わりとこうアムログ

宇多田ファンだけど結局安室ちゃんについて考えたり調べたりしたことを記録する羽目になった    「宇多田ファンによるアムログ」と同じ

2019年 下半期フィルムログ

 

■アラジン  (6/29鑑賞)

まあなるだろうな~とは思っていたが、まんまとジャスミン(ナオミ・スコット)の女になってしまった。

女は政治に関われない、そんな世間の風潮への憤りを表現した新曲「Speechless」が最高。知性も意欲も人徳もあるのに政治に関わらせてもらえないジャスミンの視点も結構比重高めに描いており、現代的になっていた。ベリーグッド。

美女と野獣」にも通じるところがあったし、最近のディズニーは現代(未来?)的な強い女性像を描こうとしているもよう。エマ様自身もそうだしね。

まあベルとジャスミンは90年代アニメ版のときから知的で活発な女性として描かれていたので、やりやすかったのもあるんだろう。それを10年代実写版ではより強くした感じ。公開前日に金曜ロードショーでアニメ版を放送していたが、アニメ版ジャスミンもいざとなれば色仕掛けもやるし勇敢な女性だなあと改めてびっくり。

アナ雪、マレフィセントも王子がプリンセスを救う話のアンチテーゼだが、シンデレラや白雪姫を作ってきたディズニー社がやるところが面白いのかも。

 

泣くだろうな~と思っていたが、案の定A whole new worldで泣いてしまった。音楽を手掛けるアラン・メンケン美女と野獣やリトルマーメイドの音楽も手掛けているんですね。90年代ディズニーの立役者といっても過言でない方だと、今さら知った。

 

■新聞記者  (7/15鑑賞)

 

 

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■天気の子(8/12鑑賞)

これ書いてるのが11月なので、細かい内容は忘れてしまったw

ただ、

セカイ系!!

と思ったことをめちゃくちゃ覚えている。なるほどこれは確かに賛否両論あるかも。

 

帆高がやったことについて、もし自分が陽菜の立場だったら 逆に困るわ!と感じるだろう。だが、2人がお互い孤独な境遇だったということ、10代だということ、2人が短いながらも濃密な時間を過ごしてきたことを考えると、帆高君がエモーショナルになってしまうのもわかる。実際、神社に向かっていくシーンはなかなかグッと来た。

 

あと、もし本当にラストのような状態になっても、案外私たちは受け入れて東京で粛々と暮らしてくのかもなあ…と思ったりもした。そういう意味でも帆高クソだなwという気持ちはあまりない。

 

本田翼が意外と違和感なかったことと、東京の知っている街並みが出てくるとやはりテンション上がるのと、瀧三葉が出てきたのと、、、

 

「君の名は」より好き。

 

ライオン・キング字幕版(8/14鑑賞)

ディズニーでいちばん好きな映画=ライオンキング、初恋の相手=シンバ

といえるほどのライオンキング、というかライオン好きなので、実写化の意義には少し疑問を抱きもしたが結局見てしまった。

 

まず、初っ端のCircle of Life、完コピすぎ!笑

モブ象、モブ鹿たちの顔の角度から何から何までアニメ版に忠実過ぎて笑ってしまった。なるほど、これは「【ライオンキング】【実写化してみた】」みたいなノリの映画として観ればいいんだな?というスタンスが決まった。

 

 続くスカーとザズーのシーンが、動物たちの初会話シーン。

超リアルなライオンと鳥が人間語を喋るわけだが、あまり違和感はなかった。

だが、ついついアニメ版を懐かしんでしまう。実写版セリフも特に悪くないのだが、アニメ版が好きすぎた。アニメ版はこなれた日本語・大人な言い回しが多くて、特にスカーのいやらしさ・狡猾さなどは見事に表現されていたのだ。以後も、アニメ版を脳内再生しながら鑑賞することとなった。(=実写版セリフがアニメ版セリフにほぼ対応できるほど、内容は同じ)

 

「王よ、永遠(とわ)に幸あれ」

って言ってほしかったなあ~~~~

 

ナラの気の強さはビヨンセ様の声によって存分に表現されていた。歌が異常に上手くてもはや浮いているが、シンバとの対比としてはよかったと思う。 Spiritの他の楽曲も原作通りでよかったが、"Be Prepared"も原作通りがっつり歌ってほしかったなあ。

あとシンバの毛がラフィキじいさんの元まで運ばれていくシーン。キリンの糞に混じったり(笑)して、Circle of Life(食物連鎖)をより見事に体現していたのはよかった。笑

 

ところでこの作品のテーマ、公称「家族の絆」「生命の循環」となっているが個人的には違う気がする。

ティモン・プンバァと散々モラトリアム大学生生活を満喫したあと、自らの使命に目覚めて、過去と向き合い大人になっていくところがこの作品のミソなんじゃないかなあと思っている。

一度は「ハクナマタタ」で過去を忘れて精神的に救われたが、今度はハクナマタタを脇に置いてプライドロックに帰る、というのがシンバが主人公たる所以なのではないか。。

その過程にムファサとの対話もあり、「家族の絆」がシンバの行動のトリガーになってはいるのだが。

 

トイストーリー4(9/23鑑賞)

「実存は本質に先立つ」という言葉がある。
人間はまず無目的に存在(実存)し、その後に自分が何を達成するべきか(本質)を見つけていくものだというサルトルの言葉である(私の高校倫理の記憶が正しければ)。

 

その点、ウッディたちの立ち位置は微妙である。おもちゃは、「持ち主の子供にずっと遊んでもらう」という本質ありきで生まれてきたはずだからだ。

トイストーリー1~3で、ウッディは常にその本質に従った行動を選んできていた。

 

今回、それがまさかの…!

前作まで(特に号泣必死の3)まででウッディを支えてきた信念をひっくり返してしまったのだ。

賛否両論あるという評判は聞いていたが、そういうことか。

個人的には相棒バズとの別れを選んでしまうことが寂しいと率直に思った。


最近のディズニー(含ピクサー)、今までの自作品へのアンチテーゼを突き付ける潮流があり、いったい何を考えているんだろうと思う。批判的な意味ではなく。

 

マレフィセント2(10/23鑑賞)

前作のマレフィセント、「真実の愛=男女の恋愛感情」というディズニーのメインテーマとあえて違うことをやっていてとても好き。アナ雪に引き続いてそれをやった、ということがまた良かった。

 

長い時間を積み重ねてきた友人や家族ではなく、その場で出会ったばかりの男女間の感情の方が大きなものとして描かれるストーリーって、全然釈然としない。

 

しかもあの時期は、思い出のマーニーも上映されていた。百合(広義)好きとしてはたいへんいい潮流が来ていると沸いたものだ。

ディズニー・ジブリというビッグネームがこぞって、恋愛感情だけが至高じゃないよ、ということを打ち出していたのは自分の味方が増えたような気分だった。

 

まあそれは置いといて、今回私は、マレ様~~という感情に終始支配されていた。

 

娘を嫁に出したくないマレ様→かわいい

オーロラに頼まれたら嫌いな会食でも行ってあげるマレ様→かわいい

ベールをかぶってと頼まれてちょっと傷つくマレ様→不憫かわいい

姑に嫌味(母娘の愛がどうのこうの)を言われてキレるマレ様→尊い

謎の生き物に囲まれて戸惑うマレ様(ロングストレートヘア)→かわいい

謎の生き物(自種族だった)に心が揺れるマレ様→かわいい

オーロラのピンチに絶対駆けつけるマレ様→尊いかっこいい

チート級に強いマレ様→最高

突然の不死鳥→えそんなあっさり復活???まあいいやかっこいい

オーロラ「well, well」→尊い~~~!!!

結婚式の直前→尊い尊い

オーロラが幸せそうならあっさり自分の城に帰るマレ様→かっこいい

 

フィリップ王子が善人で、マレ様が最終的にはそれを認めてくれてよかった。

あと自種族の子供たちを育てることに関心を持ってみたり、基本的に母性の強い人なんだろうか、マレ様。 

 

正直脚本がものすごく優れてる作品という感じではなかったけれど、悪役マレフィセントが実は…という設定を存分に生かして見事なキャラ萌え映画だった。

 

それにしても最近のディズニーは多様性への配慮がすごくてすごい。

 

ターミネーター:ニューフェイト(11/20頃鑑賞)

ターミネーターの新作が実質まどマギ

という評判を聞きつけ、つい観てしまった。

 

なお私は幼少時にターミネーター3を見たくらいしか記憶がない。親指立てて溶鉱炉に沈んでいくシュワちゃんですら見たことのないモグリである。

 

とりあえずバズーカ背負った激強BBAサラ、騎士系イケメン女子グレース、それに守られる普通の女子ダニーでビジュアル的に大々満足。しかもRev-9の顔がわりと好き。

 

「救世主ジョン・コナーの母である」という理由でかつて命を狙われていたサラに対し、

「自分自身が救世主である」という理由で狙われるダニー。

ゴリゴリの漢気で活躍していたシュワちゃんも今回脇役だし、強い女が世界を引っ張る!というムードが最近の流行?(私は好き)

 

ターミネーターシリーズに脚本の繊細さとかはあまり求めてないので、とにかくド派手なアクションをかましまくってくれた今回の映画も面白かった。T2見ますね

 

 

アナと雪の女王2(11/22以降5回観賞)

 

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なおこれを鑑賞後、

・アナ雪アートブック

・「影のひそむ森」(今回の劇場版の前日譚)

・アナ雪1の小説版

を購入するなどドハマリしてしまった。

 

劇場版の展開にあまりにも無駄がなさすぎて、こちら側の咀嚼が追いつけない部分があったんだけれど、小説によってアナやエルサの心情が理解できてとてもよかった。

やっぱり映画=現象を語るもの、小説=心情を語るもの という役割の違いはあると思う。

メディアミックス作品ってピンキリあるけど、アナ雪シリーズに関してはうまくいってるんではなかろうか。

アレンデール姉妹はまじで沼だった。

 

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今年はたくさん映画見たな。

 

ディズニー映画をよく見たが、トイストーリー4、マレフィセント2、アナ雪2を通じて感じたことがある。

ディズニー的には「自己実現/自由」「仲間/家族」のうち、前者への比重が高まってきているのではないか。

上記3作品はすべて続編。前作までで固い絆を築き上げたキャラクター達を物理的に別離させたという共通点がある。

 

わんわん物語」(90年代)が、この潮流の対極にあるではないかとひそかに思っている。
あれは自由を愛する野良犬トランプがレディとの恋や家族の暖かさを選び、飼い犬になるというストーリーだった。明らかに「仲間/家族」を上に位置付けた展開だと思う。個人的にはややモヤる。

 

もちろん「自」「他」は必ずしも対立項ではなく、今年の作品の中にも

「自分のやりたいことを選んだ結果別離してしまっても、絆は消えない」

(むしろ絆があるからこそ自分を大切にできる)

というメッセージがある。

 

ディズニーや映画界は何を考えてこういった展開の映画を作っているのだろう?やっぱりここ数年が社会の潮流の変わり目なんだろうか?とかいろいろ考えてしまう。

そんなメタ的な視点を持ってみても新しい発見がありそうだし、最近「映画って面白いな」としみじみ感じる次第。2020年もたくさん観たい。

Frozen/アナ雪2 公開初日に字幕・吹替を見てきた

実はすごくアナ雪好きなので、公開初日(金曜)に有給を取って鑑賞してきた。

そもそもアナ雪を好きな理由

きっかけはやはりレリゴー。 前作「アナと雪の女王」の公開前日、たまたまYoutubeでLet It Go(松たか子版)を見て、なんだこの映像すごい!曲も素敵!と衝撃を受け、翌日さっそく観に行った。劇場で見た他の楽曲も素晴らしくて初見で結構泣いた。

そこでまた衝撃だったのはエルサの根暗(?)さ。自分が根暗めな長女ということもあり、ディズニープリンセスらしからぬエルサに感情移入してしまった。

そしてまたまた衝撃だったのが、プリンセスとプリンスと目覚めのキス…へのアンチテーゼ。まあ世間で言われてる通りだけどディズニーの王道を覆してきて革命だったし、それがたまたま私の価値観と合っていた。

以来、軽く(本当に軽く)ディズニー映画ファン

それ以降、ディズニー映画を改めて見るようになった。大人になってから見てみるとやはり映像、音楽のクオリティが高さに気づかされる。
陰のあるものがカッコいいと思っていた10代を覆すかのように、ディズニーの描く綺麗事の世界も好きになった。綺麗事を真正面から描けるってすごいことだと思う。(もちろん人間の闇を描く作品も絶対必要だけど)


で、前作から5年半(衝撃)経過しての今回の感想です。※ネタバレ満載

冒頭の家族団らんの姿を見ているだけで涙が出てきそう

雪でごっこ遊びをしている姉妹、このときから恋愛や結婚に興味津々のアナ、あんまり興味なさそうなエルサ。性格が出ててかわいい。エルサが冷静なのはアナを魔法で傷つけてしまった経験からかと思っていたけど、元々そういう性格なのね。

今の家族団らんがまた尊い

「お城を出て楽しもう」なんて前作のエルサからは考えられない発言で泣ける。ジェスチャーゲーム苦手なエルサがかわいすぎる。オラフの変幻自在っぷりやアナの悪党っぷり(含 前作パロディ)、あとアナの番で回答にオドオドしてるエルサも萌え。個人的に推しシーン。 Some things never change(ずっと変わらないものがある)とも相まって、この幸せがずっと続いてほしい…という気持ちが高まる。だけどわたし予告編見たから知ってる。そう、これはこの後の冒険のフラグなのだ・・・

(あとこの場面の尊いポイント:アナがエルサの部屋ノックするときの音が幼少時から変わらない)

Into the Unknown

待ってました。

この幸せを手放したくないと願いつつ、不思議な声に応えてしまうエルサ。レリゴーほどのキャッチーさはなくとも、不穏なイントロから後半にかけての盛り上がりが最高・・・・周りの人と違うことを気に病んできた、という旨の歌詞があったけど、それはアナと和解した後もそうなのかな。だったら結構切ない。

旅に出るエルサたち

4つの精霊、力を授けられた理由、自分のルーツを探る旅…ジャパニーズオタクの心をくすぐる設定で燃える。

そして何が何でもエルサについていこうとするアナ…尊い

そしてこの辺からオラフのギャグが加速しだすけど、「水には記憶がある」の台詞がまさか後半の伏線になるとは笑 1分でわかるアナと雪の女王は最高だった。オラフの中でのエルサやアナのイメージがわかって面白い。w

風と戦うエルサが強すぎて、異能力バトル(超電磁砲とか)好きの血が騒ぐ。

アナとエルサの「じゃあ火の中に飛び込まないでよ!」喧嘩。尊い。 今思えばゲイルやトカゲくん(とてもかわいい)に懐かれるあたりから、エルサが精霊たちと相性いいって示されてるのね。

クリストフの例の件

なんと旅の続きに置いて行かれるクリストフ君。ディズニー映画にあるまじき(だからこそアナ雪らしいとも言える)展開。 そして謎PV。QUEENと80~90年代ポップミュージック(DEENあたりのJ-POPの匂いも)のパロディだと思うけど、顔がドアップになるたびに吹いてしまった。私たちは何を見せられているんだ… そしてこれ、お子様にはわからない笑いだよね。やっぱり全体的に大人向けなのだと思われる。

両親の船と姉妹の別れ

姉妹のキャラクターがすごく出ていて好きなシーン。 両親は自分のせいで亡くなったと自分を責めるエルサ、それを慰めるアナ。「エルサは自然からの贈り物なのよ」というセリフが好き。肯定どころではなく祝福された存在だというニュアンスが伝わってきて、愛のこもった言葉だなあと思った。

やっぱりアートハランは実在するとわかり、そこに一人で向かおうとするエルサvsそれに絶対ついていきたいアナ。ここも推しシーン。お互いの身を案じるあまりのホコタテ対決は、エルサが無理やりアナとオラフを追い払うことで決着がつく。エルサそういうとこある。 (ハグのときにオラフも呼び寄せるのはそのためだったか、と2回目鑑賞で気づいた)

アナを追いやったあとはエルサ一人でDark Seaに立ち向かうわけだけど、この水馬との異能力バトルがいちばんハードで興奮した。ここもまた推しシーン。IMAX最高でした。 一方のアナも前作より頼もしくなっていてよかった。

アートハランに到着

アートハランに対して安心感や懐かしさを感じているようなエルサが印象的だった。やっぱりエルサは「精霊」「自然」寄りの人なのか。
ここから過去の秘密に迫るわけだけど、Show Yourselfがすごい良かった。自分から不思議な声に呼び掛けていくエルサの姿が切実そうで、でも楽しそうで、劇的に盛り上がってくる曲調とともに私の感情も混み入ってまいります。また「みんなと違うことを悩んできたわ」って言ってるし…どんどん人間の国から離れてしまう…あああ
とうとう精霊を見つけた!と歌い上げて衣装が変わっていくシーン…あああ……喜ばしいけどこの切なさは何…
(ちなみにここでエルサ=第5の精霊だって気づけなかった私の読解力(母が精霊なのかと思った))
(のわりにダムがじいちゃんの罠だろうなっていう展開はなんとなく最初から読めてた)

その後エルサが凍ってしまったのが唐突でなぜ?と不思議だったけど、オラフが「エルサ、無茶しちゃったのかも」と言っていたので、深淵を覗き込みすぎて力を使い果たしたとかそういう話?
いやでもアナがダム壊したら復活したので、「過去の過ちを正しなさい」という自然からの試練だったのかな。

the Next Right Thing

前作のピンチでも気丈にふるまっていたアナがガチ凹みしていたのが衝撃だった。オラフとエルサを失ったのだから無理もないか。 それでも一歩ずつ(独力で!)立ち直れるこの子のメンタルの強さ。ヒーローだなあ。

ダムやゴルフ場ってフィクションだと自然破壊の象徴として使われてるイメージなので、なんか壊されることになるんだろうなという気はしていた。
話せばわかってくれるマティアス中尉いい男。

姉妹合流

アナからのバトンを受け取り、復活するなり馬で駆けつけて国を守る陛下がかっこよすぎる。そんなスケールのでかい魔法まで使えたんですか。アートハランでの出会いで、魔法がパワーアップしたのかもしれない。

その後エルサを認識するなりたまらず駆け寄るアナ、本当に嬉しくてたまらないという感情がこもっていて尊さが止まらない…

ラストシーン

エル「橋には2つたもとがあるでしょ」
アナ「そして娘が2人いる!」
私 「(!)」
エル・アナ(森の入り口でハグ)
私 「(!!)」

エルサとアナ、別れちゃうのかよ!
もちろん国のためにあえて森に残ったんだし、アナに女王の座を託すことが2人の強い信頼の証というのもわかるんだが、個人的には少し寂しい。映画序盤のように楽しくみんな一緒に暮らしてほしかったなあ…。 そして自分だけが魔法を使えるアレンデールという場所に、完全にはなじめてなかった(少なくともエルサはそう感じていた)ということなのか。やっぱり。あああ
Some things never change(=裏を返せば変わるものもあるということ)のテーマが響いた。

とはいえこの姉妹、自分の出番のマジで半分くらいお互いの心配してた。姉妹のtrue love尊い欲はすばらしく満たされたのでなんだかんだ満足。

そしてこの選択ができるエルサはやっぱりかっこいいし 、ラストのあの楽しそうな笑顔(「ちょっと走ってくるわね★」といって海上を遠乗りするのイケメンすぎて笑った)を見たらほっとした。

字幕 vs 吹替

歌に関して、今回の楽曲は日本語になじみにくいなあ~と予告編のときから思っていた。レリゴーは原曲と母音も揃えていて響きがきれいだなと感じたけど、Into the Unknownに「未知の旅へ」は少し語呂悪いかな?と思ってしまった。
とはいえ松さん神田さんの声質がとても好みなので、トータルでは吹替版も全然好き。

台詞については、吹替の方が断然細かいニュアンス拾えていた。きっとこの映画に限らずだと思うけど。
オラフのギャグとかは吹替の方が楽しめるかな。


おまけ:アムラー目線

(「○○を○○」=女王を引退)

おまけ2:各精霊のモチーフについて

水馬とサラマンダーにデジャブを感じたので調べてみた。

ja.wikipedia.org

chahoo.jp

Laughter in the DarkのBD観ながら思ったことを脳直で書くだけの回

BDを見ながら、一時停止等せずに心の呟きを書き留めてるだけなので普段にも増して語彙力はゼロに近いです。よろしく。


 

あなた

すっごい普通に出てくるの草。

この曲、生で歌うのめちゃくそ難しいよね。でもすごく好きな曲なのでありがたい。not alone の部分も歌ってるのすごい。

traveling

神曲に次ぐ神曲。繋げてきてるの憎いなあ~。他の曲と繋がりがちなトラベリング。
相変わらず煽りがぎこちないのはご愛敬(笑)歌詞に合わせて小芝居挟んでくるヒッキーかわいい。 はあハートフル…尊い

COLORS

神曲に次ぐ神曲(2回目)。初っ端から3連チャンでこれ。
宇多田ヒカルってハイクオリティ楽曲出しすぎやん…と改めて思い知る。
なんていい曲なんだ。生演奏もたいへんよい。もうすごい。全員が神プレイヤー。

MC

あんなにすごいステージしておいてなんでこんなにガチガチなのか。

Prisonor of Love

花火のような後ろのスクリーン映像がめっちゃいいっすね。この曲のイメージは勝手に炎だと思ってるのですごく合ってる。
ひかるちゃん背中きれいやな~

Kiss & Cry

キスクラきたーーーー!!
この曲宇多田さんの中でもトップレベルに好きなんだがなかなか披露される機会がなくて悲しんでいたところ。
ひかるちゃんだんだんノリノリになってきてていいね。チラ出しされるCan you kep a secretもドキドキしますな。
フェイクがCD版とはまた微妙に違ってる。こういうとこで垣間見えるジャジーなリズム感が最高に好き。。てか私の音楽聴くときの感覚というか拍の取り方(?)が宇多田ヒカル基準になってるとこある。

SAKURA ドロップス

またメガヒット楽曲きた。この人どんだけ音源売ってきたんだまじで。
歌がお上手…歌がお上手…
と思っていたら小室哲哉みたいなこと(シンセ演奏)もやってるし。このときのシンセ音にNao'ymt(球体)みを感じてしまう。

え~こんな序盤で光やっちゃうの。とんだ大盤振る舞い。
オケアレンジが最高。ここまでの曲の中でいちばん好き。インスト音源欲しい。
ライブ版の光の多幸感ハンパないな。あ~エモ。エッモ…

ともだち

ダンサー高瀬さんが入ることでより肉感的な「ともだち」になってるよね。
 
キスしたい、ハグとか要らないから
などの歌詞に欲望が出ていて、改めて肉体的に結ばれない切なさが滲み出てるなあと。
この曲やったあとに「高瀬さんは大事な”友達”です!」と言われると意味深。(笑)

Too Proud

ともだちの後にこの曲…私はひそかに「欲求不満パート」と名付けている。
身体的なあれやこれを歌った曲はダンサーさんに出てもらうっていう演出意図なんだと思うけど。
ヒッキーと絡むところえっちでドキドキするの私だけじゃないよね…
ラップを初めて聴いたときはほんとびっくりしたな。改めて歌詞きいてみるとすごく生活感のある悩みが書かれていて面白い。宇多田節。

コント

私たちは何を見せられているのか

誓い

コントの直後に誓いというギャップ何。
歓声凄い。バックステージ、アガるよね~
この曲、鬼難しいリズムの取り方だと思うんだけどよくもまあこんなに乗りこなせること。(製作者に向かって何言ってんだ)
全体的にループ感のあるリズムだけど、時折3連符(??)的な箇所(「誰かを喜ばすためのもの」など)が挟まれてるのとても心地いい。
約束でもない 誓いだよ
…はぁ~~~

真夏の通り雨

宇多田さん少し泣きそうになってる。
なんとなく、この曲をライブでやるのは意外だった。
背中きれいだな~(2回目)

花束をきみに

個人的に、思い入れのある曲なのでやってくれたの感激である。
ストリングスの音が沁みる。。

Forevermore

最近の楽曲が集まっているブロックなのかな?(奈美恵のときのクセでブロックって言っちゃう)
改めて聞くとダンサブルな楽曲だなと思う。てかそもそもPVで踊ってたし。
アウトロのだららっだらら~が最高。””歌手””だわ。(語彙力0の感想)

First Love

真打登場。目を閉じてきいても心地いいライブ・・・・すごい

初恋

ファーストラブからの初恋。
私、あまり恋愛感情にゴリゴリに没入したことがなく、恋愛至上主義が苦手であり、ラブソングに感情移入することがほとんどない(失恋直後は除く)。
それでも、こんな言葉で表現される恋ならばなんて尊いのだろう…と思える、今のところ唯一の曲。
 
「人間なら誰しも当たり前に恋を~~もしもあなたに出会わずにいたら~~~思えない」
のところが特に胸を締めつられる。1番と2番の歌詞、A~Bメロではともに「あなたに出会っていない世界線」だったらどう生きていただろうと想像しているんだね。
「欲しいものが手の届くところに見える~」もむっちゃくちゃ凄い。凄まじい熱量を感じる。
は~~尊い。最後、完璧なタイミングでバッと照明が落ちる瞬間、毎回泣きそう。

play a love song

「僕たちの歴史のほんの注釈」という歌詞、絶望の中のユーモアというテーマに少し通じるものを感じたり。
なんか、昔(少なくともULTRA BLUEまで)の宇多田さんだったらこんな曲はきっと書かなかっただろうなあ。

俺の彼女

この曲Fantomeの中でも1,2を争うレベルで好きだけど、ライブではやらなさそうだと思っていた。嬉しい。
抑えめな演出いいね。
分かり合いたいけど分かり合えない男女のすれ違い。。この歌詞では彼女側の方がそれを強く感じていて、「俺」の方が鈍感なのかな。「いつしか飽きるだろうつまらない俺に…」とごちる「俺」。微妙にお互いの想いのベクトルがズレていて切ない。ある意味両片想いというやつだろうか。

Automatic

これ20年前の、15歳の曲…。
ライブでのオートマ、サビで綾戸千絵っぽいなっていつも思うんだけど誰にも共感してもらえない(笑)
ギターのおじちゃんかっこよすぎ

MC

だんご三兄弟に1位を阻まれていたオートマわろた。うちにもだんご三兄弟あります。。
お客さんの顔がちょくちょく映るけど、こんだけ属性の偏ってない老若男女を集めるのはほんと宇多田ヒカルにしかできないよなと思う。良い意味で大衆的。

Goodbye Happiness

神曲。この歌を声ひっくり返さず歌いきれるだけですげえ。
切ない曲なのになんだか明るくなるのなんでだろうね。
投げキス慣れてないのかわいい。てかなんか投げキスっぽいんだけど投げていなくて不思議w 奈美恵の投げキッスしか知らないんだよ私は

 
 
   ↓ 実際に現地でライブ見たときの感想 ursidae.hateblo.jp

沖縄 HANABI SHOW 2019 & 上映会 行ってきた

なみちゃん引退してるし…商売っ気がすごいし…ここんとこ解釈違いハンパないし…

…と迷いつつ、結局沖縄行ってきてわりとこう満喫してしまったの巻。2019年9月16日。

 

【昼】上映会


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安室奈美恵関連チケットが久々すぎて、チケボのパスワードを思い出せるか不安だったが無事入場😂そしてこのタイプのリストバンドにいたっては2017年9月17日以来で懐かしすぎる😂

そしてSEVEN-ELEVENにしっかりサポーテッドバァイ((C)あ~ちゃん)されているね😂

 

上映会では、Documentary of Namie Amuroの続編として、引退日までの数日間の様子が上映された。私は勝手にライブが上映されるもんだと勘違いしていたので困惑笑  そしたらペンライトいつ使うねん。

以下、その詳細。

 

● 初っぱな、2018/9/11(←たぶん)那覇空港にめちゃくちゃ普通に現れる奈美恵さんの映像に少しざわつく会場。

 

● 2018/9/12?撮影 のhulu最終回(黄色いバラもって砂浜歩くやつ)のオフショット

・ヤドカリにはしゃぐなみちゃん。ヤドカリの貝殻は掴めるけど、あの脚に触るのは抵抗あるんだねなみちゃん。

 

・これは完全に夢女目線の感想だが、スタッフさんを「さとみさん」(メイクの栗原さんのことだと思う)って下の名前で呼んでいたのがすごい良かった……………

 

・日没を迎えてしまうと撮影場所ナガンヌ島から帰れなくなるということで、スタッフを急かす奈美恵ちゃん、ジャイアンみが滲み出ちゃってたから気をつけてほしい。

 

・周りのスタッフの中心となってチヤホヤされてる感じがThe大御所芸能人で笑った。昔はそうでもなかったかもしれないけど、もう芸能界歴も年齢も現場でいちばん上なのかもなあ。

女優になりたかったというアクターズ入りたての頃の話に関連して、当時憧れていたという「ヤヌスの鏡」と片平なぎさの話をしていた安室奈美恵さんは1977年生まれ………

奈「あの頃はドラマが流行ってたし大女優に憧れてたから…銀幕のスターみたいな(笑)」

若めのスタッフ「トレンディドラマとかですか?」

奈「いやもうもっと全然前の!(爆笑)」

若ス「へ~」(知らなそう)

奈「ヤヌスの鏡とか片平なぎささんとか(笑)」

同世代っぽいスタッフ「」(爆笑)

 

・最後に本人の手書き「25年間、素敵な思い出をありがとうございました…。」が出てきて、私としてはもちろんメッセージを真摯に受け止めているつもりなのだが文末に三点リーダ「…」を使いがちな安室奈美恵さんにどうしても微笑んでしまう。青山剛昌かな

Amazon版のFinallyにも本人の手書きがあったけど、安室ちゃん的にしんみりしたニュアンスを出したいときは三点リーダなんですかね。かわいい…………………

※オタクも言葉にできないこの想いを伝えたいときに「…」をよく使うぞ!

 

● 2018/9/14前後  前夜祭リハの様子

奈美恵さん本人のみのリハ(じょりんちゃんなどは代役)やってから、ゲストのリハという形で進んでた模様。

一緒にはリハやらないんだね。スケジュールの都合?それともここへきて人見知りですか?

 

奈美恵さんは自分のリハが終わっても、ゲストリハを客席で見学していた。

ゲストの方のリハを見るのは礼儀ですから!と語る奈美恵さんのお顔がやたらキリリとしていて私は安室奈美恵さんの顔がすき…と強く思いました(120000回目)

 

安室ちゃんいわく、ゲストたちの負担が大きくならないようなるべく過去のコラボパフォ時と似た構成にしたとのこと。でもUNUSUALは新しく振り作っちゃったてへぺろと言っていた。

 

台湾のイッテQイモトサプライズ→県民栄誉賞に直接移動したりして、5月は怒涛だったよね~!みたいな話をしていた。

 

● 2018/9/15前夜祭ライブ映像

平井堅のウォンミ

Hope

Do it for Love

グロテスク

BLACK DIAMOND

 ダボー姐さんの「いてくれてありがとう」のコメントで毎回号泣する。

I'm not yours

How do you feel now? で銀テをゲット。


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ゲストたちもがっつりMCするわけではないけど、安室ちゃんへの労いや尊敬の気持ちが伝わってきて胸がいっぱいになる。

前夜祭と同じ会場であのライブ映像を観れたのはなかなか良かったな。

 

あ、関係ないけどJolin TsaiさんのPLAYツアーのライブ音源に、安室ちゃんが客演したときのI'm not yoursがあるのでこんなブログを読んでるようなオタク、もし持ってなければ買った方がいい。パッと見、サブスクにはなさそうなので配信で!

Jolin Tsai/Jolin Tsai Play World Tour (Live)

I’m Not Yours (feat. 安室奈美惠)[Play World Tour Live]

I’m Not Yours (feat. 安室奈美惠)[Play World Tour Live]

  • Jolin Tsai
  • マンドポップ
  • ¥255

 

● 2018/9/16の花火映像

初見の映像はなかったかな?HeroのPPPHなど。

今から見る花火のモチベーションが上がるぅ

 

なお90分間の上映を通して椅子から立ち上がる人はおらず、もっとはしゃいでもいいのよと内心思っていた。笑   みんな立ちづらかったのかな

 

【夜】We Love Namie  HANABI SHOW

有料観覧エリアはガチの砂浜。椅子とかシートなんてものはない。
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チケットについてくるウチワのeminaちゃんかわいい。キャラデザの良さに負けてeminaトートも買ってしまった。

今回、グッズで謎の令和推ししてくるんだけどそれは解釈違いなんだよなあ…


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17:30頃(開演2時間前)に行ってもなかなかの人混みだった。ALL FOR YOUみのある夕焼けなどを見ながら待つ。

 

●花火は19:30ほぼ予定通りスタート。

ミスターU.S.A.

太陽のSEASON

Fight Together

a walk in the park

Tempest

CAN YOU CELEBRATE?

(中断)

Christmas Wish 

Red Carpet

Hope

Hero

エンディング花火

 

10分間中断したにも関わらず、予定通り20:30に終了。


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基本的にFinallyツアーか沖縄25thのライブ映像が会場に映し出されながら花火がバンバン上がった。なおUSAの間奏などダンスの見せ場では花火が上がらず、ライブ映像に集中させてくれるスタイル。

 

ディズニーシーのファンタズミックよろしく噴水演出も出てきて、海上と花火とで首がたいへんだった。去年は噴水やレーザーは見えない無料観覧エリアにいたので、このへんの演出見れたのは嬉しい。

レーザー光が煙や霧の断面を映し出す様が幻想的で、見入ってしまった。

 

中断というのは、風の影響で花火の火の粉が観客にかなり降りかかってきてしまい、10分ほど中断したときのこと。さすが天変地異女

テンペやキャンユーで多用されていたショワァーって垂れるタイプの花火だと、火薬が燃え残って客席に落ちてきちゃうのね。たしかにあれは結構危なかったかも。

中断している間、奈美恵コールを煽るよく動くおにいさんがどこからともなく現れて楽しませてくれた。笑  久々だな奈美恵コール…。

 

しかしなかなか玄人好みなセトリであった。クリスマスウィッシュは同行者が言ってた通り「忖度…!」なのだが、まさかレカペが出てくるとは…多分LIVEGENIC以来やってないし😂

a walk~の多幸感はやっぱりすごいし、Heroの壮大さも期待通りだった。去年の花火は
奈美恵~~(大号泣)という湿度高めの一夜だったが(そりゃそうか)、今年はなんだか励まされる感じ。

 

楽しかった。

 

 

ちなみに翌日のニュース 

安室奈美恵さん引退から1年、花火ショーに4万人集結 応援上映会も実施 - モデルプレス

 

たしかに肌感覚的には2018引退日と同じくらい集まってるなと感じたけど、それにしても4万人も集まってたの?!(まあこういうのは多少盛られているのかもしれないけど)

うちの奈美恵は本当にすごいな

 

出てくる企画やグッズにえ?と思うものが多くて(「26」じゃあないんだよ…)心配はしていたものの、やはり1年間経ってなお大勢の人が安室ちゃんのために集まってるのはやっぱり素直に嬉しいし楽しい。 

 

去年は は??花火大会???という空気が蓋を開けてみたら大団円だったが、今回もまあ解釈違いな点は多々あれど、それに近いだろうか。

これからも毎年沖縄に来いと言われたらちょっとキツいが、あと1回くらいなら行ってもいいかなあ…笑

 

安室奈美恵はメディアだからしょうがないのかもしれない

2019/9/13、安室ちゃん引退から1年が経とうというこのタイミングで

AI

news.livedoor.com

と彼

headlines.yahoo.co.jp

安室奈美恵の名前を冠した作品の発売を発表した。

 

AIちゃんはただただ大歓迎。AI→安室さんへのリスペクトを込めた、エモエモ楽曲になることはマチガイナイ

 

てぃーえーす氏について私はあまり知らなかったんだけれど、Twitterアカウントを見る感じ、炎上商法を狙っていそうなDQN系アーティスト(アイドル)?形容が難しいけれどまあこういう芸風の人なんでしょう。
そんな彼があの安室奈美恵とコラボ!という触れ込みでSWEET 19 BLUESをサンプリングした楽曲を発表するという。

 

正直ちょっとイヤである。彼に恨みはないが、高尚な安室ちゃん像を保っていてほしかった…

 

権利(ブランド)関係の管理甘いんじゃねーの??といろいろ思うところはあるのだが、一方でこういうオープンなスタンスを取っても不思議じゃないな~と思えるところも過去にいくつか見受けられる。

 

以下は引退日に放送されたNHKラジオ特番(※)の、Nao'ymt御大の言。

安室さんのおかげで自分の音楽の可能性が広がって、安室さんのおかげで多くの人に自分の楽曲を聞いてもらうことができて。その曲を聴いてくださった方たちが私にメッセージをくれるわけですよ。励まされましたとか、前に進めましたとか。

そういう言葉を元に僕が新しい曲を作るっていう、円を描いていくわけですよ。その美しい「円」のことをどうしても伝えたくて作ったのがContrailで。

安室さんの何がすごいかっていうと、そういう「円」をこの世界にたくさん作ってきたということ。私みたいなクリエイターが、プロフィールに(安室奈美恵の楽曲を作ったということを)書いて、その可能性が広がる、そうやって未来を繋いで行けた人がたくさんいて。それが安室さんが世界に与えた素晴らしい影響ですね。ぜひ安室さんが聴いてくださってたらうれしいですけど…それを伝えたいですね。

 

それを受けての音楽ライター早川氏の談。

安室さんがいろんな人の夢を叶えるっていうか…安室さん自身が国民的歌手っていう大きなメディアみたいなもので。新しい才能や音楽を多くの人に届けられる、その楽しさとか喜びみたいなものは、ひょっとしたら安室さん自身も感じていたのかな?って推測しています。

 

 

さらにFinallyツアーでの本人からの最後のメッセージ

いち音楽ファンとして、みなさんの素晴らしい毎日の中に、

素晴らしい音楽が常に溢れているよう、心からそう願っています。

これからも、素敵な音楽にたくさんたくさん出会ってください。

25年間、ありがとうございました!

 

このへんを考えると、自分の名前を使って次世代のアーティストが耳目を引くこと自体は本人も想定済みだし何なら歓迎しているのかもしれない。

その上で、AIちゃんはOKで○○はNG…といった線引きを本人不在で行うのは難しいのかもしれない。サンプリングという形でだったら世界的大御所の引用も結構軽いノリでやられているし、世間も対等なコラボとは受け取らないだろう。しらんけど。

 

 

と、いろんなやり方で気持ちを落ち着けようとしていたのだが、
同日のMステが俺得すぎて全て浄化された

headlines.yahoo.co.jp

 

ゆかちゃんありがとうありがとうありがとう

リトグリちゃんのCAN YOU CELEBRATEもよかった)

 

 

 

(※)このラジオについてはこっちも見てね(とても泣ける)

ursidae.hateblo.jp

 

 

「高尚な安室ちゃん像を保っていてほしかった」と上で書いたけど、これってオタクのエゴ of エゴだなあと自分でも思う。勝手に女神に祭り上げてしまうことへの申し訳なさは、引退発表以降、常に心の片隅にある(でも止められない)

 

安室奈美恵引退の日ラジオ特番 「未来へ」 メモ11【沖縄への想い/円の話/安室奈美恵はメディア】

続きです。

奥:奥村奈津美アナ

早:早川加奈子さん/音楽ライター

N:Nao'ymt

 

----------------ラジオここから--------------

 奥:安室さんは今日、沖縄にいます。安室さんの今までを支えてくれた人たちと引退の日を過ごしています。

 

大橋アナ:沖縄はいたるところ、安室さんに染まっています。…(以下沖縄のレポート)

 

♪Just You and I

  

奥:安室さんは、引退前にNHKのインタビューに答えてくれました。

 

歌で笑顔で終わりたいなっていう場所が、わりと沖縄だったのかなっていう感じはします。デビューするときのよしっ!ていう、夢いっぱいの14歳の女の子たちが笑顔で上京した出発点だったので。笑顔で終わりたいなって思いはありますね。
沖縄に帰ってくるときはコンサートで帰ってくるんだっていう気持ちがあって。沖縄でコンサートをするのは、機材を運ぶ面でもたいへんなのでなかななかツアースケジュールに入れるのが難しかったんですね。でも沖縄に帰ると、すべてが優しいものに包まれてしまって甘えてしまうので、あまり帰らないようにしているし、沖縄にはきちんとコンサートで帰る、それ以外は他の場所できちんとやっていく、だからきっとすごくうれしかったのかな。
県民賞をいただいたときはうれしくてわって泣いちゃったんですが、(このあたりから涙声)賞をいただいて、頑張って本当によかったな、初めて褒められたなっていう。14歳がデビューした女の子が、40歳になるまで音楽に携わっていけるなんて、本っ当に思っていなかったので。奇跡だなっていうのをあの賞をいただいたときに実感したっていうか、たぶん初めて実感したときだったんだと思います。
 私自身はこの1年間っていうのは、みなさんにひとつずつ、ひとつでも多く思い出を作るっていうのと、引退に対してお互いの気持ちを消化していく…、消化してって、前向きに引退を迎えたいなっていうのもあって。最終的に9月16日を迎える時には、ファンの皆さんが1人でも多く引退を理解しててくれたらなって。
理想の歌って踊ってかっこいい歌手になりたいって思ってデビューして、実際にそういう存在になれたかっていうのは…、みなさんの判断ですね。でも、それに向かって一生懸命頑張って過ごしてはきたので、やり切ったっていう気持ちはありますね。ちゃんと、悔いなく。音楽でファンのみなさんと私が繋がったように、他のアーティストさんと繋がることもあるだろうし、そこでもっともっと音楽の素晴らしさを楽しんでほしい…音楽を楽しんでほしいですね。

 

♪Contrail

 (初めてラジオを泣きながら聴いています、といったおたよりを涙声で読み上げる奥村アナ(とそれにもらい泣く私))

 

奥:さて、今流れているContrailについてもラブレターが届いています。

脚本家の野木亜希子(参考>野木亜紀子 - Wikipedia)です。「空飛ぶ広報室」にContrailを提供してくださり、本当にありがとうございました。執筆中、執筆後にも擦り切れるほど聞きました。ドラマにとってなくてはならない歌でした。

 

 

N:嬉しいですね、すごく。

生放送ってたいへんですね…。安室さんに対して言いたいことはたくさんあるんですけど…、なんか、ちょっとしか言えない。

安室さんの引退に向けて、自分が安室さんのことを考えたときにいちばん思うのは、安室さんが見せてくれた世界っていうのは、見たことないくらい僕にとってキラキラしていた世界だったんですよ。

安室さんのおかげで自分の音楽の可能性が広がって、安室さんのおかげで多くの人に自分の楽曲を聞いてもらうことができて。その曲を聴いてくださった方たちが私にメッセージをくれるわけですよ。励まされましたとか、前に進めましたとか。

そういう言葉を元に僕が新しい曲を作るっていう、円を描いていくわけですよ。その美しい「円」のことをどうしても伝えたくて作ったのがContrailで。

安室さんの何がすごいかっていうと、そういう「円」をこの世界にたくさん作ってきたということ。私みたいなクリエイターが、プロフィールに(安室奈美恵の楽曲を作ったということを)書いて、その可能性が広がる、そうやって未来を繋いで行けた人がたくさんいて。それが安室さんが世界に与えた素晴らしい影響ですね。ぜひ安室さんが聴いてくださってたらうれしいですけど…それを伝えたいですね。

 

奥:安室さんが見つけた才能が花開いて、そしてそれを聴いたファンのみなさんが…

 

N:そうです、たぶんそれで私の曲を見つけてくれた人が勇気づけられたとか、円がどんどん繋がっていきますよね。それが全部安室さんから始まってるというか、それが素晴らしいことだなって。なかなかないですよ、こういうことは。

 

早:安室さんとのお仕事って、ナオさんのおじいさんからの夢だったんですよね?

  

N:高校を出てから、音楽への情熱だけはあったけどどうしていいかわからずにフラフラしていて、ハマナスの花の色(ピンク色)に髪染めて、KORGの01/W-ProXっていう15Kgくらいあるキーボード担いでライブハウス回るっていう。(参考> コルグ・01/Wシリーズ - Wikipedia

グラフィックデザイナーをしていた祖父がいまして、前回の東京パラリンピックのポスター(※)なんかもデザインしていて尊敬してたんですけど、僕を心配していたんですよ。大丈夫か?髪の毛あんな色にして重いモン担いで…みたいな(笑)。祖父が亡くなった後に安室さんと仕事が出来るようになって。そのときのCD(Queen of Hip-Pop)が出るときに、母が言ってたのが、「おじいちゃんが生前、テレビを見てたときにポツリと『いつかあの子もこういう人と仕事できるようになるといいね』と言ったのが安室さんだった」ということだったんです。

安室さんと仕事できるのが、祖父にとっての夢だったけど、それを叶える前に亡くなってしまい、伝えることができなかったのがショックだったというか。

 

((※)パラリンピックポスターってこれでしょうか?)

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早:安室さんがいろんな人の夢を叶えるっていうか…安室さん自身が国民的歌手っていう大きなメディアみたいなもので。新しい才能や音楽を多くの人に届けられる、その楽しさとか喜びみたいなものは、ひょっとしたら安室さん自身も感じていたのかな?って推測しています。

 

早:実際この番組も、奥村さんの愛が作り上げたものなので。ツイートにも奥村さんありがとうございます!というのがたくさんありますが、実際奥村さんがたくさん頑張ってくれたから、貴重なお話が聞けているんです。

 

奥:(涙声)そんなことないです、本当に暖かいファンのみなさんと作品を作ってくださったみなさんがご協力してくださったおかげです。

時間の関係で、ご紹介できなかったたくさんのラブレターは、番組から安室さんにお届けします。安室さんの輝かしい未来を、お祈りしています。

 

奥:さあ、お別れの時間です。最後は、リオデジャネイロオリンピックNHKテーマソングHeroをお送りします。(お便り読み上げ)

(涙声)では、去年のNHK紅白歌合戦で、安室さんが、最後に歌ってくださった曲をお送りします。その歌声とともに、お別れです。

 

内村:日本全国のみなさんに、25年分の感謝を届けます。安室奈美恵さんで、"Hero"!

 ♪Hero(2017年紅白ver.)

 

------------------ラジオここまで---------------------

 

 

ナオさんの話、早川さんの話、奥村さんの愛、すべてが神回で、文字起こししながら泣いてしまう。

 

ナオさんや早川さんの言っていた、安室ちゃんというメディアを通していろんな人の未来が繋がっていくという話は、私も身をもっていつも感じている。私がわりと早め(2010年)に三浦大知を見つけたのもNao'ymtつながりだったし、最近ミチクラのLDH楽曲めちゃくちゃ聴いているし。そんな円(縁)をたくさんつなげていく安室ちゃんはまさに円環の理…。

 

これは宇多田ヒカルのような天才音楽家タイプには逆にできない役割で、ミチクラ夫妻の言っていたように「これと決めた人には潔く任せる」という安室ちゃんの姿勢あってのものかもしれない。(参考> 安室奈美恵引退の日ラジオ特番「未来へ」メモ4【T.kura&michico その1】

 

よくよく考えると、「楽曲制作陣が固まっていない」というのは安室ちゃんクラス以上の歌手ではほぼいないような気がする。ミスチル、B'z、サザン、ユーミン、みゆきetc.  バンドやシンガーソングライターだと、必然的に身内で制作することになるからかな。

そう考えると、ダンスミュージックで大成したアイドル安室奈美恵は、J-POPにとってどれだけ革命的な存在だったのだろう。

 

 

それにしても、県民賞をもらったときの「初めて褒められた」という安室さんのコメント、ファンとしては結構気になる。私たちファンもキャーキャー歓声を浴びせてきたのに、ここで「初めて」…?

 

でもそれは、本人が「やり切った、悔いはない」と言い切れるタイミングだったからこそ、賞賛を労いとしてスッと受け取れたのかもしれない。安室さんのようなストイックな人は、走ってる最中に褒められても労いというより激励として受け取りそうだ。

あと、アーティストとしての功績というより、沖縄のイメージを押し上げたりといった社会的な影響を改めて評価され、自覚したからなのか。 いや、私にわかるはずがないのですが、、、。

 

安室ちゃんは、

「私は歌いたい曲歌うしやりたいことやるし、それでも興味があるんなら楽しんでくれてもいいよ」

というあくまで自分ありきのスタイルだと思っていたが、最近は

「(自分のためではなく)ファンに喜んでもらうためにやっている」「誰かの力になれてたら嬉しい」

という光の女神(-てんし-)モードに変化した気がする。

それは2012年にいちど引退を意識したからなのか、それとも年齢的なもの(?)なのか…というのがすごく興味深い。

 

 

 

※TKのパートをまだ文字起こししていないので、追々アップしていきます。

安室奈美恵引退の日ラジオ特番 「未来へ」 メモ10【ZEEBRA/中野/IZUMI】

続きです。

奥:奥村奈津美アナ

早:早川加奈子さん/音楽ライター

N:Nao'ymt

 

------------ラジオここから

 

奥:さて、番組も残すところ30分となりました。

安室さんへの皆さんからのラブレターをご紹介したいと思います。

まずはHIP-HOP界から、ZEEBRAさんです。

 

やっぱり最後がカッコいいってすごく大切なことだなと思うわけで…。現役バリバリの段階で引退してみんなに惜しまれてって、やっぱり凄いじゃないですか。だからそういう意味でも、アーティスト安室奈美恵は最後まで完璧でいてくれたって気がしますよね。

うーん…最後にみなさんに感謝の気持ちを伝えて、音楽の話をしたじゃないですか。あれで俺ももうウルっときちゃって。あ、またウルってきちゃった。(笑)

でもね、やっぱそれだけすごく(音楽が)好きなんだよなあって。

ああやって言ってくれるのは、我々残されたミュージシャンにとってもすごく大きなことだし、それだけ彼女が音楽というものに救われていたと思うし、彼女もそれを通してみんなに力を与えていたという自負があるんじゃないかと思いますね。その分やっぱ最後にすげーこと言うな、って感じですね。

我々が思っているものを日本で実現させるために、日本で一緒に戦ってきた仲間という感覚もあります。まあ、ぼくは歩兵で彼女は軍曹なのかもしれないんですけど(笑)

 

 

奥:続いて、安室さんのデビュー前から26年間ヘアメイクを担当されている中野明海さんです。

 

私が変わったことをするのをすごく喜んで、面白がってくれて。「今回はこうきますか~」という感じで。それを自分の中で瞬時に昇華して、1000倍くらいいい感じに仕上げてくれてカメラに映ってくれちゃう。私が100円のメイクをしても、奈美恵ちゃんがカメラの前に立つと何十万円何百万円の価値があるものを出してくれるんです。

本当に素晴らしくて、動き方、ちょっとした顎の角度、目線、、、現場の人が全員うわっ!てなるくらいカッコいい、毎回喜びがありました。

自由にやらせてくれたし、こんなにヘアメイク冥利に尽きることはないなと思います、本当に。

 

奥:25年間に渡り、安室さんのそばにいた方に、今回、特別にメッセージをいただきました。これまでインタビューなどで安室さんについて語ったことはないという、安室さんの右腕と言ってもよいのではないでしょうか、ステージングを担当されている、IZUMIさんです!

IZUMIさんはYou're my sunshineのころに安室さんのバックダンサーを務めていて、1997年、安室さん初のドームツアーから、ダンサーの立ち位置や流れ全体を見るステージングを担当されてきました。安室さんと二人三脚でライブを作り上げてきた月日を振り返ってくれました。

 

I:自分が楽しみや喜びを感じることと、安室奈美恵さんが喜びを感じるところが一緒っていうか。ライブでお客さんの喜ぶ顔を見てもっといいものを作り上げてくっていう。そういうことが、世の中にあまりないと思うので、そういう意味では安室奈美恵ちゃんに出会ったこと、ダンスに出会ったこと、二人で作り上げられる環境にしてくれたスタッフやダンサー、、、いろんな力があって一緒にいられるので、最高に、今までの人生の中でも宝物だったと思います。

あれがあったからこれがあった、っていうことがたくさんあって、きっとこの引退もいろんな人にとって意味のあるもの。終わりは始まりっていう言葉がありますけど、安室さんが9月16日に引退するって決めたのは、ダンサーさんスタッフさん、見に来てくれているお客さん、本人も一緒に、いろんなことを踏まえた再出発になるのだと思います。

 

奥:IZUMIさんも新しい挑戦を…

 

I:そうですね、何かしないといけないですよね(笑)

 

 

奥:引退の日に、安室さんへの感謝の気持ちを伝えたいと、初めて語ってくださいました。

 

 ------------ラジオここまで

 

安室ちゃんに関わったプロの人たちって、みんな「冥利に尽きる」とかそれに類する発言をしているのですが、それってめちゃめちゃ凄くない…??