わりとこうアムログ

宇多田ファンだけど結局安室ちゃんについて考えたり調べたりしたことを記録する羽目になった    「宇多田ファンによるアムログ」と同じ

安室奈美恵引退の日ラジオ特番 「未来へ」 メモ7【Nao'ymt/HOSSY】

 

 MCは奥村奈津美アナ、音楽ライターの早川加奈子さん。

最初からまとめて読みたい方はタグ <20190916_NHK安室特番>から辿ってください。

 

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♪Get Myself Back(20thライブver.)

奥:安室さんのライブについてお届けしたいと思います。

奥:このGet Myself Backもナオさん制作ということで、どのように作られたんでしょうか?
N:いつも曲を作るときはまず、映像が浮かぶんですよ。その浮かんだ映像に曲をつけるというのが毎回必ずやってることなんですよ。そのときはこう海が浮かんできて、その海に太陽がだんだん沈んでいって、空が段々暗くなっていって、星が見えてきて、明るいときは見えなかったものが見えてくる…というものでした。

さっきも言った、安室さんの「言葉に力を宿す」っていう力で、「大丈夫きっとすべてはうまくいく」という言葉を安室さんの口から自分に言ってほしいと(笑)。自分にその言葉をかけてほしかった(笑)。素直にストレートに。

奥:(お便り読み上げ:この曲聞いてオリンピック金メダル取ります!とのお便り)

 

奥:さあ、この時間帯は安室さんが大事にしてきたと語るライブをテーマにしています。朝のニュース番組でのインタビューをお聞きください。

 

できるだけ1曲でも多く、みんなに好きって言ってもらえる曲に出会えるように、毎回頑張りたいって思ってライブをやっていました。ファンの皆さんが今楽しめる楽曲、今の自分も自信を持って歌いたい、見せたいという楽曲を選んでやっているので。全てはライブを見に来てくださる皆さんになんかわかんないけど楽しかった!っていう一言をもらうために全ての仕事があるので…皆さんが最終的にライブに華を添えてくれてる、いちばんの華はファンの皆さんなので。それで一緒に楽しめる空間があるっていうのはすごく幸せだなって思います。

 

奥:コンサートがファンとの共同作業だったっていう、ファンとしては嬉しい一言ですね。
N:嬉しいですよね。

 

早:ナオさんはどのように見てるんですか?
N:僕は音を出す席で、純粋にライブを楽しむというよりは「仕事」って感じで見ちゃいますけどね。(※聞こえづらかったのでこういうニュアンスだったかあまり自信がないです)

奥:MCなし、ノンストップで歌い踊り続ける、アスリート顔負けのライブ。それを支えてきたのが実力派揃いのダンサー軍団なんですよね。12年に渡ってバックダンサーを努めてきたHossyさんにお話を伺います。

 

HOSSY氏インタビュー

ダンサーから見ても踊りはうまいなと思いますね。振りの覚えが凄い早いです。
僕とかダンサーが2時間やって覚えるところを早くて15分、20分くらいで1曲丸々覚えちゃうんですよ。で、じゃあみんなで合わせてみようか~って言って。で、移動とかポジションもすぐ覚えてしまって。

多分、集中力が半端ないんだと思いますね。休憩するときは休憩する、やるときはやるでオンとオフをはっきりつけている。そういうところはすごく尊敬しますね。

やっぱりダンスのクオリティもやっぱり上がってきているし、新たに流行っているジャンル、ダンスというものもすんなり覚えたりするし。それを自分らしく踊れる・魅せられる。それはやっぱり”持ってる”ものなのかなという。

ひとつポージングするだけでも、止まってるだけでも沸くのが安室奈美恵なんだなっていう。 そこはもう教えてどうにかなるものではないので…。さすが奈美恵さんっていう。

 

早:HOSSYさん、ダンスだけじゃなくて声もイケボですよね。聞きほれちゃいました(笑)

奥:1曲15分っておっしゃってましたけど、つまり3回くらい踊ったら覚えてしまうということなんですかね。

 

早:安室さんは本当に察しのいい方で、雑誌インタビューでPV撮影の失敗エピソードを訊くんですけど、全くなくて。すごく優秀なんですけど、取材はとても困りました。(笑)

 

奥:リスナーからの質問です。新しい曲を安室さんが自分の中に取り込むときに、ナオさんがすごいなって思う瞬間ありますか?

 

N:いつもレコーディングするとき、私がディレクションをやるんですね。普段は最初僕が歌った仮歌が入ってるんで、それを安室さんに聴いていただいて何となくニュアンスを掴んでもらいます。その後実際に安室さんに歌ってもらったときに、「ここはもう少し強く歌ってほしいな」とかあるじゃないですか。そういうとき、「ここもうちょっと強く歌ってもらえますか?」と頼みますが、その強さって人それぞれじゃないですか。3を4にしたいときに、普通は3.1、3.2、、、みたいになるか、3から8みたいな、そのどっちかなんですよ。いやそこは4なんですっていう、その調節ダイヤルみたいなのが安室さんはすごくて。3がいきなり4に行くんですよ。あ、それそれ!みたいな。


奥:ナオさんが思ってる通りにってことですか。
N:そうなんです。そのとき僕は特に具体的にディレクションしてるわけじゃないんですよね。なのに「強くしてください」と言ったときにこちらの欲しいように4~4.1にしてくれる。その精度が、まあ勘の良さなのかなと。

 

奥:なるほど、ダンスだけでなく歌の方でも勘の良さが…。HOSSYさんには、そんな安室さんのセットリストへのこだわりについても伺いました。

 

H:セットリストの紙が貼り出されるんですよ、最初に。それを見ながらこういろいろ考えてはいくんですけど、いきなりセットリストにあった曲がなくなったりとか、あ、曲替わったね、とか。


奥:いきなり替わるんですか。

H:はい、それまで振りとか覚えていろいろやってるんですけど、う~ん、違うね、ってなるんだと思います。それでそこに違う曲が入ってきたりとか。順番も結構、替わりますね。リハーサルがだいたい2か月くらいで、毎年同じ曲でも振りが違うので、同じ曲を何パターンか覚えて、それを忘れてまた覚えて…あ、これにしよっか。みたいな。
何回もやっていくうちに奈美恵さんの中で「この流れでこういう曲が来てるからこういうダンスの方がいいよね」というのがあるので。楽曲だけじゃなく振付も、流れを考えてやっているので、(最終決定までが)長いのだと思いますね。

 

奥:2か月かけてベストなセットリストを考えていくということなんですね。

 

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>ひとつポージングするだけでも、止まってるだけでも沸くのが安室奈美恵なんだなっていう。

…それな!!!!