わりとこうアムログ

宇多田ファンだけど結局安室ちゃんについて考えたり調べたりしたことを記録する羽目になった    「宇多田ファンによるアムログ」と同じ

安室ちゃんのセトリ(2013-18年)を集計してみた①

2020年に入りしばらく経ちましたが、まだまだ安室奈美恵にしがみついて生きていきたい…むしろ引退したからこそできるオタ活があるはず… と謎にポジティブに考えた結果、
安室ちゃんのライブデータを集計してみよう!
と思い立ったのが2019年の春ごろ。

仕事の休憩時間などにちまちまセットリスト、楽曲クレジット等々をネットの海から拾い集め、やっとある程度の量( たった5年間分)のデータベースができたぞ~
ということでいろいろ集計してみました。

おかげさまでExcelスキルがゾウリムシからヤツメウナギくらいになりました。(↓作業風景)

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へ~そうなんだ~ と思うのにお使いください。

労力の関係で2013年FEELツアー以降のデータしかないので注意!

集計範囲

今回データをまとめた範囲は
2013年FEELツアー ~ 2018年9月15日 HANABI SHOW前夜祭
の5年間分です。具体的には、

  • WE love NAMIE HANABI SHOW 前夜祭
  • Final Tour 2018 ~Finally~
  • 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA
  • LIVE STYLE 2016-2017
  • LIVEGENIC 2015-2016
  • LIVE STYLE 2014
  • FEEL tour 2013

ですね。

2013年で切ったのは、(労力の問題以外には)安室ちゃんが「ファンへの感謝をする5年間にしよう」と言っていた期間だからです!あとまあキリがよかったから…

そしてこれらのツアーの合計ライブ回数は

254回  (中止を除く)

でした。5年間で254回、ほぼ1週間に1回はコンサートしてますね。 私が週次定例会議に出るみたいなノリでしょうか(違う) かなり多い方だと思います。たぶん。

なお中止になったのは

とりぎん文化会館梨花(りか)ホール(2016-10-21 、2500人)(地震
神戸ワールド記念ホール(2014-10-13、10000人)(台風)

の2回。12500名の皆様、ご愁傷様です。

ツアーセットリストへの採用回数が多い楽曲

ではまず、よくツアーに登場する楽曲について数えてみます。 そもそもこの5年間でセットリストはなんと53種類もあります。
LIVE STYLE2014のバラード違いなど、細かいバージョン違いを入れるとこのくらいの数になっちゃうみたいです。
本人はもちろん、ダンサーやスタッフの方々は大変だったでしょうね。
とはいえ、それを全部数えていたら変なカウント結果になりそうなので
ツアーごとに1回でも披露された曲は全部並べ、1つのセットリストとして扱います。
(全7ツアーに1回以上ずつ披露されていたら採用回数:7回となる)

結果

1位と2位のみ出します!

曲名 採用回数(2013-18)
Love Story 4ツアー
Fight Together 3ツアー
Baby Don't Cry 3ツアー
グロテスク 3ツアー
Neonlight Lipstick 3ツアー
Hero 3ツアー
Mint 3ツアー
Fighter 3ツアー
Just You and I 3ツアー
Ballerina 3ツアー
Alive 3ツアー
Rainbow 3ツアー
Can You Feel This Love 3ツアー
Hands On Me 3ツアー
Heaven 3ツアー
Contrail 3ツアー
SWEET 19 BLUES 3ツアー
TRY ME ~私を信じて~ 3ツアー
NEVER END 3ツアー

予想通り(?)ラブストですね!まあめちゃくちゃ聴きましたもんね。私でも多分生で10回くらい聴いた。
TRY ME(モンパチ)やグロテスク(堅さんコラボ)は沖縄前夜祭で歌ったのも含めてるので意外と上位にきました。

セトリに使われた楽曲数

ちなみに、この5年間でツアーで1回でも披露された楽曲を数えると

114曲

です。意外とバリエーション少ない…?

5年間で何回歌ったか

今までいったい何曲をライブで披露したのか?というのも数えてみました。 (カウント方法:1公演で1曲歌うごとに+1回、なので1公演したら約30曲)

2013-18年で 7045曲 

ですね。他と比べたことはないですが、 安室ちゃんは公演数が多い×1公演での楽曲数も多い ので、国内トップクラスの数字なんじゃないでしょうか。

パフォーマンス回数の多い楽曲

ここでは各ツアーの公演数も加味して、各楽曲が何回パフォーマンスされたかを見てみます。 (例: StrangerならLIVESTYLE2016とLIVEGENICで披露されたので100公演+47公演 = 147回)

結果

上位30曲だけピックアップします。

順位 曲名 公演数(2013-18)
1 Love Story 196公演
2 Hands On Me 173公演
2 Heaven 173公演
2 Alive 173公演
5 Baby Don't Cry 152公演
6 Ballerina 151公演
6 Neonlight Lipstick 151公演
8 It 147公演
8 Every Woman 147公演
8 Fashionista 147公演
8 Fly 147公演
8 Birthday 147公演
8 Scream 147公演
8 Stranger 147公演
8 Time Has Come 147公演
16 Anything 125公演
16 Hero 125公演
16 Mint 125公演
19 Black Make Up 124公演
20 Hide & Seek 123公演
21 Rainbow 121公演
22 Contrail 115公演
23 Fighter 107公演
24 Space Invader 105公演
25 Chit Chat 102公演
26 Show Me What You've Got 100公演
27 Golden Touch 99公演
28 Fight Together 93公演
29 Sit! Stay! Wait! Down! 91公演
30 Red Carpet 86公演

はい1位は ラ ブ ス ト でした。(知ってた)

直近5年間の集計なので、上位に当然のごとく_genicかFEEL収録曲が集まっててちょっと面白味に欠けますね。(だがそれをぶっちぎってのラブスト) 集計期間の区切り方によってはSay the wordやGet myself Backが入ってくるんじゃないかと予想します。

ラブスト、254回中200回弱ってむしろどのツアーだとやってなかったか気になります。
LIVEGENIC、沖縄25th、前夜祭かな?

ラブストの私の人生はラブストーリーじゃないの、というコンセプトはめっちゃ好きですが、ちなみに私のいちばん好きなバラードはthe meaning of usです。笑

それにしても安室ちゃんが200回近くもコンサート会場でLove Story歌いまくってた事実に素直に感動してしまう… DA PUMPだってU.S.A.200回は披露してないだろうよ。(?)

そして200回中イエスサムデイは何回歌われたのでしょうか

たくさんの観客に見られた楽曲

パフォーマンス回数上位が出たとこで、次は会場のキャパを加味して、もっとも大勢の観客に対して披露された楽曲を集計してみます。
この集計は
ドーム公演で1回披露されたら50000人、
アリーナなら10000人、
ホールなら2500人
という風に簡略化して計算してますが、まあ大きくは間違っていないでしょう。
ちなみに2013~2018年の観客動員数の合計は235万人です。(私集計なので間違ってたらすみません)

結果

上位30曲をピックアップします。 いまさらだけど30位→1位の順に書きます(笑)

順位 曲名 延べ観客数(2013-18)
21 Break It 946000人
21 Do Me More 946000人
21 Finally 946000人
21 GIRL TALK 946000人
21 NEW LOOK 946000人
21 In Two 946000人
21 How do you feel now? 949000人
21 Hope 949000人
21 Do It For Love 949000人
21 Showtime 949000人
15 You're my sunshine 998000人
15 太陽のSEASON 998000人
15 Chase the Chance 998000人
15 Don't wanna cry 998000人
15 Body Feels EXIT 998000人
15 a walk in the park 998000人
14 TRY ME ~私を信じて~ 1001000人
13 NEVER END 1018000人
12 Just You and I 1020500人
11 Hide & Seek 1198500人
10 Fighter 1205500人
8 Hero 1250500人
8 Mint 1250500人
6 CAN YOU CELEBRATE? 1316000人
6 WHAT A FEELING 1316000人
5 SWEET 19 BLUES 1368000人
3 Say the word 1416000人
3 Get Myself Back 1416000人
2 Baby Don't Cry 1568500人
1 Love Story 1856000人

ラブスト、185万人の人に聴かれている!
つまり「2013年以降に安室奈美恵のライブに行ったことがある」という人がいたら、7割くらいの確率でラブストを聴いています。笑

ベビドンは納得の2位ですね。 GMB3位はちょっと意外だけど、確かにドームでは披露されるイメージある。

Say the wordが4位に入ってますが、パフォーマンス回数ランキングだとなんと上位30曲にも入っていないんですよね。
キャパの大きいライブでよく披露される楽曲ってことですね。

たしかによく比べてみると、このランキングは世間的に有名な曲が多く、 パフォーマンス回数ランキングはファン向けの楽曲が多い (ゴリゴリ踊る曲も多い!) ですね。

たくさんパフォーマンスされた作曲者

ライブで印税稼いでる作曲者ランキングと言い換えることもできるでしょうか。笑
当ブログは安室奈美恵とともにNao'ymtのことも推しとして扱っていますので、これが結構気になっていました。 というかこれをやりたいがためにこのデータベース化を始めたと言っても過言ではない… 結果はいかに

上位20名のみ挙げます。

順位 作曲者 作曲者ごとのパフォーマンス回数
18 T.Kura 230回 (常連)
17 Steven Lee 240回 (スパナチュ、ネオライ)
16 Gennessee Lewis 264回 (Ballerinaなど)
15 Matthew Tishler 266回 (Finally、グロなど)
14 SUNNY BOY 272回 (Hero、Fly)
13 Adam Kapit 285回 (In Twoなど)
12 michico 330回 (常連)
8 Mim NERVO 338回(ラブストなど)
8 Liv NERVO 338回(ラブストなど)
8 TESUNG Kim 338回(ラブストなど)
8 T-SK 338回 (ラブストなど)
7 TIGER 360回 (ネオライなど)
6 Erik Lidbom 361回 (Time Has Come,Screamなど)
5 Tetsuya Komuro 388回 (言わずもがな)
4 Andreas Oberg 398回(Mariaとの共作多し)
3 Maria Marcus 614回 (下記参照)
2 Emyli 726回 (下記参照)
1 Nao'ymt 828回

個人的に安室ちゃんのキャリアにめちゃくちゃ重要だと思っているMaria Marcus氏は3位でした。
この方の作った曲、

  • Photogenic
  • Time Has Come
  • Stranger
  • Showtime
  • Christmas Wish
  • Mint

とかなり強力なラインナップなんですよね。Photogenicを初めて聴いたときの衝撃よ…。気になっているクリエイターの1人です。

michicoさん登場回数>T.Kuraさん登場回数になったのは意外ですね。
セットで仕事している印象なのになんでだろう?と再び検索してみたら、michicoさんはT.Kura氏とは別にWhat a feelingの作曲に携わってることが効いてたみたいです。※ワラフィのメイン作曲は大沢伸一

Emyli氏はFighterやMintの制作に関わっているので上位に入ってきたと思われます。 作曲クレジットの順番的には後ろの方にいることが多く、どちらかというと作詞をメインにされているという印象です。

ちなみに私の作ってるデータベースはクレジット順もデータとして管理しているので、やろうと思えばメイン作曲者のみを抽出してランキング作ったりすることも可能です…やらないけど

そしてわりとダントツな1位。ナオさんを応援しつつ実はMaria Marcus氏が1位なんじゃないかと思っていました。笑 ナオさんでした!!
Nao'ymtの内訳はこんな感じです。

曲名 パフォーマンス回数(2013-18)
Tempest 1回(含 前夜祭のBEGIN)
White Light 5回
Break It 23回
Break It〈AL ver.〉 23回
Do Me More 23回
UNUSUAL 45回
Higher 46回
Damage 46回
Dr. 47回
Get Myself Back 70回
Fight Together 93回
Hide & Seek 123回
Contrail 123回
Baby Don't Cry 160回

2012年以前のセトリも集計対象に含めたら、Nao'ymt、T.Kuramichicoの起用回数はすごいでしょうね。

たくさんパフォーマンスされた作詞者(2020/6/13追記)

同様に、作詞者もカウントしてみました。 上位をとりあえずドン!

順位 作詞者 パフォーマンス回数(2013-18) 主な内訳(2013-18)
14 Adam Kapit 204回 Hands On Me
13 Kanata Okajima 229回 Big Boys Cry
12 Steven Lee 240回 スパナチュ/ネオライ
10 Gennessee Lewis 264回 Space Invader/Ballerina
10 Cait La Dee 264回 Space Invader/Ballerina
9 Erik Lidbom 294回 Time Has Come/Scream
8 SUNNY BOY 296回 Hero/Do It For Love
7 Tetsuya Komuro 304回 いろいろ
6 Andreas Oberg 398回 Photogenic/Black Make Up/Mint など
5 michico 435回 いろいろ
4 Maria Marcus 443回 Photogenic/Black Make Up/Mint など
3 Nao'ymt 828回 いろいろ
2 Emyli 952回 後述
1 TIGER 1466回 後述

ナオさんを抑えてEmyli氏とTIGER氏でした。

Emyli女史の内訳はこちら。

楽曲名 パフォーマンス回数(2013-18)
Still Lovin' You 17回
Christmas Wish 22回
Finally 23回
Just You and I 34回
Photogenic 47回
Chit Chat 102回
Fighter 107回
Mint 125回
Birthday 147回
Fashionista 147回
Heaven 181回

わりと日本語担当的ポジションのTIGER氏に対して、
Emyli先生は英語詞をゴリゴリ書く方という印象。
Heaven、Fashonista、Birthdayなど全英語詞ですが、Emyliさんが単独で書いてるみたいですね。
Finallyも書いてるし、重宝されっぷりがよくわかります。

ご本人もシンガーなのでコーラスプロデュースのとこにもよくお名前を見かけます。

ja.wikipedia.org

ていうか今更ながらLoop in my heartのひとだったの?!という驚き。

一方TIGER先生、1466回…
7045回の歌唱中1500回近くに関わってるってすごいですね。
彼女の内訳はこんな感じ。

楽曲名 パフォーマンス回数(2013-18)
Wonder Woman 44回
Strike A Pose 44回
Let's Go 46回
BRIGHTER DAY 67回
Dear Diary 72回
Poison 81回
TSUKI 84回
Red Carpet 86回
Golden Touch 99回
Chit Chat 102回
Black Make Up 124回
Mint 125回
Rainbow 129回
Neonlight Lipstick 159回
Love Story 204回

ラブストの詞を書いてるのか!そりゃ回数多くなるわけだ笑
英語圏で作られた楽曲に日本語詞をつけるとき、 TIGER先生が活躍してる印象。
個人的に安室ちゃん楽曲の 英語詞×日本語詞のごちゃまぜ感・小気味よさが好きなのですが、
そのあたりに多大な貢献をされてる方々ですね。 個人的にレカペやブラデイのようなエンパワメント系がたいへん好きです。

あと、2013年以降のデータで集計してるのでここには載ってきませんが、
たしかQueen of Hip-PopもTIGERさんだったかな。
信じない ならば 消えて please
…うーーんイイ

てかよく見るとEmyli氏とTIGER氏、共作もしてるんですね。(MintやChitChat)

「安室ちゃん=強くてカッコいい大人の女性」というイメージを作り上げるのに、なくてはならなかったお二人だと思います。

今後の研究方針

  • たくさんセットリストに採用された作詞者 済
  • たくさんセットリストに採用されたアレンジャー
  • 全然パフォーマンスされてないレア楽曲

とか、今の状態でも集計はできてるんですが、疲れたのでここに載せるのはまた今度にします。

もう少しデータを整理したら

  • ライブの最終ブロックに採用されがちランキング
  • アンコールの定番曲ランキング

もできますね。

まあとにかく2012年以前のデータを集めることにします。 セトリや楽曲クレジットデータをまとめた表の構造・集計クエリはいい感じに固まったので(テーブル正規化までした)、あとはデータ量だけ。。

作業内容自体はまるで仕事だけど、推しのためだと楽しい…
よくわからないけど同人誌を作る人ってこういう気持ちなのでしょうか。