わりとこうアムログ

宇多田ファンだけど結局安室ちゃんについて考えたり調べたりしたことを記録する羽目になった    「宇多田ファンによるアムログ」と同じ

2005年~第二の黄金期確立の安室ちゃんまとめ

 この記事の続き。

ursidae.hateblo.jp

 

 Best Fictionの大ヒットで現在の地位を築くまでの過程まとめ。

 

■ALL FOR YOUが地味にヒット / 新規ファンの取り込み

男性アーティストが強かった時代ですね。歌姫枠ではこうださんがブレークしかけ、BoAもかなりヒットしてる時。大塚愛ブレイクもこのへん?宇多田浜崎は強いものの、歌姫枠が2強→多様化しかけていたのかも。

と、よく見るとここでALL FOR YOUがちょいヒット。タイアップ効果でしょうか?それを機にGIRLTALKWANT MEもリリースもそこそこヒット。時代を味方に付け始めます。

完全に憶測ですが、ここで食いついた人は「アムラーではなかった人たち」が多いのではないでしょうか?(私がそう)。

このアーティストかっこいいな!→え?安室ちゃんだったの?

って感覚のリスナーが多かったのでは。

 

 

■Nao'ymtプロデュース / Hip-Pop確立期

ガルトやウォンメでいいじゃん!となった安室さんとリスナーは、洋楽っぽいかっこよさ+J-POPの聴きやすさの黄金バランスを求めるようになり、Nao'ymt氏のQueen of Hip-Popを冠したアルバムはSTYLEの2倍売れるヒットに。

ちなみに当時のNaoさんのお言葉。↓

 

そんな彼にとって転機となったのが、まさに安室の『Queen of Hip-Pop』だったそうで、デモ・トラック集に収められていたトラックを気に入られたのがきっかけとのこと。彼いわく安室は「新しいものに対するアンテナが確か」で、互いにアイデアをやりとりしながら正解を導き出していくということだが、最初の仕事の時点から彼女の耳の確かさには驚かされたのだという。

「当時のR&Bはトラックがシンプルなほど格好良いという流れがあって、デモ段階では本当にシンプルな構成のトラックでした。ただ、日本のマーケット的に〈もっと派手に、音数を足して〉と言われるのが常だったので、音を足したものに改訂しておいたんです。そうしたら、それを聴いた安室さんから〈前のシンプルなほうが良かった〉と言われ、〈わかってくれる人がいた!〉と驚きと共に嬉しくなったのをいまでも覚えています」。

 

QOHPを引っ提げたSoHPツアーでも踊り倒し、2004年から見ていた人は一生ついていきますってなったかもしれないですね。

 

■2005~2007年:ミチクラ夫妻&Nao'ymt 2強時代 / ブランディングの成功?

キャンスリやベビドンでもカッコよさ+聴きやすさのバランスは崩さず、ここからPLAYまではミチクラとナオさんに提供してもらう時代が続きます。

さらに女性ファッション誌への露出で、ファッション性(私服はともかく)、ルックスのハイレベルさを再認識する女性も多かった。ストイックさを感じさせる体型や出しゃばらない性格からも、非アムラー世代に安室ちゃん=曲カッコいい+本人かわいい(+品がある)のブランドイメージが醸成されていったのでは。 

 

特に「品がある」という部分で他のエイベ系歌姫とは差別化を意図してたかもしれませんね。(当時こうださんの人気絶頂:12週連続リリースなど)

このへんはVISION FACTORYの手腕でしょうか。

PLAYリリース時もそれらを遺憾なく発揮し、GENIUS 2000 以来のオリコン1位に返り咲き。

 

 ■2008年:ファッション、ミュージック、ヴィダルサスーン

そして再ブレイクへの決定打となったヴィダル様のCM。

「ファッション、ミュージック、ヴィダルサスーン」を地で行く、映像×音楽のハイレベルな融合・CM投入で安室奈美恵=「見る音楽」の人、というイメージは確実に。

「時代を映す鏡である音楽・ファッションで60s70s80sをフィーチャーする」というコンセプトと「安室ちゃん」のイメージがガッツリ合ったんでしょうね。安室ちゃんの前髪パッツンはけっこう世間の印象に残りました。誰だ企画した人。幸せになれ・・・

NEW LOOK、 ROCK STEADY、 WHAT A FEELINGの楽曲自体のクオリティも素晴らしかった。ここはミチクラ夫妻と大沢伸一

 

 

 

■2008年:BEST FICTION発売

ヴィダルの追い風を受け、満を持してベストアルバム発売。

「共感」「リアル」な歌詞がもてはやされていた時代にあえて「フィクション」と言い切ってしまっているのが安室さんらしい。

「媚びずにやりたいことをやり続けてきた」というキャリアに支持が集まった

+DVDに全曲のPVを付け映像需要をバッチリとらえた

のがよかったのか、6週連続オリコン首位という快挙でした。

 

 ■まとめ:安室奈美恵は他人に力を借りるのが上手い

こういろいろ振り返ってみると、安室さんって本人の才能はもちろん関係者に恵まれまくっていると思うんですよね。

小室さん、ダラス、VERBAL、今井了介、ミチクラ夫妻、Nao'ymt、VS、、、

優れたクリエイターを見つけることに長けている

 + 作詞作曲等はプロに任せるという方針を貫いたのもよかった。

 

どん底から這い上がってきた根性、

かつての女王のもとに集まる才能豊かなクリエイター陣、

さらにそこに集まる有能なプロモーター、

全てが上手くかみ合って大成功を収めていったところに運命・ドラマを感じてしまうめんどくさいオタクなのでした。

 

 

Fantomeウィークの渋谷を覗いてきた

ルミネマンの宇多田カフェ行きがてら、

Fantome発売に沸く?渋谷の街をぶらっとしてきた。

 

スクランブル交差点f:id:ricky_au:20161009125731j:plain

この場所ほんとフォトジェニックだなあ。日本の大衆文化の真ん中で凛と存在感を放つFantomeさん。素敵。

グリコビジョンでもサントリーの道のCMかかってました。

 

安室オタ的にはこれも思い出してしまうよね~

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日本のポップを背負って立つ者はやはり渋谷に降り立つ運命?

 

 

■渋谷マルイ

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■渋谷TSUTAYA

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何人おるねん・・・・

 

■ルミネマン cafeマンドゥーカ

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ごはんは普通のおしゃれカフェごはん。

全部は写真撮ってないけど予想以上に宇多田祭り。

新作はじめ歴代PVをフルで流していてくれてオタトークが捗った。

(「Wait&Seeのヒカルかわいい」「諸行無常」「光ヤバイ」など)

 

■渋谷タワレコ

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ツタヤ以上に愛を感じる・・・

CDや音楽に関わる人ほど宇多田ヒカルの復帰は感慨深いのだろうなぁ。

そしてまんまとPMC(宇多田ヒカル特集)を購入。

 

■おまけ:広告代を調べてみた

スクランブル交差点:2週間で550万

グリコビジョン:1週間で42.5万

マルイ広告:2週間で400万

カフェコラボ:不明

 

渋谷展開(カフェ除く)だけで1000万円以上。

Fantomeの売上3300枚分ですね。

CDアルバムの利益率がどんなもんか知らないけど、初週25万枚売り上げてることを思えばヨユーでペイできている・・・のかな・・・?

 

Fantome感想メモ

桜流しと真夏の通り雨については感想を言語化する術を持たないので割愛。

 

・道

「悲しい歌もいつか懐かしい歌になる」というくだりはFirstLoveの「新しい歌歌えるまで」を彷彿としてしまう。「you are my everysong」とも言っているように「歌」っていうものは宇多田さんにとって表現手段以上の何かのように思えるなあ。思い出・人生の一区切りのような意味合いなのかも。

一人でいても「こんなとき あなたならどうする?」って考えてしまうの、究極の依存orリスペクトだと思う。

 

イントロのアレンジ、ダンスミュージックっぽい。安室ちゃんか大知くんとコラボしてくれないかな~

 

 

・俺の彼女

「俺の彼女はそこそこ美人 愛想もいい」という日常口調をそのまま詞にぶち込む宇多田節全開。一人二役のボーカルをこなしコミカルな曲かと思ったら後半のドラマチックさ・・・!ストリングスがめちゃくちゃいい・・・

男女って永遠にわかり合えないんですよね。You Make Me Want To Be A Manに通じるものがあるかしら?でもこの曲の方が女が男側をなじっている(?)感があるかも。

エヴァの加持さんが「『彼女』という言葉は彼方の女と書く。男にはとうていわからない生き物なのさ」(うろ覚え)とシンジくんに諭すシーンを思い出してしまうw

それでもカラダよりもっと深くわかりあいたい、と願っているのが切ないけど希望のある2人というか。・・・ますますエヴァっぽいなぁ(笑)

 

・花束を君に

世間では(というかたぶん実際に)お母様との別れの曲、ですが個人的には花嫁を送り出す親・友人の曲(笑)。

今年は本当に結婚式が多かった・・・結婚ってもちろんおめでたいんだけど、送り出す側からしたらある意味別れでもあるので、超個人的にはMaking Loveの延長線にある曲。

 

「言いたいこと 山ほどあるけど 神様しか知らないまま」

「今は伝わらなくても 真実には変わりないさ」

言いたいことは伝えきれないまま別れを迎えてしまったけど、伝わらなくてもいいや、涙色の花束にただ託そうという。聴くたびに泣いております

 

 

・二時間だけのバカンス

PVチラ見した私「いやいやこれを百合と決めつけるのは早計・・・」

フルで見た私「どう見れば百合じゃなくなるのか知りたい」

 

ヒカルさんと林檎さん、人妻不倫百合が似合いすぎてどうしたらいいのかわからないし、J-POP界を背負ってる女性ソロ2人が満を持してタッグ組んでるのも熱いし。

インタビューなど読むに宇多田ヒカルのカムバックを最も待ち望んでいたのは椎名林檎なんだろうな、と思わせられるのでまた格別のコラボですね。

 

「足りないくらいでいいんです 楽しみは少しずつ」

というフレーズが逆にエロさを醸し出していていいね。宇多田らしさもあって好き。

 

 

 ・人魚

聴くたびに え・・・・死ぬの・・・・・?と思ってしまう。此岸と彼岸の境目というか「水面」も三途の川にしか思えなくなってきた・・・

 

「黄昏が胸の奥滲んで染みる」けど

「東の空から聴こえる」何かに呼ばれているから、

まだ(海へは)「帰れぬ」(還れぬ?)

   ↓

西=海側=死んだ人のいる場所

人魚=海へ誘う幽霊的な存在

東=陸?=この世

 みたいな図を思い浮かべながら聴いてる。亡くなった人を求めてしまう気持ちを一番強く感じる。Fantomeというタイトルをいちばん地で行く曲だと思ってます。

 

 

・ともだち

本人公認、同性愛者の人がストレート相手に片想いしてしまったという曲。

軽妙な曲調とか「いやそれは無理」の自嘲気味な感じとかで諦めはすごくわかるんだけど、

「キスしたい ハグとかいらないから」「今すぐに触りたくて仕方ない」あたりの生々しさ、「持っていけばいい 墓場に」でぐっと重くなるアンバランスさよ。

 

ちなみにご本人は両刀なんだろうなと勝手に思ってます(笑)

 

 

・荒野の狼

ちょっと世の中を斜に構えてみてる感じ。なんとなーくInMyRoomを思い出す。

世間を傍目に二匹の狼は月夜舞台・・・

ヘルマンヘッセ読んだ方がいいかな。

 

 

・忘却

「いつか死ぬ時 手ぶらがbest」に尽きますね。

カヲル君じゃないけど生と死が等価値というか・・・

 

なんだか和の雰囲気を感じるのは、宇多田パート

「熱い唇  冷たい手」「言葉なんか 忘れさせて」

と7文字・5文字のパターンでずっと歌ってるからかしら。

 

 

・人生最高の日

忘却と桜流しの間にこんな軽快な曲が・・・・(笑)

「もうとまんないもうとまんない」などの繰り返し、韻の踏み方が心地いい。

しかしこのアルバムの中にあると素直にこの曲の明るさに身を任せられないというかwこの楽しさも一時の夢・・・?みたいな気持ちに・・・(笑)

 

宇多田ヒカルと諸行無常

宇多田カフェに一緒に行った友人が、曲聴きながらずっと

諸行無常・・・・諸行無常・・・

とブツブツ呟いていたんですが、私も宇多田作品に仏教ネスは常々感じていたので少しじっくり想いを馳せてみた。

 

ちなみにwikipedia先生によると諸行無常とは

仏教用語で、この世現実存在はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないことをいう。

だそうです。

 

 

このへんを踏まえて特に諸行無常度高めな曲を挙げてみた。

 

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■「風の前の塵に同じ」 Travelling 

平家物語の引用な時点で言わずもがなですね。「仕事にも精が出る 金曜の午後」と花金イエーイ!な曲なのに、あんな鮮やかなMVなのに、諸行無常の代名詞を前面に出してくるのがすごい。楽しい時間にも終わりがある・・・(終わりがあるから楽しいとも言える)

 

■「少しケガをしたって まぁいいんじゃない」 Kiss&Cry 

どうせ時間経ったら治るしさ。(結局最後には死ぬんだしさ。)という比較的ポジティブな諸行無常。普段何気なく使うけど、「まぁ」って言葉、ちょっと諦めが入ってませんか?

 

■「さようならの後も解けぬ魔法 淡くほろ苦い」 Flavor of Life 

「淡い」もですが「ほろ苦い」って形容詞、形あるものが崩れて融けていく様子を思い浮かべてしまうので。チョコレートみたいな。それが「解けぬ魔法」というフレーズの直後に来るのがね。

それにタイトルが「Love」などでなく「Life」ってのも諦観、俯瞰を感じる。

 

■「大きな看板の下で 時代の移ろいを見ていたいな」 

■「ずっと前に好きだった人 冬に子供が産まれるそうだ」 Passion

大きな看板って何でしょうね。商業主義の象徴?それとも宇多田ヒカルという超有名歌手のこと?そういった世俗と完全に離れることはできないけど、付かず離れずで移り変わりを見ていきたい・・・・とか?いや~兼好法師っぽい(?)

「ずっと前に~」も時間の不可逆性を感じる1節。

 

■2006年のツアーUTADA UNITEDのモノローグ

空気の音
水の音
砂の音
私の上を流れていく粒子の音
私の中に流れている血の音
小さなものがどんどん繋がっていく
大きくなる
大きなものがさらさら崩れていく
小さくなる
消える
現れる
消える

まさに万物流転というか・・・

人間=粒子が集まった構造・集合体である、という考え方が宇多田作品の根底にあるような気がします。生物の細胞をモチーフにしてるPVも多いし(主に紀里谷作品)。砂漠好きだし。

生物個体としての構造は保ちつつも、実はひとつひとつの細胞は常に入れ替わっている・・・みたいな生命観(というか事実)がね。

 

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とまあ比較的最近(?)の作品で諸行無常を感じることが多いんですが、なんだかんだ

Time will tell 時間がたてばわかる

デビュー時(15才)で歌ってるのがいちばんヤバいなと思うのでした。

 

 

 

 

宇多田新作を迎える複雑なファン心理と小学校国語

祝・宇多田ヒカルFantome発売まで残り3週間!

 

それにあたってちょっと不安なことがあります。

 

宇多田ヒカルの楽曲を受け止めなきゃと強く思い過ぎて、逆にちゃんと受け止められないんじゃないかということ。
 
ちょっと初めて感じるタイプのファン心理なんですけど。
 
「私は宇多田ヒカルの楽曲を好きにならなきゃいけない」「彼女の歌詞に心を揺さぶられる感性こそ正しい」という正解ありきで考えてるんでしょうね。変な気持ちで新作を迎えてしまうような気がする。
 
 
私は思春期真っ盛りに宇多田ヒカルを好きになり、彼女の言葉や音楽にわりと人格を作られてきたと思ってます。いやほんとに・・・
 
そこそこ私の人格が完成した(?)18歳の夏、宇多田ヒカルが公の活動休止を発表し、そこから私は人生の師を失いつつ、(おかげさまで安室奈美恵にどっぷりハマりつつ、)大学+院6年間を過ごしました。
 
そして本当に待ちわびた宇多田ヒカル復帰・・・
母になった宇多田さんのこれからの楽曲がものすんごく楽しみな一方で、
 
Fantomeの宇多田=私を育ててきた宇多田ヒカルか?
 
って考えたら多分NOなんですよね。
 
過去作の少女性(?)、チクチクした孤独は失われてしまっっているだろうな・・・とちょっとさみしさすら感じる。
 
 
 
・・・・・・・この、大好きな人が戻ってきたのにチグハグな気持ち・・・・・
どこかで見たような・・・・?????
 
 
と思ったら、思い出した、私これ小学校で習ってる。
小学校5年生の国語でやった「新しい友達」だ!
 
あらすじ---------------------------------------
小学生のひろちゃん。2年の空白を経て再会した親友・まりちゃん。
イギリスに転校していたまりちゃん。ひろちゃんの知ってる姿から微妙に変化してて、でも大好きだった彼女と本質的には変わってないはずなのに距離を感じてしまうの・・・と悩んでるひろちゃん。ヤバ~~~イ!超わかる~~~~!!(女子会)
と、そこにクラスメイトの坂本君がアドバイス。
 
坂本君「(まりちゃんのことを)新しい友達だと思えばいいんだよ!
私「な、なるほど・・・・・????」(半信半疑)
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過去の相手への思い入れが強ければ強いほど、変化後の姿には違和感を抱いてしまう。相手(過去)と、相手(今)はいっそ別人なのだと思った方が案外なじむのかもしれないですね。
 
小学生のときは何もわからず、この話を面白いとも思ってなかったんだけど(すみません)、今では思うところありまくり。
 
宇多田ヒカルの楽曲が変化していようとしていまいと、あまり過去の姿にとらわれず、かつ「好きにならなきゃ」なんて構えずに聴ければなぁと思います。
 
私も大人になったな

「ホール」ツアーについて少しだけ考えてみた

LIVE STYLE16-17は、2010年以来のホールツアーとなります。タイアップがバンバンつき、売り上げも好調なこのタイミングでなぜホールツアーなのか?????おかげで全然チケット取れません。

まぁでもせっかくなので、ホールならではと思う点を挙げてみた。

参考文献:Past<Future 2010

 

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・近い

(当たり前)。どの席でも近いんですが、花道もないのでアムロウォークで近づいてきたときのギャ~来た~~的盛り上がりがないのは惜しい。

個人的に、「すっごいたくさんの人にキャーキャー言われながらすっごいたくさんの人の向こう側に見える雲の上のスター安室奈美恵」の絵がけっこう好きなのでアリーナの方が好き(笑)

 

・フォーメーションより個の力で勝負

ダンサーの人数少なめ(4人+4人)にも関わらず、全員で踊る時ちょっと窮屈そう(笑) ステージを広々使ってフォーメーションで魅せる演出(例:2011NAKED、2015B who I want 2 Bは少なめ。その分、個人のダンスをじっくり追っていく演出(例:LOVE GAMEはホールの方が映えてるかも。

 

・照明がおとなしい

スポットライト(っていうの?)中心で標準的な照明演出。そういや「光の演出に力を入れたい」って言ってたの2011年からでしたね。

 

・お肌がきれい

これも照明が原因? 光が柔らかくて、奈美恵さんたちのお肌がとっても綺麗。パスチャツアー、安室ちゃんのぷにぷにしっとり感すごくないですか?恋してたからですか?

 

・階段が動かない

近年のツアーでは当たり前のように階段動いてますけど、2010年は演奏陣がいることもありおとなしめ。階段に限らず、総じて動的な仕掛けは少ないですね。

登場の仕方が限られそうですが・・・LS16はどうなんでしょう。

 

・生バンドでアレンジが多彩

MITSURUさんのドラムが好きです(泣)DoMeMoreのドラムめちゃくちゃアガるのになぁ。ベースもかっこいいし。

アリーナ(≒体育館)とは違い、そもそもホールって音を聴くための施設なんですし・・・・ねぇ・・・やっぱり生音・・・・やりません・・・??(※最近参戦したw-inds.いきものがかりの生音がとっても良かったので)

 

・セトリがマニアック

・・・・だったらいいんですけどね・・・・・まぁないんだろうな(笑)

 

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私の初LIVESTYLE16は11月東京公演になりそうですが、それまでに上記の点を元に妄想しておきたいと思います。もう参戦された方は「たしかにこんな感じだった」「全然違うぜ」とニヤニヤしていただければ幸い。

 

このタイミングでなぜホールツアーなのか?」という疑問は・・・ライブ見たら解決するんですかね。しなさそうだな。(笑)

 

 

(上記のようにホールの特徴を並べてみると、

いかにアリーナツアーが照明やフォーメーションで魅せることに力を入れていたか

を相対的に感じてしまったり。

個人的に、生バンドをなくしたLIVE STYLE2011から光と集団ダンスで魅せる傾向が強くなったように思っています。バンドレスにしたのは震災の影響だったように記憶していますが、案外それがきっかけでLIVEのSTYLE変えたんじゃない?何気に大きなターニングポイントだったんじゃない?

と考えていますが、どうなんでしょう。)

 

オタクをやってて良かった / 自戒したいいくつかのこと

先日、安室ちゃんを通じて知り合った某さんとご飯に行ったとき、安室オタクになって価値感とか生活が結構変わったよな・・・としみじみと感じたので、7年間ほどのオタク生活で感じたことをまとめてみた。

 

ちなみに私の安室オタク度は

・ベスフィクツアーからドハマり。大学時代はまるっと安室ちゃん大好き期

・ライブ参戦 : 3~6回 / 年

・20thの沖縄は現地で涙を呑み、台湾公演にも行った

Twitterで安室ファンの皆さんと多少交流があり、直接会ったことある方も何人かいる

くらいです。まあ一般人から見たら充分オタクだと思います。

 

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オタクをやっててよかった6つのこと

 

■裏方の存在を意識できるようになった

Nao'ymt氏やミチクラ夫妻はじめ、コンポーザーやコレオグラファー、ヘアメイクさんを通じて発掘できた作品も数多し。

 

■エンターテイメントを鑑賞するときの「型」が出来た

安室ちゃんのライブを長年見ていると、本人のパフォ / セトリ / 照明 / 演出 / カメラワーク等、自分の中でのチェック項目が出来る→他の人のステージでもその視点でチェックするようになるため、漠然と見ているよりも得られる感想が多い。

まあこれはステージの質が高い ( 含 ファンの欲目 ) 安室さんのオタクならではかも。

 

■アウトプットの機会が増えた

この作品、この人、このステージ、すごい!と感動したら伝えたいのがオタクの性。そのためにツイッターとか作文とか頑張っちゃう。心で感じたことをそのままテキスト表現するって何気になかなかない機会ですよね。

語彙が増えたり表現力が上がったりしたかも、若干。

 

■友達の種類が増えた

友達の人数ではなく「種類」としたのは、普通に暮らしていたら100%交わらないタイプの人と仲良くなれたから。

特に自分は温室育ちで、似たようなタイプ(同世代・社畜志向・似たようなファッション・同程度の学力etc.)としか付き合ってこなかった自覚があるので余計に。学校の友達からは絶対に出てこない意見をたくさん見れるのは楽しい

 

■(友達にはなれなさそうな)人を知れた

逆に、こんな人間案外身近にいるんだな・・・絶対仲良くなれないな・・・気を付けよう・・・という人の存在を知れたこともプラスかも。

 

■フットワークが軽くなった

遠征を通じてなんとなく国内各地の土地勘が付いたり、夜行バスの予約に手慣れたりしたので就活がスムーズだった(スムーズに内定が取れたとは言ってない)

 

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オタ活を続けるにあたり忘れずにいたいと思うこと

 

■安室ちゃんもいつかは引退する

言わずもがな(笑)

 

■趣味と引き換えに失ってるものがある

安室ちゃんのライブにたくさん行くことは本当に楽しいんですけど、もしそのお金の何割かを貯金していたら・・・と思うこともあります。趣味にこんなお金を使ってなければ、留学・研究・ボランティア等の貴重な経験が得られていたかもしれない。

 

■自分のTLは、世間から見たら異常に偏った世界である

自分の好きな要素だけで構成できるTwitterはとても居心地がいいけど、自分の「好き」がだんだん世間の「普通」だと錯覚してしまいがち。きっと私たちが思うほど安室ちゃんって世間に知られていないんですよね。

それに忘れがちだけど、同じライブに何回も行ったり1年間に何(十)万円も注ぎこんだりって普通じゃないんですよね。○○さんが10回参戦してるから5回くらい普通じゃん!って親や恋人にわかってもらうのはそりゃ無理だ。

 

■趣味はあくまでも趣味である

たまに 趣味>>>>その他 になることはあっても、あくまで学校や仕事、日常あっての非日常って認識は忘れないようにしたい。

 

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LIVESTYLE16~17のチケットがあまりにも取れなさ過ぎて(笑)、アムライブからは距離を取らざるを得なくなったんですけど、そしたらちょっと冷静に見つめ直してしまいました(笑)(社会人になったからっていうのもある。)

趣味はなるべく長く平和に続けたいものです。