引退直前のFinallyツアー、初めて安室ちゃんのコンサートを見た人が感動していて嬉しいんですが、、、
Finallyは特殊な性格のライブであり、安室ちゃん的にはある意味抑えているライブだと思います。もっとすさまじい安室ライブがある!ということに触れていただきたい…
とはいえ安室奈美恵界隈は本人もファンもライブ狂。
シングル→アルバム発売→ライブツアー(公演数がやたら多い)→ライブ映像発売
のサイクルをほぼ1年のスパンで回しており、同程度のキャリアを持つアーティストと比べてもライブ映像の種類はおそらく多い。
しかもCAN YOU CELEBRATE?のような超有名曲を毎回歌うというわけでもなく、ライブ映像に興味を持ってもなかなか取っつきづらいのではないでしょうか。
ということで、ここでまあまあ無難な選び方を提案してみようかと思います。
①迷ったらとりあえずこの2枚
安室ちゃんのライブがすごいのはとりあえずわかった、でもFinally以外のアルバムはよく知らない…という人はとりあえずこの2択になると思います。
小室プロデュース曲にも思い入れがある人: 20thドームツアー
・全体的な雰囲気はFinallyツアーと近い。
・ファン投票で選ばれた楽曲+2012年発売のアルバムUncontrolled中心のセットリスト。
・CAN YOU CELEBRATEやSWEET 19 BLUESはじめ、アムラー世代は懐かしさで死ぬセトリ。
・とはいえ90年代~2012年の楽曲を網羅的にパフォーマンスしているので若い世代でも楽しめる。
・ゆえに、FinallyのDVD/BDをすでに持っている人は結構重複してると感じるかも。
・アンコールの入り方がとってもかわいい。35歳。
・豪華版にはフルサイズのライブCDも付いているのでとってもお得。
・オタ目線的には、00年代前半に夢見ていた「もう一度ドームツアーをやりたい」という安室さん本人の言葉を叶えたツアー。そしてこのツアーのときには既に引退を意識していたと思うといろいろな涙が…
セルフプロデュース曲(2004年~2008年)が好きなら:ベスフィクツアー
・「第2の黄金期」と言われるほど破竹の勢いで売れたベストアルバム「BEST FICTION」を引っ提げてのライブツアー。
・なのでTK曲はなく、00年代の有名な曲が多い(GIRL TALK、Baby Don't Cryなど)。FinallyのアルバムでいうとDisc2の前半あたり。アムラー世代より下の世代の人はこちらの方がピンと来る?
・2007年のアルバム「PLAY」を知ってるとより楽しめる。
・お祭り色の濃い20thドームツアーよりも通常運転。=踊りまくる。アスリート感強め。 (例)鉄棒で体操しながら歌う。何を言っているかわからねーと思うがTOP SECRETを見てくれ
・アリーナツアーながら動員数が上記20thドームツアーより上。安室ちゃん30歳。
・タイトルのごとく「最高の作りもの」をコンセプトとしており、映像・演出が華やかで遊園地っぽい。見ていて楽しい。
・作画が良い。アムロちゃんカワイイ~って世間が言ってるのよりたぶん相当かわいい。 (NEW LOOK、Hello、White Lightなどでどうぞ)
・ただし、カメラワークに難あり?
なお、個人的には20thよりベスフィク推しです。
②好きなアルバムがある
という人は、アルバムとライブツアーのだいたいの対応表を作ってみたので参考にしてください
私が2001年以降の映像しか持っていないので、昔のアルバムの対応表がなくてすみません。
なお「LIVE STYLE 〇〇」は特に引っ提げるアルバムがないときに付けるツアータイトルのようです。なので直近数年間の楽曲がアラカルト的に入ってることが多い。
③とにかくダンスしまくってるライブが見たい
40歳の引退直前でも日本トップクラスにハードなライブだと思いますが、「ダンスの量・キレ」という視点でより凄まじい作品を挙げるとすると以下の2つ。
ファン以外は知らない曲も多いと思いますが、パフォーマンス力の高さで見てしまえるかも。
そして正直これらを見てしまうと、ダンスという点ではFinallyは物足りなく感じてしまうかも、、、
SO CRAZY tour 2004
常に引き締まってる安室ちゃんですが、最もアスリートの体なのが2004。
・格闘技で踊る(Put 'em Up)
・ヌンチャクで踊る(Toi et moi )
・ジャングルジムで踊る(Uh Uh )
・ポールダンスする(PLEASE SMILE AGAIN)、
など手を変え品を変え踊りまくり、なのに歌が全くブレない。
2004年というと世間があゆだ宇多田だと騒いでいる時代。オワコン扱いされていた90年代の女王がこんな壮絶パフォを淡々とこなしていたというだけで涙が…。
この時代が、安室奈美恵=媚びない・ブレない・生き様がかっこいいというイメージを裏付けているのです。
安室奈美恵史上最もソリッドで体育会系なライブ。
toi et moi を見てください。
Space of Hip-Pop 2005
かわいさだけでトップ級なのに鬼のように踊り倒すからすごい。何があなたをそこまでさせるのか。
・名盤 Queen of Hip-Popを引っ提げ、上記ソクレツアーの「歌って踊る」凄まじさはそのままに、キュートさ、遊び心も加わったパフォーマンス。
・チェーンを使ったり車を使ったりと小道具を組み合わせるダンスは健在。
・おすすめはthe SPEED STARと青ミニスカ衣装のパート(ALL FOR YOUの後)。
・個人的には衣装が微妙。(笑)
④え?安室ちゃんってダンスするの??という人
最近知人(92年生まれくらい)と話していて衝撃的だったのが上の台詞。
個人的には「羽生結弦ってスケートできるの?」と言われるくらい意味不明だったのですが、世の中的にヒットしている曲を考えてみるとLove Story やCAN YOU CELEBRATE、Heroなどバラード・ミッドが多いんですよね。ダンスポップに興味のない・かつ比較的若い世代からすると安室奈美恵=オリンピックの人 くらいの認識なのかも…?も~だからラスト紅白はHeroじゃなくてダンスナンバーにしろって言ったじゃない奈美恵!
さて、そんな無知蒙昧エントリーレベルな方にもおすすめなライブは…ライブは…
…そんなものはない…
と言いたいところですがやはり全方位カバーしているFinallyになるでしょうか。結局ね。
安室奈美恵のヒット曲はミッドやバラード含めまんべんなく入っているし、ダンスで魅せてくれる場面もある。
ただ、各公演地ごとの映像がバージョン分けされていたり、あまりにもたくさんパッケージがあって絶対混乱するので、いちばんシンプルな東京ファイナル公演+25th沖縄の2枚組パッケージ(下記)がよいのではないでしょうか!
それか、バラードベストBallada
を意識したLIVE STYLE 2014。
公演ごとに違うバラード曲1曲を歌うコーナーがありました。BDにはほぼ全曲(10曲くらい?)収録されているのでそういうのが好きな方はいいんじゃないでしょうか。(興味なさそうに言うな)ほらNEVER ENDとかはわかるでしょさすがに…
でもLIVE STYLE 2014 はファンにもすごく評価の高いツアーだし、バラードを入口にして他の面も観てもらうというのは真面目にアリかもしれません。
と言いつつこれ書きがてら10000年ぶりにバラードパート見直してみたらなみちゃんすごいかわいい(脳直)って思いました。
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その他、
・ダンスフォーメーションがかっこいい
・小道具や照明などの面で良い演出が多い
・アルバムの世界観に忠実
・全体構成がよく練られている
などの点で個人的なお気に入りはまた別にあるのですが、あまりディープなファンでない人におすすめするならとりあえずこんな感じでしょうか。
ぜひうっかりポチってください。
安室奈美恵ライブ映像を布教したい(異論は認める) pic.twitter.com/aRUzZeCugY
— ニスタ (@ricky_a_u) May 28, 2018
こんなゲンコラも作ってみたりした。