6/14 アナと雪の女王
三井エルサ×町島アナの日。
町島アナの演技のトーンが変わったとTLで好評だったので楽しみに観に行ったけど、たしかに良い意味で変わっていた!
町島さん、かなりトーン変わった?イイネ…
— ニスタ (@ricky_a_u) 2022年6月14日
6/18 ノートルダムの鐘@KAAT
この作品、他の四季作品のような明るさがほぼなく深く心に楔を打ち込んでくるような凄まじさがあります。
まあだいたいの元凶はフロローなんだが笑、この人と同じような歪みは人間だれしも持ち得るものなのかもしれないね。
悪い魔女扱いされるという点ではアナ雪だって実は鐘のような結末を迎えるポテンシャルはあるわけだし、人間と怪物・どこに違いがあるのか?というのはハッピーエンドバッドエンドの紙一重さとも通ずるところがあるのかも。
音楽としてもかなり大人向き。クワイア隊を引っ提げているだけあり、コーラスの重厚さが最高である。
5月に立ち見観賞してきたときの感想もついでに貼っておきます。
フロロー→エスメはもちろんフロ→弟、フロ→カジもなかなか歪んでいるよな。
— ニスタ (@ricky_a_u) 2022年5月25日
フロローの言う愛するとは、自分が正しいと思う通りに「導く」ってことだろうか…導くって言葉が彼の傲慢さをよく表してたな
TLでよくお名前を見かけて気になっていた岡村美南さん、たしかに艶やかで歌も誠実さと色気に溢れててステキでした。
6/24 アナと雪の女王
祝・日本開演1周年!ということで観に行ってしまった。ガチ勢が多い日に行ってみたかったのだ。
1階センブロ後方と、悪くない席にも関わらず、喉を傷めてしまいたびたび咳込む(not コロナ)というド迷惑な爆弾を抱えての舞台観賞となった…のど飴・龍角散等々かなり対策はしていたんだけど周囲の方には申し訳なかった。
三井さんといえばMonsterだったんだけどレリゴもたいへんよかった!
7/17昼 アナと雪の女王
開幕姉妹ことみずぺー姉妹!!見たい! という衝動で気づいたら追いチケしていた。こういうときってモチベが最高潮の状態で観劇できるので満足度とても高い。
日によって満足度が若干上下するけど、キャストのパフォーマンス云々じゃなくて自分のコンディションの影響だな。シキチャンのキャストはいつだって最高なので…❄️
— ニスタ (@ricky_a_u) 2022年7月17日
10000回見ても瑞恵ルサ最高 回心のレリゴ
— ニスタ (@ricky_a_u) 2022年7月17日
7/17夜 ミュージカル・GALA コンサート@東急シアターオーブ
人生初のマチソワ! 岡本瑞恵エルサをマチネ鑑賞した後にブロードウェイのエルサを聴きに行くというとんでもなく贅沢な1日…
こちらのガラコン、世界レベルのミュージカルスター(ブロードウェイのエルサ役/エルファバ役、男性歌手もレジェンドたち)が集合したとんでもない布陣なのだが、キャリア的にいちばんエ?!となったのがウィレマインさん。
ウィレマイン・フェルカイック オランダ出身。世界で唯一『ウィキッド』エルファバ役を3言語4か国で計2000回以上も演じたインターナショナルなミュージカル女優。ディズニー映画『アナと雪の女王』とその続編ではオランダ語とドイツ語でエルサ役のヴォイス・キャストを務め、2020年アカデミー賞授賞式にてイディナ・メンゼルらと共に「Into the Unknown」を歌唱披露し、世界の注目を集めた。
ミュージカル・ガラ・コンサート ~10th Anniversary~ | Bunkamura
え?なんて?
と聞き返してしまうくらい多才すぎるお方。日本で置き換えてみると2ヵ国語話せるようになった松たか子氏と3ヵ国語で演じるようになった濱田めぐみ氏を合わせたって感じ?(???)どういうことなの…
とにかくそんなやばすぎる方々が終結したアベンジャーズみたいな舞台でした。推し・岡本エルサを見た後ですらヤベェ…と言葉を失うほどの歌唱力の嵐。これ以上のレベルの生歌を聴けることはたぶん死ぬまでない!と言い切れるレベル。
当時の私のやかましいツイートの一連がこちら。↓
歌ウマアベンジャーズみたいなのに来た にわかだけど歌の圧で変な声出る pic.twitter.com/GupRdo37co
— ニスタ (@ricky_a_u) 2022年7月17日
これだけ興奮しておいて言うのも何だけど、Defying GravityとLet It Goは普通に1曲ずつ分けて聞きたかったナ…笑 あまりにも有名な曲はアレンジされがちというあるある。
7/30 アラジン
初見さんに四季を布教するときの御用達・アラジン。
アナ雪と比べても曲の有名さが劣らないし派手で明るくてジーニーの名人芸で誰もが感動する!ということで重宝させていただいている。今回は私は3回目の観劇、会社の同僚を連れて行ったんですが狙い通り楽しんでくれてハッピー
メインキャストは全員わたしとしては初。小林アル、平田ジャス、阿久津ジーニー。小林さんは完全に初見。がんばらさんや一和さんなどわりと背の低め(?)の俳優さんが多かったので長身で新鮮。高身長なあずジャスと並んでも映える~
阿久津さんはアグナル役や各所のトーク映像などで知的で真面目な方という印象があったので、ジーニー姿を想像できなかったのですが、さすがプロすぎた。オフマでのアドリブもちょっと瀧山さんと違うし間の取り方も微妙に違うし、複数キャストのおいしいとこをたくさん味わえました。
平田愛咲ちゃんは日比谷フェスでのお姿がかわいすぎてずっと気になっていた存在(故に馴れ馴れしくもちゃん付け) 愛嬌たっぷりだった姿とは裏腹に案外つよめなジャスミンでした。ツンデレだしお顔もアイドル級にかわいいのでアルにデレるところで普通にときめいちゃう…///(三十路女の感想)
魔女を巡るミュージカル作品について
個々の観劇の感想メモはこんなところなんですが、各作品について思い出しながらふと考えた件について。
この3キャラクター、
「人並外れた魅力or能力を持つが故に恐れられて悪い魔女扱いされる」という共通点がありますよね。
こういうミュージカルヒロインが多い背景に、孤高な女性は歌姫のイメージと相性がよい、とかあったりするのかしら。「独白」に適したキャラクターであれば歌姫の歌唱力を活かす楽曲が作りやすそう。レリゴーがまさにそれだし。
あと、「理解できない女=悪・魔女」みたいなジェンダー観が昔(中世)は強く、おとぎ話のモチーフとして扱われやすい、みたいなのはあったりするんだろうか。
アナ雪のウェーゼルトン侯爵の
「魔法なんてろくなもんじゃない、特に女の手から放たれる魔法は」
「女2人でひっそり暮らしているなんて絶対に怪しい」
みたいな台詞はまさにその魔女狩り的価値観からきているものだと思うけど。
そして上でも書いたけど、
- 死刑を宣告されてしかも受け入れたもののハッピーエンドを一応迎えられたエルサ
- 処刑で命を落としたエスメラルダ
の運命って経緯をよくよく考えると紙一重。
この2人の運命を隔てたものって何だったんだろう。
やはりエルサにはアナがいたことが最重要尊いポイントだけど、エスメラルダにだってフィーバスやカジモドがいたんだよな。
ということを踏まえると、魔女が主役(ヒロイン)になるドラマにおいては
- シスターフッド→大団円
- 男女間のロマンス(?)→悲劇
という構図が感動を呼び起こしやすい…みたいなのがあるのかもしれない。オペラ座も魔女は出てこないけど後者にあたるよね。
※この説で言うと映画「マレフィセント」をミュージカル化しても名作になる可能性高いのでは?と思った 偉い人よろしく
このへん考えるにあたりウィキッドも重要サンプルになるのだけど、高校生のときに見たきりで、「自由を求めて」に大大大感動したことは覚えているのだけどストーリーの詳細を全然覚えていない笑
でもエルファバは「オズの魔法使い」で悪い魔女としてドロシーにやられるのだからあんまりハッピーエンドではなかった…ハズ?
エルファバ・グリンダの友情は作中で貫かれたんだっけどうだっけ?てのも忘れてしまった()ので、再演の際に改めてこの辺考えてみたい。(祝!ウィキッド2023年再演決定)