Queen of Hip-Popがめちゃくちゃ好きです。
単純に好みというか、洋楽的要素とJ-POP要素、また英語と日本語、それらの混ざり具合がかっこいい。と少なくとも中学生の私は感じたし、今でもそう思う。
QOHPはJPOPの要素を薄くしてR&B HIPPOPを前面に出したアルバムを2005年にリリースして45万枚のヒットにさせたのは凄いよね。そういった意味では前例がなかったのかも https://t.co/5w0i6x6Aw4
— クロ (@kurouu119) 2018年1月12日
洋楽聞いてた層を取り込んだり、もしくは日本人が洋楽聴くきっかけを作って、音楽の幅を広げたんじゃないかなって思ってます。俺たちの推しは偉大すぎますね…
— ニスタ 祝ダブミリ (@ricky_a_u) 2018年1月12日
例えばこ◯ださんや他エイべ勢、もしQoHPが全く売れなかったらああいう路線(たぶーとかBUTとか)に行ってたかな?ってのは思うんですけどね。
— ニスタ 祝ダブミリ (@ricky_a_u) 2018年1月12日
というのをこないだから作文してるんだけどまとまんないよね
よく考えてみるとSUITE CHIC以上にターニングポイント的作品(安室奈美恵にとってもJ-POPにとっても)?と思って、当時のJ-POP、前作STYLEとの違いを考えてみた。
■当時のJ-POP振り返り
本当にこのアルバムは一般的に見て先進的だったのか?当時のJ-POP市場を思い出してみる。
2004年シングル売り上げランキング
2005年シングル売り上げランキング
ぱっとみブラックミュージック、ダンスミュージックが垣間見えるのはケツメイシ、Bennie K、クリケイ、AI、浜崎さん、EXILEくらいか?
とはいえWANT MEやGIRL TALKほど先進的なサウンドを持つ楽曲は見当たらない(※アムオタ目線での乱暴なまとめ)
そういえば……当時2ちゃんねる、ありとあらゆるアーティストのアンチが湧いていたけど、あそこでの安室ディスといえば「洋楽のパクリ」「猿」が定番じゃなかっただろうか。やはり他の歌手よりも(?)明らかに洋楽っぽい、というのが一般的な認識ってことで間違いなさそう。
皮肉にも安室サウンドの先進性を言い当ててしまっていたアンチのみなさん乙でござるwww
ついでにK-POPではこのときどのような曲が流行っていたのか。調べてみた。
情報源が適当なのでアレですが、冬ソナのイメージにわりと近い。
グローバル基準なダンスミュージックを取り入れることではJ-POPの一歩先を行くK-POP界 というイメージだが、当時はそこまでバキバキダンスミュージックばかりでもなかったよう?
観測範囲がめちゃ狭いですが、とりあえずそういう結論にしておきます。 (詳しい方教えてください)
ちなみに…韓国と安室ちゃんといえば以下のツイートが興味深かったので貼らせていただきます。(勝手にすみません)
作曲家かぶってるの知らなかった…ソクレツアーの前年くらいに日本文化に対しての規制が解除されて、その後最初に韓国で公演やったのがなみちゃんだったんだよね。でそれこそ90年代末とかはジャニーズが廃れたようなアイドル(失礼)の文化あったんだけど00年代初頭はやっぱり歌謡が強くて→
— さとにゃん (@Satonyaaan4) 2018年1月12日
BoAもその頃はあんまり踊らなかったんだよね〜Valentiとかの03年くらいからはダンスを取り入れるようになったけど、たぶんなみちゃんのコンサートの影響はあると思う。05年にトンが最初のオリアル出したあたりからKpop第2世代=いまの歌って踊るアイドルが確立されたように思う→
— さとにゃん (@Satonyaaan4) 2018年1月12日
そしてこれも初めて知りました。↓
ソクレツアーで初めて韓国行ってそのパフォーマンスを見た韓国の人達が安室さんのクオリティの高さにショックを受けた→安室ショック
— Koyuママ (@Koyu0920Mama) 2018年1月12日
韓国のアイドルを日本デビューさせようとしてたけど留まったと言うのも有名な話だったよね。
というのを踏まえてちょっと思ったこと↓
安室ちゃんは最近のK-POPにも影響受けてるんかなって気もしていたんだけど、その「最近のK-POP」の源流に05年前後の安室ちゃん自身が含まれる、としたら面白いかも
— ニスタ 祝ダブミリ (@ricky_a_u) 2018年1月12日
_genic制作陣をググってみたら驚きの北欧・K-POP率だった件 - 宇多田ファンによるアムログ(仮) https://t.co/SXeby5OYya
■前作「STYLE」との違い
STYLEでも先進的な音楽をしようということが試みられていたけど、Queen of HipPopが完成形とするならばSTYLEはあくまで過渡期だと思っている。
STYLEの特徴としては、
・Namie's StyleやIndy Ladyがゴリゴリ
・SO CRAZY、Indy Lady、Fish、(他人の)ラップを含む作品が多い(QoHPにはなし)
・かと思えばWishing on the same starのようなベタなバラードも入っている(ビジネス的事情だろうが…)
・As Good Asのようなロックナンバーも入ってる
ヒップホップに振り切ってる印象が強いが、案外いろんなジャンルが収録されていて、振り幅の大きいアルバムだ。
そしてSTYLEには近年の安室ちゃんがよく言っているあの概念がない。
「楽曲制作(アルバム制作)をするときは、ライブでパフォーマンスしたいかを基準に選んでいる」
というアレ。
Namie’s Style、 Indy Lady、As good as、LOVEBITE、少なくとも映像化されているツアーではやったことがないはず。Namie's Style なんて明らかにSTYLEの中心楽曲なのにも関わらずだ。
上記で「STYLEは他人のラップパートが多い」というのを挙げたが、それもライブパフォーマンスを具体的イメージが薄いままアルバム制作をしていたからでは?(邪推かも)
さらにSTYLEを引っ提げたツアーを行っていない点も、ライブ第一主義がまだ固まっていなかった表れかも。(※LIVE STYLE 2006は「STYLE」のツアーではないという認識です)QoHPの収録曲は、Free以外全てSpace of HipPopツアーで披露している。それ以降何度も繰り返しパフォーマンスしてる楽曲も多い。
QoHP以降もPLAYツアーやBEST FICTIONツアーが世界観を大事にし、「アルバムとツアーは二つで一つ」という感覚を強めていったことを思うと、STYLEとQoHP以降の差はよりはっきりしてくる。
SUITE CHICがターニングポイントだったのは大大大前提として、QoHPというアルバム、遡ればGIRL TALKやWANT ME、Put'em upでのmichico氏との出会いが安室さんの歴史においてとても大きいものだったのではないか。ひょっとしたらNaoさん以上に。
理想の女性を表現…
「 女性としてのかっこよさを追求」っていうのも20thインタビューで言っていたし、女性作家のパートナーを得たってのが大きなポイントなのかもしれないなあと個人的に思いました。