わりとこうアムログ

宇多田ファンだけど結局安室ちゃんについて考えたり調べたりしたことを記録する羽目になった    「宇多田ファンによるアムログ」と同じ

Frozen/アナ雪2 公開初日に字幕・吹替を見てきた

実はすごくアナ雪好きなので、公開初日(金曜)に有給を取って鑑賞してきた。

そもそもアナ雪を好きな理由

きっかけはやはりレリゴー。 前作「アナと雪の女王」の公開前日、たまたまYoutubeでLet It Go(松たか子版)を見て、なんだこの映像すごい!曲も素敵!と衝撃を受け、翌日さっそく観に行った。劇場で見た他の楽曲も素晴らしくて初見で結構泣いた。

そこでまた衝撃だったのはエルサの根暗(?)さ。自分が根暗めな長女ということもあり、ディズニープリンセスらしからぬエルサに感情移入してしまった。

そしてまたまた衝撃だったのが、プリンセスとプリンスと目覚めのキス…へのアンチテーゼ。まあ世間で言われてる通りだけどディズニーの王道を覆してきて革命だったし、それがたまたま私の価値観と合っていた。

以来、軽く(本当に軽く)ディズニー映画ファン

それ以降、ディズニー映画を改めて見るようになった。大人になってから見てみるとやはり映像、音楽のクオリティが高さに気づかされる。
陰のあるものがカッコいいと思っていた10代を覆すかのように、ディズニーの描く綺麗事の世界も好きになった。綺麗事を真正面から描けるってすごいことだと思う。(もちろん人間の闇を描く作品も絶対必要だけど)


で、前作から5年半(衝撃)経過しての今回の感想です。※ネタバレ満載

冒頭の家族団らんの姿を見ているだけで涙が出てきそう

雪でごっこ遊びをしている姉妹、このときから恋愛や結婚に興味津々のアナ、あんまり興味なさそうなエルサ。性格が出ててかわいい。エルサが冷静なのはアナを魔法で傷つけてしまった経験からかと思っていたけど、元々そういう性格なのね。

今の家族団らんがまた尊い

「お城を出て楽しもう」なんて前作のエルサからは考えられない発言で泣ける。ジェスチャーゲーム苦手なエルサがかわいすぎる。オラフの変幻自在っぷりやアナの悪党っぷり(含 前作パロディ)、あとアナの番で回答にオドオドしてるエルサも萌え。個人的に推しシーン。 Some things never change(ずっと変わらないものがある)とも相まって、この幸せがずっと続いてほしい…という気持ちが高まる。だけどわたし予告編見たから知ってる。そう、これはこの後の冒険のフラグなのだ・・・

(あとこの場面の尊いポイント:アナがエルサの部屋ノックするときの音が幼少時から変わらない)

Into the Unknown

待ってました。

この幸せを手放したくないと願いつつ、不思議な声に応えてしまうエルサ。レリゴーほどのキャッチーさはなくとも、不穏なイントロから後半にかけての盛り上がりが最高・・・・周りの人と違うことを気に病んできた、という旨の歌詞があったけど、それはアナと和解した後もそうなのかな。だったら結構切ない。

旅に出るエルサたち

4つの精霊、力を授けられた理由、自分のルーツを探る旅…ジャパニーズオタクの心をくすぐる設定で燃える。

そして何が何でもエルサについていこうとするアナ…尊い

そしてこの辺からオラフのギャグが加速しだすけど、「水には記憶がある」の台詞がまさか後半の伏線になるとは笑 1分でわかるアナと雪の女王は最高だった。オラフの中でのエルサやアナのイメージがわかって面白い。w

風と戦うエルサが強すぎて、異能力バトル(超電磁砲とか)好きの血が騒ぐ。

アナとエルサの「じゃあ火の中に飛び込まないでよ!」喧嘩。尊い。 今思えばゲイルやトカゲくん(とてもかわいい)に懐かれるあたりから、エルサが精霊たちと相性いいって示されてるのね。

クリストフの例の件

なんと旅の続きに置いて行かれるクリストフ君。ディズニー映画にあるまじき(だからこそアナ雪らしいとも言える)展開。 そして謎PV。QUEENと80~90年代ポップミュージック(DEENあたりのJ-POPの匂いも)のパロディだと思うけど、顔がドアップになるたびに吹いてしまった。私たちは何を見せられているんだ… そしてこれ、お子様にはわからない笑いだよね。やっぱり全体的に大人向けなのだと思われる。

両親の船と姉妹の別れ

姉妹のキャラクターがすごく出ていて好きなシーン。 両親は自分のせいで亡くなったと自分を責めるエルサ、それを慰めるアナ。「エルサは自然からの贈り物なのよ」というセリフが好き。肯定どころではなく祝福された存在だというニュアンスが伝わってきて、愛のこもった言葉だなあと思った。

やっぱりアートハランは実在するとわかり、そこに一人で向かおうとするエルサvsそれに絶対ついていきたいアナ。ここも推しシーン。お互いの身を案じるあまりのホコタテ対決は、エルサが無理やりアナとオラフを追い払うことで決着がつく。エルサそういうとこある。 (ハグのときにオラフも呼び寄せるのはそのためだったか、と2回目鑑賞で気づいた)

アナを追いやったあとはエルサ一人でDark Seaに立ち向かうわけだけど、この水馬との異能力バトルがいちばんハードで興奮した。ここもまた推しシーン。IMAX最高でした。 一方のアナも前作より頼もしくなっていてよかった。

アートハランに到着

アートハランに対して安心感や懐かしさを感じているようなエルサが印象的だった。やっぱりエルサは「精霊」「自然」寄りの人なのか。
ここから過去の秘密に迫るわけだけど、Show Yourselfがすごい良かった。自分から不思議な声に呼び掛けていくエルサの姿が切実そうで、でも楽しそうで、劇的に盛り上がってくる曲調とともに私の感情も混み入ってまいります。また「みんなと違うことを悩んできたわ」って言ってるし…どんどん人間の国から離れてしまう…あああ
とうとう精霊を見つけた!と歌い上げて衣装が変わっていくシーン…あああ……喜ばしいけどこの切なさは何…
(ちなみにここでエルサ=第5の精霊だって気づけなかった私の読解力(母が精霊なのかと思った))
(のわりにダムがじいちゃんの罠だろうなっていう展開はなんとなく最初から読めてた)

その後エルサが凍ってしまったのが唐突でなぜ?と不思議だったけど、オラフが「エルサ、無茶しちゃったのかも」と言っていたので、深淵を覗き込みすぎて力を使い果たしたとかそういう話?
いやでもアナがダム壊したら復活したので、「過去の過ちを正しなさい」という自然からの試練だったのかな。

the Next Right Thing

前作のピンチでも気丈にふるまっていたアナがガチ凹みしていたのが衝撃だった。オラフとエルサを失ったのだから無理もないか。 それでも一歩ずつ(独力で!)立ち直れるこの子のメンタルの強さ。ヒーローだなあ。

ダムやゴルフ場ってフィクションだと自然破壊の象徴として使われてるイメージなので、なんか壊されることになるんだろうなという気はしていた。
話せばわかってくれるマティアス中尉いい男。

姉妹合流

アナからのバトンを受け取り、復活するなり馬で駆けつけて国を守る陛下がかっこよすぎる。そんなスケールのでかい魔法まで使えたんですか。アートハランでの出会いで、魔法がパワーアップしたのかもしれない。

その後エルサを認識するなりたまらず駆け寄るアナ、本当に嬉しくてたまらないという感情がこもっていて尊さが止まらない…

ラストシーン

エル「橋には2つたもとがあるでしょ」
アナ「そして娘が2人いる!」
私 「(!)」
エル・アナ(森の入り口でハグ)
私 「(!!)」

エルサとアナ、別れちゃうのかよ!
もちろん国のためにあえて森に残ったんだし、アナに女王の座を託すことが2人の強い信頼の証というのもわかるんだが、個人的には少し寂しい。映画序盤のように楽しくみんな一緒に暮らしてほしかったなあ…。 そして自分だけが魔法を使えるアレンデールという場所に、完全にはなじめてなかった(少なくともエルサはそう感じていた)ということなのか。やっぱり。あああ
Some things never change(=裏を返せば変わるものもあるということ)のテーマが響いた。

とはいえこの姉妹、自分の出番のマジで半分くらいお互いの心配してた。姉妹のtrue love尊い欲はすばらしく満たされたのでなんだかんだ満足。

そしてこの選択ができるエルサはやっぱりかっこいいし 、ラストのあの楽しそうな笑顔(「ちょっと走ってくるわね★」といって海上を遠乗りするのイケメンすぎて笑った)を見たらほっとした。

字幕 vs 吹替

歌に関して、今回の楽曲は日本語になじみにくいなあ~と予告編のときから思っていた。レリゴーは原曲と母音も揃えていて響きがきれいだなと感じたけど、Into the Unknownに「未知の旅へ」は少し語呂悪いかな?と思ってしまった。
とはいえ松さん神田さんの声質がとても好みなので、トータルでは吹替版も全然好き。

台詞については、吹替の方が断然細かいニュアンス拾えていた。きっとこの映画に限らずだと思うけど。
オラフのギャグとかは吹替の方が楽しめるかな。


おまけ:アムラー目線

(「○○を○○」=女王を引退)

おまけ2:各精霊のモチーフについて

水馬とサラマンダーにデジャブを感じたので調べてみた。

ja.wikipedia.org

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