わりとこうアムログ

宇多田ファンだけど結局安室ちゃんについて考えたり調べたりしたことを記録する羽目になった    「宇多田ファンによるアムログ」と同じ

自分にとっての名盤って何ぞや

自分がよくツイートしてしまう言葉に、「〇〇は名盤」というフレーズがあります。「〇〇が大好き」とも言い換えられるんですが、「名盤」という言葉でしか表せない微妙なニュアンスがあるような気がして、つい名盤名盤言ってしまいます。

 

「名盤」にいつも助けられているので、いっちょこの言葉ときちんと向き合ってみよう!と思い、私にとって「名盤」って何ぞや?ということを考えてみた。

 

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まず、漠然と「これは名盤」と思ってるアルバムを挙げてみます。順不同。

 

PLAY / 安室奈美恵

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Queen of Hip-Pop / 安室奈美恵

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_genic / 安室奈美恵

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DEEP RIVER宇多田ヒカル

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ULTRA BLUE宇多田ヒカル

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COSMIC EXPLORER / Perfume

「cosmic explorer perfume」の画像検索結果

 

 

hellcat / 黒木メイサ

「メイサ hellcat」の画像検索結果

 

 

FAIRY TALE / 倉木麻衣

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FutureSex LoveSounds /  Justin Timberlake

「futuresex/lovesounds」の画像検索結果

 

the 20/20 Experience / Justin Timberlake

「20/20experience」の画像検索結果

 

Elephunk / Black Eyed Peas

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(次点)

Monkey Business / Black Eyed Peas

Favorite Worst Nightmare / Arctic Monkeys

Blue Blood / w-inds.

the Entertainer / 三浦大知

Hot Chemistry / CHEMISTRY

FEEL / 安室奈美恵

 

 

幅狭いw

だいぶ偏ってますが、とりあえずこれが私にとっての名盤だってことにします。 

 

 

 

そもそもアルバムって普通に楽曲の集合体なので

 

・好きな曲がそこそこ入っている=好きなアルバム

 

という定義は当然あるのですが、「名盤」って言うにはこれだけじゃ今一歩足りないと思うんですよね。

 

というのは、楽曲単位よりアルバム単位で聴いた方が魅力的だなと感じる作品が多々あるため。(私的にはElephunk20/20 ExperienceBlue Blood あたりが特にそう)

 

 

じゃあそれらに共通する特徴って何だろうと考えてみる、と、結局

 

・アルバム全体に流れるコンセプトが1つある

 

ってところに落ち着くような気がします。

 

この全体コンセプトというのも、

サウンド面でのコンセプト / サウンド以外でのコンセプト

に分かれるのかな。

 

 

例えば サウンド面で一貫していて良いなと思うのは

 

hellcat / 黒木メイサ 

 → U-key Zoneサウンド

20/20 Experiences / Justin Timberlake

 →(ジャンル名わからないけどなんかかっこいいやつ)

Elephunk / Black Eyed Peas

 → ファンク?

Blue Blood / w-inds.

 → レトロ系R&B

Favorite Worst Nightmare / Arctic Monkeys

 →(ジャンル名わからない(ブリットポップ?))

ULTRA BLUE宇多田ヒカル

 → 打ち込み系

FEEL / 安室奈美恵 

 → 聴きやすEDM

 

あたりですかね。

曲同士の境目があまり目立たないアルバムが好きです。

1組 or 少数のクリエイターが楽曲提供してる場合が多く、悪く言えば「似たような曲ばっかり」なので、好き嫌いは分かれるのかもしれません。

 

そういや「バラエティ豊か」っていう売り文句のアルバムはだいたい好きにならないなあ…

 

 

「サウンド面以外の一貫性」って視点だと、アルバムタイトル、ジャケ写、顔曲に一体感のあるアルバムは俺的名盤率高いです。ジャケ写とアルバムタイトルを中心にして、他曲がコーディネートされているような構成が好き。 

例えば

 

・1曲目=アルバムタイトル曲

・タイトル曲およびアルバムの顔となる曲が抜群に良い&キャラ立ちしている

・ジャケ写がアルバムコンセプトを表している

・アルバム通してストーリー性がある

・アーティスト本人の持つイメージと合致する

 

みたいな特徴があるでしょうか。

 

 

こういった点ではFAIRY TALE(倉木麻衣が秀逸かなと思ってます。

 

このアルバムは当時19歳の彼女の、子供から大人へと移り変わっていく葛藤などがコンセプト(だと思う)。

タイトル曲「FAIRY TALE」で"夢を捨てるのが大人ならばなりたくはない"と宣言した彼女がNot that kind a girlを経て不思議の国Fantasyへたどり着く流れがすばらしすぎる。この構成によって、アルバムのストーリーの中で成長した主人公の姿が見えるんですよね。そのタイトルが「おとぎ話」なのがまた良い。歌詞カードがおとぎ話っぽくデザインされている点もGood。key to my heart名曲過ぎかよ。

 

あと、COSMIC EXPLORER (Perfume

このアルバムの中で、THE宇宙探検な楽曲はCOSMIC EXPLORERNavigateくらいです。STAR TRAINもそうかも知れないけど毛色違うので除外)

が、そもそもPerfumeがスペーシーな音であるおかげで、COSMIC~直後に"チラリLook side way"と歌うかわいい楽曲来ても違和感ナシ。むしろ宇宙ステーションで暮らしてる女の子の曲かな?とかCOSMIC方向に捉えてしまいます。それもCOSMIC~という楽曲が強烈なおかげ。Perfumeのアリジナルアルバムにはこういうの求めてたんだよ・・・

 

そして超壮大なCOSMIC EXPLORER視点が、最終的にはいちばん近くにいる君への視線にたどり着く(Hold Your Hands)点も大好きです。"ガラスの心を伝う涙色の振動"という繊細さがたまらない。宇宙-あなたの手 という対が、お互いに引き立て合ってるよい構図だと思います。

「手」をよくモチーフにしてるという点、セカイ系っぽい点を含めて、旧世紀版エヴァを思い出します笑

 

 

(※以下宇多田好きアムラー並感)

そしていろいろ別格だと思うのが、

敢えて明確なコンセプトは設定していないものの、一貫した哲学・人生観が根底に流れているのが宇多田ヒカル作品。

 

そしてアーティスト自身がアイコンとして統一感を与えているのが安室奈美恵作品。

安室ちゃんが "Photogenic" " Queen"って歌い上げるからそのアルバムがまとまる、、ってとこあるじゃないですか。(人による)

 

 PLAY上記条件をかなりの割合で満たしているので、わりとこうリアルに名盤だと思うわけ~  

 

 

 

 

(いろいろ書いたけど、全部思い出補正なんじゃねぇかという気がしないでもない)

 

 

安室奈美恵のライブ動員数を眺めてみた②彼女の時間はどれだけライブに割かれているか?

 

以前に安室奈美恵は24種類のワンマンライブを行い、合計公演数は689回、ということを調べました。すごい数字だと思うけど、上には上がいるものでSMAPの動員数やさだまさしの公演数はそれを凌ぐもの凄い数字でした。

 

でもそれじゃなんとなく悔しく、安室奈美恵はライブの人なんだって納得したいんだ>< ってことでこの人がライブにかけてる労力はなんぼのもんじゃいということを考えてみた。

 

ツアーに費やしてる時間を単純計算

まず、各ツアー前の構想~リハにかけた時間を考えてみます。

 

ライブの準備ってどのくらい時間かけるんでしょうね?

そして本人はどこまで深く関わっているんだろう。

 

彼女は舞台裏を見せない人なので完全な妄想になりますが、

 

・ダンサーオーディション

・だいたいのセットリスト

・おおまかなセットや衣装、照明のイメージ

は安室さん本人およびIZUMIさん的な上位スタッフが決定(1ヶ月)

→おおむね決まったものから裏方スタッフさんたちが実際に制作(1~2ヶ月)

→同時進行でコレオグラファーがコレオ作成

 奈美恵さんおよびダンサーズが振りを入れていく

 演出を修正しつつ徐々に本番に近い形にしていく(1~1.5ヶ月)

 

…って感じでしょうか。合計2.5か月?全っ然わかりません。

 

いつかの雑誌インタビュー(パスチャのnon-no?)で、「ライブ1ヶ月前には毎日6時間くらい踊り込む」みたいなことを話していた気がするので、構成やセトリを考える時間を含めツアー初日の2~3ヶ月前から始動する、と考えていいですかね。

ヤフー知恵袋に「SMAPは3~4ヶ月程度」って書いてあったのでもうちょっと時間かかってるのかもしれませんが…ツアーのインターバルめっちゃ短い安室さんなので、準備期間はやはり平均2.5ヶ月とします。

 

ワンマンライブは24種類なので、各々に2.5か月(75日)をかけていたとすれば

 

ツアーリハーサル日数

→ 75日 × 24ツアー = 1800 日間

 

そして、ツアーが始まってから1公演あたりにかける労力を考えてみます。各地移動+会場でのリハを考えると、1公演あたり平均2日間くらい準備するのかな。そこに公演当日を加えると1公演あたり3日間潰れますね。

 

1公演の準備時間

→ 3日間 × 689公演 = 2067 日間

 

 

ということは、ツアー前とツアー中を合わせて

1800日 + 2067日 = 3867日 

はライブに費やしていそうです。

 

デビューから25年目までの全日数は

25年間 × 365日 = 6625日

なので、

歌手人生の中でライブにかけている割合は

3867日 / 6625日 = 58%

 

(だいたい)6割!大学の試験だったら単位もらえるじゃん。すごい。満足(笑)

 

 

チケット1枚の価値について

…ここでちょっとキモいことを思いついてしまったんですけど、、、奈美恵さんの1日の稼働時間を9時間(???)とするじゃないですか。

 

9時間 × 6625日 = 59625時間

がライブのためにかけてきた総時間数。

 

これを今までの総動員数424万人で割る。

59625時間 / 4240000人 = 0.014時間 = 約50秒/人

 

つまり??ライブに1回行くこと=安室ちゃんの時間を50秒独占していることになりませんかね…????

この解釈が合ってれば、私はアムライブだいたい25回くらい参戦してるので、50秒×25回=1250秒も安室ちゃんの時間を頂いてきた…??幸せ過ぎない?チケ代安すぎない??大丈夫?間違ってる気がしてきた

 

 

安室奈美恵のライブ動員数を眺めてみた① ※2018年8月追記

※2018/8/26、2018年の動員数も含めて追記

 

タイトル通り、少し数字を見てみたかったのでついでにまとめてみた。

 

  開催年 公演 公演数 動員数 1公演あたり平均観客数  
1 1995 安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S
ハートに火をつけて
3 5500 1833  
2 1995 安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S
Okinawa
1 4000 4000  
3 1996 安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S 21 80000 3810  
4 1996 安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S
沖縄/千葉マリン
4 70000 17500  
5 1997 a walk in the park 23 120000 5217  
6 1998 Concetration20 8 300000 37500  
7 2000 Genius 2000 17 132600 7800
宇多田・浜崎デビュー
8 2000 Live in Hawaii 1 5000 5000 動員数は推定
9 2001 break the rules 17 132600 7800 動員数は推定
10 2001 AmR 9 18500 2056 動員数は推定
11 2003 SO CRAZY tour 37 170000 4595  セルフP開始
12 2004 fan space 8 16000 2000 動員数は推定
13 2005 Space of Hip-Pop 35 105000 3000  
14 2006 LIVE STYLE 2006 23 220000 9565  
15 2007 PLAY 67 200000 2985  
16 2008 BEST FICTION tour 64 500000 7813  
17 2010 Past < Future 80 210000 2625  
18 2011 LIVE STYLE 2011 32 270000 8438  
19 2012 5 Major Dome tour 20th 8 340000 42500  
20 2013 ASIA tour 20th 4 44000 11000 動員数は推定
21 2013 FEEL tour 44 240000 5455 500回目公演
22 2014 LIVE STYLE 2014 37 310000 8378  
23 2015 LIVEGENIC 44 430000 9773  
24 2016 LIVE STYLE 2016-17 100 260000 2600  
25 2017 25th 沖縄 2 52000 26000  
26 2018 Finally tour 17 750000 44118  
27 2018 Finally tour in ASIA 6 45000 7500 動員数推定
28 2018 We love music We love namie 前夜祭 1 3000 3000  

 

20thの5大ドームとアジアツアーがほぼ同一内容とすると、ワンマンとしては2426種類のライブを行ってきたことになるでしょうか。


合計公演数:689回 713回

けっこう適当に集計しましたが、FEEL通算500回目公演と計算がほぼぴったりなのでおおよそ正解なはずすが、公式ヒストリームービーだと740回となっているので間違っていると思います。

ちなみにさだまさしは4000回以上、矢沢永吉は1500回以上だそうです(参考にならない) 通算ライブ回数ってメジャーな統計項目ではないらしくなかなか出てこない。私たちだってFEEL500回のときに初めて意識したもんな…

 

 

これを23年間(初ライブ1995年~2018年)で割ると

平均年間公演数:28回 31回

案外普通?とも思うけど100公演や80公演が異常なだけであって多い方なのか?

 

合計動員数:424万人  503万人

静岡県総人口が380万人、ニュージーランドの人口が400万人らしいです。なおSMAPや嵐は動員数累計1000万人超えているそう。すごすぎ。

 

 こちらも同じく23年間で割ると

平均年間動員数:19万人  31万人

でした。19万人だと2016年動員数ランキング50位相当。

 

グラフにしてみるとこんな感じ。

ツアー名でなく各ツアー開始年毎にまとめてしまってますがだいたい問題ないはず。(こんなとこまで来る人は年とツアー名対応させられますよね…)

 

 

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ぱっと見2010年前後の動員数が安定しまくってます。

ドームツアーでなく、近年のアリーナツアーが動員数のメインになってるのは安室奈美恵らしい。やっぱりリピーターが多いのかな?

 

そして動員数トップ5は

Finally(国内ドーム):75万人

BEST FICTION:50万人

LIVEGENIC :43万人

20thドーム  : 34万人

LIVE STYLE2014 :31万人

Concetration 20  :30万人

でした。

 

Finally半端ないのは当然として、

ベスフィクすごい!(今更) 一つの節目という認識はあったけどこんなに偉大だったとは…。50万人だと、年間動員数ランキング10位前後相当。女性ソロでは歴代1位 2位初めて知った。ここで安室奈美恵のライブに触れた新規ファンがその後の人気を支えたのかもしれません。私とか私とか

 

何気に凄いのがオリアルツアーLIVEGENICが動員数2位 3位。50万人で女性ソロ歴代2位なら、5位くらいには入っていそう。話題性という意味ではベスフィク、20thに劣るので不思議といえば不思議。まあ内容がよかったからね(LIVEGENIC大好きマン)

 

公演数ダントツ1位のLiveStyle16-17は、動員数でいうとLS11のちょっと下で総合8位でした。上の表見てるとホールの収容人数の小ささに泣けてくるもんな。今思えば、引退発表前にホール100っていうのも愛だったのか…

 

気になるのは40~50万人の動員力を持っていながら、基本30万人前後のツアーしかやっていない点。※30万でももちろんすごい  会場・スケジュール・本人の体調・人手不足、、、など何かが制限要因になっていたのかな?お金が足りないってこたないよね。

 

キャリア前半・後半での変化

ところで、私の中で、安室さんのキャリアを分割して眺めるとしたら絶っ対に2003年が境目だと思っています(諸説ある)。だって音楽性的には絶っ対にSuiteChicが運命の分かれ道だったじゃないですか…何よりセルフプロデュース開始後初のツアーは2003年。

 

ということでライブについても2003年ソクレツアーで前期(10年間)・後期(15年間)に勝手に分けてみると、

689  713公演中

前期…104公演

後期…609公演

 

1年間あたりの数に落としてみると、

セルフP以前…約13公演/年、8万人/年

セルフP以降…約38公演/年、26万人/年

ということで密度にして後期は前期の3~4倍。テレビ露出を抑え、ライブに全てを割いてきたスタンスが数字にも出ていますね。

ちなみに年間28万人動員だと、2017年ライブ動員数ランキング30位前後に相当します。(上位はJ事務所、EX系、アイドル系(以下参考)

 

 

■2017年 年間ライブ動員ランキング(総合)1位~30位

[ 順位. アーティスト名/ 推定動員数 (人) / 公演数 / 1公演あたりの平均]
1. 三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE:1,802,976人 / 37公演 / 48,729人
2. BIGBANG:1,076,500人 / 21公演 / 51,262人
3. 関ジャニ∞:989,238人 / 20公演 / 49,462人
4. 嵐:843,714人 / 18公演 / 46,873人
5. Hey! Say! JUMP:823,000人 / 37公演 / 22,243人
6. Mr.Children:792,614人 / 30公演 / 26,420人
7. 東方神起:570,738人 / 11公演 / 51,885人
8. SHINee:558,238人 / 29公演 / 19,250人
9. AAA:541,600人 / 19公演 / 28,505人
10. 乃木坂46:496,758人 / 43公演 / 11,553人11. 桑田佳祐:492,438人 / 20公演 / 24,622人
12. iKON:474,822人 / 35公演 / 13,566人
13. GENERATIONS from EXILE TRIBE:433,056人 / 29公演 / 14,933人
14. EXILE THE SECOND:423,689人 / 38公演 / 11,150人
15. ジャニーズWEST:394,900人 / 31公演 / 12,739人
16. Kis-My-Ft2:380,400人 / 31公演 / 12,271人
17. NEWS:371,900人 / 26公演 / 14,304人
18. ONE OK ROCK:367,700人 / 32公演 / 11,491人
19. GLAY:365,749人 / 43公演 / 8,506人
20. back number:356,636人 / 31公演 / 11,504人
21. ケツメイシ:353,868人 / 29公演 / 12,202人
22. ゆず:351,607人 / 27公演 / 13,022人
23. UVERworld:351,715人 / 61公演 / 5,766人
24. BTS (防弾少年団):346,300人 / 15公演 / 23,087人
25. コブクロ:353,416人 / 31公演 / 11,401人
26. KinKi Kids:339,563人 / 8公演 / 42,445人
27. ももいろクローバーZ:297,421人 / 34公演 / 8,748人
28. RADWIMPS:283,254人 / 21公演 / 13,488人
29. 星野源:280,198人 / 22公演 / 12,736
30. V6:276,000人 / 21公演 / 13,143人

 

https://www.barks.jp/news/?id=1000151196

 

 

 

 

そもそもライブ市場が右肩上がり

日本国内のライブ公演数の推移も調べてみたんですが、

凡例

会場規模別公演数

 会場規模別動員数

 一般社団法人コンサートプロモーターズ協会調べ

www.acpc.or.jp

 

公演数、動員数ともに国内全体が右肩上がり。安室さんの公演数が増え気味なのも当然と言えば当然なのかもしれません。

 

とはいえ、好みが多様化し競合が増えているこの時代に、動員数を増やしていける安室ちゃんがすごい っていうのは間違いないと思います。

 

 

 

そもそもなんでライブ・コンサート市場が成長しているかって考えると、CDが売れなくなったのが原因ですよね。(たぶん)

 

90年代=もっともCDが売れた時代の象徴だった安室奈美恵が、ライブで稼ぐ時代の幕開けと共にライブアーティストとしての地位を確立していったっていうの、なんかすごいなと思います。

 

これ、アーティストとして2つの方法で売れる、2つの環境に適応してるっていうわけで、世紀を跨いでも売れ続ける人たちってきっとそれが強みなんでしょうね。これ、そういうアーティストたち(B'z、ミスチルラルクなど)の経年変化と比べてみると面白いのかもしれない。誰かやってください。

 

安室さんは低迷期とか揶揄されてる中でそれをやってきたから本当に凄まじい… なんか、安室奈美恵がこの時代あの場所に生まれてきたの、ほんとうに天に仕組まれたとしか思えなくなってきた涙

 

 

 

 

※蛇足な続編

 

ursidae.hateblo.jp

 

 

20170918_沖縄旅行4日目 久高島

沖縄ライブ翌日、余韻に浸るのも悪くないと思ったけど、せっかく来たんだし一人でも楽しめそうな観光スポットとしてそこそこ有名そうな久高島(くだかじま)に行ってきました。

 

まず、国際通りから路線バスにて安座真港へ。

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セザワ気分だね。左後方座席すかさず座るよね。そういえば安室ちゃんセザワやらなかったね。

 

いや本当に一昨日と昨日は夢みたいな時間だったな。現実だったのかな…

 

1時間くらい揺られて安座真港に到着。途中のサトウキビ畑よかったなあ。

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↑これは関係ない道端の漁船(こういう写真がすきです)

 

安座真からフェリー。つーか乗客に一人の人いないじゃん!一人でも楽しめる観光地だって言ったじゃん…

 

そんな感じで20分くらい乗ると久高島。

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真新しいテトラポッドが整然と並ぶ久高の港。こういうの好きですねはい

 

 

お昼食べてなかったのでお食事。港近くに3~4軒食堂あり。

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ごはんおいしかったな!観光地の適当に作られたご飯じゃなくてちゃんと美味だった!(本当に食レポができない)

 

ていうか

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この島…

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人より猫の方が多いかもしれない

 

 

 

自転車レンタルをして島を巡るよ~

幅3㎞くらいの小さな島なのである。

 

ここ

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本当に自転車で進んでいいの????

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大丈夫????

 

なんか脇の林が薄暗くいし、人いないし、かと思えば畑にいきなり人が現れるし(地元の方すみません)ゾクゾクする。

 

怖いなぁ~~いやだなぁ~~~~と思いながら漕いでると

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海が見えた!

 

何気に今回初の砂浜。OKINAWA…

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魚眼もうちょっと活用したいなあ 

 

適度に潮風を感じたらサイクリング続行。

 

お~ よき…

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この光景タイトル付けたい。「浮かぶ」「浮遊」とかそんな感じかな

 

お墓エリア。失礼します。

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こういう琉球のお墓ってみんな同じ方角を向いてるんだよね。何か意味があるんだろうね。

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民家の集まる集落っぽいところに出た。

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異国情緒がすごい

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おお…

 

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いい…

 

 

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ここは本当に…日本…?

 

途中、久高島に暮らしてらっしゃるであろう親子を見かけた。お子さんが三輪車に乗ってた。当たり前だけど普通の人だった(笑) そりゃそうだ。観光地である前に暮らしの場なんだよね。

東京暮らしの私はこの風景をエンタメとして勝手にエモ爆発してるけど、これは地元の人にとって何の変哲もない日常なのである。世の中にはいろんな日常がある。画一的だと思っていた日本の中にですら、こんなに違う日常が同時に存在している…(さらにエモ)

 

1時間半くらいうろうろしたら船で帰ります。17時くらいが最終便。

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いや~よかった…

 

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水平線ギリギリに埋もれそうな、船と久高島

本島に戻る。

 

また1時間ちょいかけて那覇に戻ります。

 

まあタワレコ来るよね。

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このポスター売らないのですか…(写真下手かよ)

 

 

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いや~ありがたい。

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感謝を込めてイヤホンなどを買いました。(安室作品買えよ)

 

ライブの余韻に浸りながら巡る旅、とてもようござんした。この日のみならず、9月15日~18日、人生の中でもすごくふわふわした夢みたいな4日間だった。

Twitterやらでライブの感想を共有したり、25年間の歴史を見つめ直したりしながら一人沖縄を巡るって、なんだかすごい。ライブの日の夢のような瞬間と、久高島での現実感のない感覚がシンクロしてこの日は特にそういう気分だったな。

 

情けないし申し訳ないんだけど、安室ちゃんのコンサートを幸福ムード100%で観られることはもうないのかもしれない。そう考えると、本当にかけがえのない4日間だったんだと思う

 

アムラー時代をスルーした平成生まれにも安室ちゃんとの思い出を語らせろ

 

引退発表から数日経ち、ワイドショーや新聞を不思議な気持ちで眺める日々です。たいへんしんどい。

 

いろんなメディアでおよそ好意的に取り上げられるのは嬉しいけど、気になるのはどいつもこいつもCAN YOU CELEBRATE?やらドンワナやら…

いや、もちろんそのあたりの曲も好きよ?沖縄で普通に泣いたりカラオケで感極まったりするよ?

 

ただ、90年代の偉業ばかりを褒め称えて00年代をスルーされるのは悔しくない?

いきなりアムラー世代出てきて「私たちの安室ちゃん」みたいなこと言っててズルくない?

 

アムラーより一回り年下の私たちが好きになった、00年代の安室ちゃんも語らせろい!

 

ということで個人的な(本当に個人的な)安室ちゃんとの思い出を綴ってみた。

 

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①楽曲を好きになる 

 

2005年当時中学生の私にとって、正直、安室奈美恵は過去の人でした。

アムラー」「厚底ブーツ」の人で、すごく有名で、そういえば妹がお遊戯会でNEVER END演奏してたかも…とかそれくらいの認識だった。

 

当時の中学校の教室ではオレンジレンジBUMP OF CHICKENが大流行で、ギャルっぽい女の子はあゆを聴いていた。私はそういった歌手に加えてDefTechやBENNIE K宇多田ヒカルBlack Eyed PeasBoAなど。今思えば聴きやすいブラック系ミュージック、みたいなのはこの頃から好みだったみたい。

 

地元では女子中学生の遊びなんてカラオケかボーリングかプリクラくらいだったので、私も例に漏れず友達とよくカラオケに行っていた。

 

ある日、カラオケに行くと友達(ダンスとか習ってるオシャレ系ギャル(※浜松基準))が安室奈美恵を歌っていた。多分SO CRAZYだったかな?

そのとき、全然NEVER ENDっぽくないじゃん!と思ったのが安室楽曲を初めてまともに認識した感想だったと思う。PVもなんだかチョイ悪だし、ヒップホップっぽいし、思ってたよりカッコイイ路線なんだ~へ~。 くらいだけど。好感度はちょっと上がった。

 

ところがその友達とカラオケに行くとけっこう頻繁にWANT MEGIRL TALKを聴かされるのである。どれもこれも新しいし、聴きやすい。モッタリしてない。

そのうち安室奈美恵、ひょっとして普通にカッコイイのでは??」と興味が増し、中3の夏にQueen of Hip-Popを借りてしまったのである。

 

Queen of Hip-Popで受けた衝撃を一言で表すと「しっくり来る」かもしれない。

 

「しっくり」と「衝撃」って相反するようだけど、「しっくり来る加減」が尋常じゃなかった。楽曲のテンポ・スピード感、それでいてほどほどのメロディアスさ、日本語と英語のマッチ具合、ハモリの重なり方、全てがほどよい。そんな曲が安室ちゃんのクセがなく安定した歌声でまとめられていて、ゴリゴリすぎずモタモタすぎず、かゆいところに手が届く?みたいな感じ。

 

この時から、安室奈美恵は「私の好きなアーティスト」というカテゴリに入った。

 

その後STYLEも借りてみたけどQueenほどはピンと来ず(笑)。(今は大好き) でもPut’em UpIndy LadyNamie's Styleはよく聴いていて、めちゃくちゃクールじゃん!というイメージはさらに強くなった。

 

それでもQoHP以降のシングルはチェックしていて、しかもどの楽曲もかっこいいなあ、おしゃれだなあ、と思ってYouTubeで見ていた。(YouTubeが当たり前のように使われ出すのはこのあたりの2006年前後だった気がする?)

 

シングルは買わないものの(すみません)安室ちゃんブランドへの信頼感はどんどん大きくなっていき、PLAYの発売シーズンを迎えるのでした。

 

②パフォーマンスに興味を持つ

 

2007年、高校1年生になった私はPLAYの宣伝でTV出演する安室ちゃんをチェックしていた。PLAYを買うかどうか、TVを見てから決めようと思っていたため。

当然買いたいとは思っていたんだけど、月4000円の小遣いでCDアルバムを買うというのはなかなかの一大決心…でもMステのHIDE&SEEK、うたばんでのHELLOを見たらもう買うしかねぇ!!とあっさり購入決定。

やっぱハイシーの衣装と曲のマッチングが素晴らしすぎたんですかね。Sっぽさを前面に出したハードなカッコよさ、いっぽうHELLOのスマートさにもやられた。

そしてこのあたりから、安室ちゃんは目で楽しむものなんだという意識が出てくる。

 

PLAYを買ったときも歌詞カードを舐めるように読みながら延々リピート。QoHPで感じたしっくり来る感はそのままに、さらにキラキラしていて素敵だった。ベビドン→ピンキーの流れにどれほど感動したことか

 

PLAYツアーも行ってみたいと思ったけど、安室ちゃんのライブってなんとなく敷居が高そう…と思い諦める。人生最大の過ち。

 

そういや当時PLAYジャケ写を見た母に「この人ムチとか持ってるけど大丈夫?」と怪しまれたことを思い出す(笑)いったい何だと思われたのか 

 

60s70s80sがリリースされた頃は、うちの高校でも安室ちゃんかわいいね!かっこいいね!という認識が共有されていたように思う。ヴィダルまじ感謝。

隣のクラスのAちゃんやBちゃんも安室ちゃん好きらしいよ!という情報を私もなんとなく把握したりされたり。

 

③ライブに行く

 

そんな中でBEST FICTIONの発売。

 

今度こそライブに行きたい!と思いファンクラブにも入れないながらも必死にエコパ公演をゲット。だが非情にも、公演当日の日曜日に練習試合が入ってしまい涙にくれる私と友達(テニス部同期・音楽の趣味が合う)。今思えばサボりゃよかったのにムダに真面目…

いや、土曜公演のチケットを取れば大丈夫だ!とビビりながらもチケ〇ト流〇センターで取引し、土曜のチケットをゲット。やった行けるぞ!ということで日曜のチケットは上記のAちゃんBちゃんに譲る。

 

そして忘れもしない2008年11月15日ベスフィクツアー静岡公演当日。

あと〇時間!とか昼の部活中大声でカウントダウンする私たち。普通に迷惑です。テニス部ジャージを着たまんま会場に向かったり、チケット忘れてないか何度も何度も確認したり、特に急ぐ必要ないのに愛野駅から走っちゃったりね。若い~

 

そして開演。Do Me Moreのイントロで、幕が開くときのあのドキドキですよ。ヒトって本当にドキドキすると呼吸乱れるんだって知ったよね。

幕が開いてからも、とにかく魅了されっぱなしだった。花道を歩いてくときのかっこよさも、ニュルやホワライでのありえんかわいさも、トプシクでの圧倒的激しさも。今まで見てきたコンサートとは別格。

あまりに踊りすぎるから、見ているこっちがハラハラするんだよね。あんな緊迫感のあるショーは生まれて初めて。

 

余韻がすごくてすごくて、エコパ公演明けの月曜日は、学校の廊下でAちゃんBちゃんも含めて4人で語り合った思い出。

今思えば「安室ちゃん=かわいい」と強く意識しだしたのもベスフィクツアーだった気がする。遅ぇよ

 

そしてその後ファンクラブに入ったりファンサイト巡りをしたり、どんどん安室奈美恵ファンとなっていくのでした。

壮絶な人生とか、ストイックな性格とかを知るのもファンになった後だったな。

 

そういえば安室ちゃんって90年代も活動してたんだった、と気づいていろいろ漁るのはその後のこと。しかもその時はTK曲聴いても全く良いと思わなかった(すみません)。

昔の安室奈美恵さんは、私の好きな安室ちゃんとは別人だと思うようにしていたのである…

 

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こう思うと私が好きになった安室ちゃんとは、「時代を背負う歌姫」である以前にただただ単純に良い楽曲の提供者であり、ビジュアル含め素晴らしいライブパフォーマー

 

「むちゃくちゃCDが売れた」「女性の生き方に影響を与えた」、ワイドショーでいろんな現象について伝えているけど、それはただの結果であって、私にとって(&きっと安室ファンの何割かにとっても、)安室奈美恵の根本は音楽性の優れた良質なアーティストっていうそれだけなのだと思う。

 

「時代を背負う歌姫」の座が宇多田・浜崎に移っていた時代でもその要素はずっと変わらなくて(むしろこの時に強まったのかも)、そのおかげで私(たち)は安室奈美恵に気づくことができた。

 

沖縄のあの感動ももちろんアムラー時代あってのものなんだけど、なんというか、00年代に離れた元アムラーより私たちの方が安室ちゃんのことわかってるんですけど?! という感じで張り合いたい。(?)

 

何が言いたいかわからなくなってきたけど、とりあえず、

もっと00年代の曲取り上げてください>マスコミ

 

安室ちゃんの25年間ありがとうございました

 

※レポではない

 

↓ 開催前の私

 

 

 → 結果、愛と感謝が溢れました。(大真面目)

 

 

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つくづく安室ちゃんの人生って、よくも悪くもドラマや試練に溢れているなと思う。20thの台風中止、25thの台風ギリギリ回避→晴天、っていう今回の状況もそう。さらにキャリア25年の間には、人気絶頂期からの人生のどん底を味わって、いつ辞めてもおかしくない状況だってあった。

 

 自分じゃどうしようもない災難にたくさん見舞われた… けどその反面、 自分の才能で引き寄せられるものは確実に引き寄せてきた。それが25年間走り続けてくれた背景にはあるんだと思う。

 

 

 

 

ここまでどんな道を歩いて25周年にやっとたどり着いたかを 考えると、ルックスに恵まれる&マキノ校長の目に留まる機会まではまあラッキーだったとして、そこから

「歩いてでもアクターズに通い誰よりも練習する」

「歌とダンスが自分の生きる道だと確信を持つ」

というのは彼女自身の力で、そして

 

TKとの出会い

同性からの支持

VERBALや今井了介氏からお声がかかってスイシーが始まる

Nao'ymtやミチクラ夫妻の起用、etc.

 

↑この辺はそういうストイックさが引き寄せた、必然的な部分(運の良さも多少あると思うけど) だと思うんだよね~

 

 

 

(※以下ネタバレあり)

 

 

 

そうやって実力ゆえにファンやクリエイターたちの期待を背負ってしまって、なんなら国(サミット的な意味で)まで背負ってしまって、苦しさもきっとあったんじゃないかな…それでも私たちにとってのヒーローでいてくれているんだこの人は…まぁパンピの私には計り知れないけど…

 

…みたいなことをNEVER ENDの 生きてかなきゃいけない涙の日でも~ あたりで考え、勝手にしんどくなっていたらHeroがきたので死にました。

 

 

Hero、2016年でもなお安室奈美恵がみんなの安室ちゃんでいるっていうことを示してくれた曲だし、25周年ライブのラストに持ってくるだなんてなんか立ち位置がすごい。

そしてそこからの花火である。愛と感謝でしょ…

 

 

 

そもそも私が安室ちゃんを好きになったのは、いちおう純粋に音楽が好きだったから…だったんだけど、ここ数年、私の中でアーティスト→アイドルとジョブ拡張してしまってる。

そして今回のライブ(を含めたいろんな出来事)で、アーティスト兼アイドル兼ヒーロー となってしまいました。一つ上にシフトしてしまった。これがエスカレートすると宗教になるのかもしれない、危険

 

しばらく健全にファンでいたいので、ちょっとダメなとこあるくらいがちょうどいいのかもしれないね。グッズとか。

 

 

20170915_沖縄旅行1日目

 

14日夜------------------------------

 

那覇到着・即奈美恵だったので早速号泣。貼り付け作業中でした。

台風でナーバスになっていた私、公式サイドは中止する気今のところないぞ、、、!と勇気づけられホテルに行く。気象情報より何よりこういうのがいちばん元気になります。

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15日--------------------------------------

 

朝、急きょレンタカー借りてガンガラーの谷へ。

那覇から車で40分程度。基本ペーパーなのでけっこうびびる。

 

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森と洞窟、木漏れ日のコラボがいい感じ。

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↑ こういうの見るとダレンシャン(児童書)の5巻「バンパイアの試練」を思い出す。

 

魚眼で撮ってみるとなんかグロい!腸内みたい(笑)(※見たことない)

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トレッキングツアー開始。

その名の通り谷なんですが、かつては巨大な洞窟だったものが天井が崩れて谷となったらしい。そのさらに昔はここは海だったとのこと。この地域を形成している琉球石灰石とはサンゴのことだそうな。

沖縄はどうやら本土よりダイナミックな歴史をお持ちらしい。地層・地形の歴史って興味なかったけど面白いのかも

 

よい枝ぶりだ

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↑ ランタンもって谷の中の洞窟へ。男性の神様(モロな象徴)の鍾乳石があった。

 

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↑ 精神年齢14歳男子なのでこういう旧軍施設っぽい画が好き

 

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どんどん進んでいくと崖に挟まれた狭いスペースにでっかいガジュマルの樹

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あまり樹齢の長くない(平均100~200年?)ガジュマルにしてはかなり大きい方なんだそう。

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↑ 垂れているのはガジュマル自身の根っこで、これが新しく伸びたり古い方が枯れていくことの繰り返しで、樹が歩いているような振る舞いをするらしい。

寄生してる別の植物なんだと思ってた…

 

ちなみにガンガラーというのは洞窟に石を投げ入れたときの擬音からきているのだそう。沖縄に限らずローカルな固有名詞というのは擬音由来のものが多いんだって。

 

 

港川人という猿人がここで発見されたらしいんだけど、日本列島における人類の辿った道のりを調べるうえでとても重要なキーとなるのだそうです。

ガイドさんも面白い方で、人類史、地形史に興味を持つことのできたトレッキングでした。よかった~。全然関係ないけど銃・病原菌・鉄とか読みたいね。

 

 

お昼はガンガラーの近くの有名?なおそばやさん屋宜家

建物がとても貴重なものらしいです。

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やさしい味でおいしかった。(語彙)  余裕で完食。

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↑ ひめゆりの塔にて。

たしかにこう見るとそのへんの岩石ひとつ取っても本土のものとは違う気がする。

 

ひめゆりの塔、写真は撮ってないけど本当にずっしりくる施設だった。

ひめゆり学徒隊の方たちの証言を聞けるブースがあるんだけど、銃弾の飛び交う中を友人と手を繋いで逃げていたのに、手を繋いでいた友人だけ銃弾で亡くなってしまった、、などといったお話で相当しんどくなってしまった。穏やかなイメージのある沖縄だけど、ここには絵画でしか見たことのないレベルの本当の地獄が存在していたんだね。当時精神をやられた人たちもいたそうだけど、私がそこにいても発狂するか自殺しているかのどちらかだと思う。

 

あと、物理的な怖さだけでなく当時の教育の恐ろしさも見えた。

あんな戦地に進んで向かわせるような洗脳が国によって行われていたなんて、しかもそれを国民は常識として受け入れていたとは。今の私たちが受けている教育も、未来の人から見たら狂ったものなのかもしれない、という可能性は否定できないんだよね。ちょっとぞっとした。

 

 

その流れで平和祈念公園へ。

ここはとにかく戦地の写真がえぐすぎた。民間人も巻き込んでの戦争、というか殺戮。日本兵によって殺された沖縄の方もたくさんいたそうで。

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石碑の物量・重さと今の穏やかな海との差に不思議な気持ちになる場所でした。

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夜はアムラーだから…ではないんだけど国際通りステーキハウス88へ。

国際通りステーキハウス88ありすぎでしょ。フォロワー氏と待ち合わせしてたのに2回違う店舗に入ってしまった。

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コスパがとってもよかったです。2000円でこのステーキとサラダライススープがつく!

 

さあ明日はいよいよ25周年ライブだ!