でできたファッションスタイル?中野:ですね。もちろんそのあとのバーバリーのスカートとかはスタイリストさんが選んだものだったりするんですけど、でもそれも彼女が最終的にチョイスしたものだから、彼女が発信したものだと思います。
ボンバ:当時はdon't wanna cryが出ていて、僕はそのCDが出る1ヶ月くらい前にブラジルに行っちゃったんですけど、カセットテープに録音したものを送ってもらったりしていました。テープが擦りきれるまでずっと聞いていました。恥ずかしいですが、安室さんのポスターをベッドの横に貼って、苦しい自分が勝手に励まされていたみたいな(笑) いつか凄い選手になって安室さんに会うぞみたいな、恋心みたいな気持ちもプラスされて頑張っていましたね(笑)彼女によって、本当のプロの姿勢を教えてもらっていたんですよね。ファンのために、見に来てくれている人のために、安室さんのようにただでさえすごい人が努力して完璧なステージを作り上げているんだなっていう姿を見ていて、僕もプロサッカー選手としてもっともっとサポーターのために努力しないといけないなっていうのを改めて考えさせられましたね。やると決めたことを最後までやり通すって本当に大変なことだし、その姿を見て聞いてきたからこそ僕はプロ選手になれたし、プロになってからも40歳まで走り続けられたのも安室さんのおかげという部分はあると思います。曲やライブを通して、中澤佑二という人間がいろんな経験をしてこれましたので本当に感謝の気持ちはありますね。
奥:ドンワナについてはたくさんのリクエストをいただいています。(お便り読み上げ 英語のメッセージも)次は香里奈さんからのラブレターです。
安室奈美恵引退の日ラジオ特番「未来へ」 メモ1【デビュー/YUSUKE/中野明海/TK序盤】
中野:どこからどう見ても小顔で手足が長くて、目が離せないというか、どうしても見ちゃうんですよ。そんな天性というか才能というものがあるんだと思います。売れるとか以前に、なんか特別な人を沖縄で見てしまったという感じがしました。で、私がよく本人にも言ってるのが「私、たぶんファン第1号だと思うんだ」っていうことですね(笑)それは自負しています。
安室:あのときは本当に目まぐるしくて、次はこれ出します、あれ出します、というレールが敷かれていました。そのレールの上を外れちゃいけない、まっすぐ走らなくちゃいけない、脱線しないように進むのに必死でした。いろんなことが目まぐるしく流れていって、濃厚な経験をさせてもらって、大変だったけどすごく充実していました。ほんと濃かったなあって...。あの時経験したことは絶対に今にも活かされていると思います。うん...凄い時代だったなあって。なんか、90年代の小室さん旋風は濃いーい時代だったなって思います。