去年観た映画まとめ。
なお私は映画館で映画を見るとたいてい面白いと感じてしまうガバガバセンス野郎なので、点数付けるとか大層なことはできません。
推しアニメ「響けユーフォニアム」のスピンオフ。
めちゃくちゃ薄いガラスで出来た彫刻のような映画だった。初めて見たときはみぞれ→希美への想いが重すぎてなんだか見てられなくなってしまったんだけど、演出や台詞の巧妙さを味わうために複数回視聴するべきだった気がする。希美→みぞれへもまた別種の重さがあったり。希望も感じさせるラストだったとはいえ、この二人、本当の意味で噛み合う日が来るのかなって少し考えてしまった。
the GREATEST SHOWMAN
バーナム、本当にショーの出演者たちに敬意を払ってんのか?ってやや脚本に疑問を感じる部分もあったが、音楽・映像の美しさのおかげで満足度は高かった。
Million dreamsのシーンに感動した。おそらく世界トップクラスであろう音楽、トップクラスの美術、トップクラスの照明、キャスト、映像技術、衣装、その他諸々がスケジュールを合わせて1ヶ所に集結し、お互いの技をぴったり整合させてやっとあれだけのクオリティの作品が完成したのだ、、、という事実に興奮してしまうんだよね。何だろう。一瞬の映像を作るために投入されたエネルギーの大きさに圧倒され、そしてそれが成立する確率の低さを勝手に想像してしまい、それにも圧倒される。凄い才能が集結することは必然のようにも奇跡のようにも感じられた。
ちなみにこういう感動の仕方は他の映画やコンサートでもたまにしている。
徳の高そうな先祖様たちのいうことに背いてでも新しい方針で国を守るというシーンが印象的だった。音楽がかっこいい。
SUNNY
90年代のJKがテーマということだし、当時のことは何も覚えてない私でも安室オタクとしては観ねばなるまい...という使命感で鑑賞した。が、正直ラストシーンすんごい号泣した。
私もアラサーに差し掛かり、高校時代の友人と会い続けることは物理的に難しいし、精神的にも各々の人生観の違いが大きくなって反りが合わないと感じるときも出てきた。私の人格にいちばん影響を与えたのはきっと思春期の友人関係なのに。
SUNNYの主役はアラフォーだからなおさらだろう。友達がもうすぐ死ぬという状況になってやっと、そのハードルを乗り越えることとなる。芹香の死と、大人パワー(金など)によって友情を復活させた暁のダンスシーンよ。
初っぱなからテレビ越しの安室ちゃんが出てきて、奈美の行動のトリガーに少しなっているのもポイントだった。
安室奈美恵引退発表のとき「元」アムラーの女性が「うちらの青春です~」とか言ってるのを見て若干イラッとしたりしたが笑、確かにあの年代の女性って安室ちゃんにたくさん背中を押してもらってきたのかもしれない(その後あゆに乗り換えたとしても)。羨ましいな。
※芹香(JK)の役の子の顔がはちゃめちゃに好みなので女優さんの名前メモ: 山本舞香
累(かさね)
シーアのaliveのPVを見てから、また三浦大知が土屋太鳳激賞してるのを聞いてから、私が土屋太鳳に期待していたものがこれです。序盤はわりと抑え目だったが最後のサロメよ、、、これが正しい土屋様の使い方。
はぶたさんの狂気も良かったね。
ちなみに原作は10巻まで読んだ。め~ちゃくちゃ面白い。
まどマギが流行ったときに魔法少女繋がりで「なのは」シリーズを知ったので、何気に8年の付き合い。近年スピンオフ多発で追いきれなくなっていたけど、本筋の劇場版ということでrefに引き続き鑑賞。
完璧超人・優等生過ぎて私には感情移入できないキャラクターだった高町なのはさん(11)。彼女はなぜそんなに他人を救おうとするのか?という一端がやっっっっと垣間見えて、しかもその理由に対して若干「わかる😭」となってしまって(おこがましすぎる)、涙を禁じ得なかった。いやいや家庭環境があるとはいえ11歳でそこまで考えるのは尋常じゃなくない?とも思うが、精神的幼さゆえの自己犠牲精神ってあるのかも。君には君の帰りを待ってる人がいるんだってこと、やっと気付けてよかったね...涙
キャラ多すぎとか右腕の件とか売り方とか突っ込みたいところもあれど、上記のシーン(+ イリス・キリエ戦がめっちゃ良かった)でわりと許せる。あとフェイトちゃんの顔がよすぎて永遠に見てられる。
正直最終回っぽい締め方ではあったんだけど、中学生になって進路や移住に悩むなのフェイはやを絶っっ対見たいので、シリーズ終了になりませんように...。