GDが前に 自分が良い音楽を作って大衆に聴かせて大衆の音楽センスを育ててそこからまた良い音楽が生まれる、みたいなこと言ってて震えたけどその機能が完全に死んでるよな日本
— Scarlet (@scarlettts25) 2016年7月6日
この役割、宇多田さんならやってくれるんじゃなかろうかと考えてるんだけどそれはまた後日。
このツイート(フォロワーではない方ですが・・・)をきっかけに、そもそもなんで日本の音楽市場はこんなにガラパゴってるのか?調べてみた。
■予想
・ふつうに言語の壁
・宣伝に流されやすい国民性
・地理的に海外歌手がPRで来にくい
・能力が低いことを可愛いと愛でる独特の感性。(←推し説)ちいさきものはみなうつくし。by清少納言
・オーディオ機器メーカーがレーベルを立ち上げる傾向が強い→豊富な資金力でどんどん宣伝
■方法
ま、ガラパゴスにもいいとこはあると思うんですけど(笑)、ガラパゴスに至る経緯についてはわかりやすかった。
オタク化のあたり納得。「萌え」が市民権を得たことで音楽の聴き方にも影響はあったと思う
自分の身を振り返ってそれな・・・と思うのは
日本のヤンキーの音楽文化の頂点のひとつに、矢沢永吉の音楽があると思うのだが、その矢沢自身がいうように、
「コンサートは、音を聴くだけのとこじゃない。何か気持ちをもって歌ってる男に、会いに行くものなんだ」
といった具合で、音楽以上に、音楽性とは異なる価値が称揚されている。
私生活あんなんでもバカ売れしてるJustinBieber、日本だったらありえないもんな笑
考えてみれば日本人って、ビジネスの場にも根性論・精神論を持ってきがち。明らかにスキル貧弱なアイドルたちでも、頑張ってる姿やグループの絆に感銘を受けてしまうっていうのは大いにあるんじゃなかろうか。
漫画アニメ等に関しては、作者の「努力してる姿」が直接見えず、比較的冷静に作品自体を評価できる。一方で、近年最も売れたアニメの一つ、ラブライブ!は声優さんが努力する姿を見せることによって紅白出演までいけたわけだ。(すみませんラブライバーで)
日本人って音そのものの芸術性を単独で愛でるのではなく、他のものと抱き合わせで好きになる傾向が強いのかも。
そういえば宇多田さんが全米デビュー(EXODUS)時の対談で、日本語詞の特性について言ってたなあ、、、と引っ張り出してみると
言語によって言葉の作用の仕方が違うんですよね。日本語だと言葉自体が最初に来て、意味もすごく強烈で。英語の方は言葉の音とかバランスとか並びとか全体の印象が「ほわっ」と来て、意味は後から続く。
歌詞の意味先行で音楽を聴くことが、歌手のキャラクターに対する想いを深めてしまうのかもしれない・・・・などとおもいました