わりとこうアムログ

宇多田ファンだけど結局安室ちゃんについて考えたり調べたりしたことを記録する羽目になった    「宇多田ファンによるアムログ」と同じ

安室奈美恵引退の日ラジオ特番 「未来へ」 メモ6【Nao'ymt編その1】

 

安室奈美恵引退の日ラジオ特番 「未来へ」 メモ5【T.kura&michicoその2 arigatou制作エピソード】

の続きの文字起こし。

MCは奥村奈津美アナ、音楽ライターの早川加奈子さん。

 

 

---------ラジオここから

 

奥:2005年発売のQueen of Hip-Pop以来、安室さんのセルフP時代史上最多の!27曲をプロデュース。今日はナオさんことNao'ymtさんをお呼びいたしました。

奥:まずお聞きしたいのは、どのような経緯で安室さんとお仕事をされるようになったのか…

N:先ほどT.kuraさんがおっしゃってたようにトラックという、歌のない曲を集めたCDを作っておりまして。それを自分の名刺代わりに配るのが業界の習慣だったんですが、それがどこでどう回ったのか安室さんに聴いていただいたみたいで。「この曲を安室奈美恵で使いたい」と連絡がきて。もちろんいいですよ!よろしくお願いします!という感じでお答えしたのがスタートで。
当初はトラックしか使わない、トラックメーカーというポジションだと思ってたんですが、曲(メロディ?)のコンペがあるということでせっかくだし…と出してみたら採用されて。それがQueen of Hip-Popという曲でした。それが初めです。

奥:その頃のナオさんの業界での評判というのは…
早:そのときからすごく注目されていて、私もさる敏腕ディレクターから「Nao'ymt君というすごい才能の持ち主がいるんだよ。彼はJineというグループを自分でやっていて、歌もめっちゃいいんだよ!」と聞いていました。それからあれよあれよという感じだったので。
N:こっぱずかしいですね(笑)
奥:じゃあ安室さんがいち早くトラックで見つけたという。

 

N:実は歌詞も書くんですよと言ったら、じゃあできたらぜひ聞かせてくださいと言われて。もう嬉しくて舞い上がっちゃって(笑)、片っ端から聴いてください!って送り付けたら「あ、これもいいですね、これもこれもいいですね!」「え、いいんですかね??」みたいな感じで採用していただいて(笑)。
奥:QoHpでは5曲採用されてますよね。
N:本当に自分でも驚きました。
奥:初めてのお仕事で5曲も…ってどうでした?
N:いやもう、いいのかな?みたいな。もうちょっとこう…ハードルがいくつかあって、それを越えて越えて越えたら安室奈美恵!みたいに思ってたんですけど、スタートしたらそこに安室奈美恵がいた、みたいな(笑)。あれ?!ってw


奥:ここから、安室さんとナオさんだからこそ作り上げられる音楽の世界がスタートするわけですけれども…実は今回最もリクエストが多かったのが、、、べビドン!
N:あら!(笑)
奥:10人に1人はリクエストされてて。全部で400通近くリクエストいただきました。多くの人の愛されていることについて、どう思われますか?
N:この曲について今までもインタビューされてきて答えたこともあるんだけど、その当時自分の中でネガティブな感情が積もってて、その思いを吐き出したらすぐできた!っていう話を何回かしてきたんですけど。そのすぐできた!の「すぐ」の感覚がどんどん減ってってきてる気がして。最初は「30分で出来た」って言ってたのに最近「10分で出来た」とか誇張が激しめに(笑)  気を付けようっていう話…(笑)
奥:(笑)  本当はどのくらいだったんですか?
N:べビドンの話いただいて、キーボードの前でレコーダー回して弾き語ったら出来たんですよ。何分だったのかはちょっとわからないんですけど。
奥:悩まずポンと出てきた曲?
N:そうですね。
N:世の中に苦しいことや悩みがあって、落ち込んで立ち止まって…弱い感情になってしまったときに、人間って感情が豊かな生き物だから、それに立ち向かう感情もあると思うんですよ。感情対感情というか。理性とかじゃなくて、感情に対する感情。そういう強さがあるから大丈夫ってことを伝えたかったんですよ。きっと大丈夫って。で、この曲が自分にとって、音楽を作る上ですごく大事だったんだなってことに改めて気づいたんですよね。


奥:続きは曲を聴きながら伺いましょう。曲振りはナオさんにお願いします。いちばん好きなアレンジで。
N:はい、ではセルフプロデュース後初、2008年発売のベストアルバム"BEST FICTION"より、"Baby Don't Cry"お聴きください。

 

♪Baby Don't Cry

 

N:べビドンがリリースされてしばらく経って、車で家に帰るときに、今日はちょっとしんどかったな~と思うことがあって。そのときにふとべビドンを聴いたら自分の作った曲なのになんかすごい感動したんですよ。それって何だろう?って思ったら、これが安室奈美恵が歌うってことの凄さなんだなって気づいて。言葉に力を宿す力?っていう能力というか…それが安室さんは凄いなと思って。もちろん今まで結果を残して来られたからだと思うんですけど。安室さんに「散々でもきっと望みはあるから」って言われると、あるよな~!と思うんですよ。
(・私):思いますよね。
N:で、それ以降その人にしか歌えない歌を、自分にしか作れない曲で表現しようって、それをきっかけに強く思うようになりましたね。

 

奥:(おたより読み上げ(べビドン聖地巡礼のエピソード))
奥:みんなここ(代々木公園)行きましたよね~!(笑)
奥:(おたより読み上げ(「考えてもわかんないときもあるって」に励まされたエピソード))

 

早:安室さんはナオさんのことを本当に全面的に信頼されていて、どうしてですか?って聞いたら、「ナオさんは私のライブを見てくださっています。だから、私の伝えたいことをわかってくださってると思います。」って。
奥:話をしながら曲作りというよりは、ナオさんが感じ取ってるもので作ってるような?
N:そうですね。具体的なリクエストはなく、「元気の出る曲を」みたいな(笑)。それはそのときの安室さんのライブを見たりして感じ取ったものを作っていくような。

 

♪PINK KEY

 ~ニュース~

 

---------ラジオここまで

 

個人的に、「感情対感情」の話がぐっときました。言葉に力を宿す力のくだりは過去のインタビューでもちょこちょこ触れられてましたね。

ナオさんにはなんかこう出家でもしてるのかな?みたいな浮世離れした雰囲気を感じてたんですが、インタビュー受けてるのを聞くとわりと普通の人っぽくって(もちろん雲の上の人ですが)少し身近に感じられます笑

 

 

参考:

■ 2017年8月(安室ちゃん引退発表の1か月前)のラジオにナオさん出演したときのインタビュー

ursidae.hateblo.jp

  

ursidae.hateblo.jp

 

 ■Nao'ymt好きが高じて書いてしまった記事があるので興味あったら読んでみてね

ursidae.hateblo.jp

 

 

 

 

推しへのクソデカ感情整理

友達と飲んでるときに、あんたにとって安室ちゃんって何なの??ときかれて悩みこんでしまった案件。真剣に考えてみた。

 

私にとっては安室ちゃんとは憧れだ。

がわりと近いだろうか。今のところ。
でも憧れという言葉を口に出すことはあえてしてこなかった。同性に対して「憧れている」というと「安室ちゃんみたいになりたい」の意に受け取られかねないからだ。

 

そうじゃない。なりたいわけじゃない。
ロングヘアーをなびかせてヒールでカツカツ歩く女性は綺麗だと思うが、私自身は髪は短いしスニーカー好きだしどちらかというと邦楽ロック現場とかにいそうな外見(?)だし、それでまあいいと思っている。

それでもなお、憧れという言葉が安室ちゃんへの感情を表すのに比較的しっくり来るのだ。好きとも尊敬ともまた違うニュアンスが「憧れ」には含まれている気がする。この、憧れ特有の成分とはいったい何なんだろう。

安室ちゃんに憧れてる と言うとき、憧れ方には2種類(以上)あると思う。

①安室ちゃんみたいになりたい
メディアによく見られる「安室奈美恵は女性の永遠の憧れ」的な表現はおそらくこちら。安室ちゃんに近づきたい。安室ちゃんと同じことをしたい。コスプレするファンは「なりたい」が強いのかな?と思うけど、私の周りのファンを見た感じ、一概には言えないかも。

②安室ちゃんをひたすら見ていたい
私はこちら。


これを強く実感したのはLIVE STYLE 2014のガイシホール公演を見に行ったとき。
席がアリーナDブロック後方。前の席にも背の高い人が立っていて、正直安室ちゃんはよく見えなかった。普通にチクショーって感じだ。
なのに、その光景にえらくときめいたことを覚えている。安室ちゃんと私との間の40メートルにたくさんの人がいて、みんなが安室ちゃんの一挙手一投足に熱視線を注いでいる。その状況を実感できるあのアリーナ後方からの光景に、なぜか感動したのだ。


・安室ちゃんに熱視線を注ぐ人は世の中にたーーーくさんいて、
・私はそのウン万人のファンの中の一人で、人混みの中に埋もれながら彼女を一方的に見ている。安室ちゃん自身に認識されることもないし私から彼女に干渉できることもない。当然。


ああ、私が好きなのはこの距離感なんだとこのときストンと腹落ちした。

遥か遠い存在に注ぐ視線を憧れと呼ぶのではないか。
憧れの定義に、遠い存在に抱く感情であるという条件は入れてもいいように思う。

 


「理解の反対語は憧れ」という言葉を聞いたことがある。
それにはけっこう同感。

遠い存在に抱く好意が憧れなのだから、憧れ対象のことが理解できてないのは必然だ。理解できていないどころか、私の中の安室ちゃん像を妄想でゴテゴテに作り上げている自信はある。

 

ただし、
私の視線の先にいる安室ちゃんは虚像だと充分自覚しているつもりだ。BEST FICTIONの名の通り。虚像を虚像と分かったうえで全力で楽しんでいる。虚像に憧れている。ミッキーマウスと一緒だ。たまたま実在の人物ってだけだ。


(だから、もし仮に安室奈美恵さんの性格がクソ悪かったり、すっぴんがブサイクだったとしてもファンはやめないと思う。ステージ上の姿が完璧なまま完結したので)
(あと、もし名盤PLAYや_genicの音楽面をプロデュースしたのが実は安室奈美恵本人ではなく別人でした~となっても多分大丈夫。安室奈美恵というブランド・商品を最高に作り上げてくれていることに変わりないから)(この辺はかなり個人差あると思う)

でも、

虚像を成り立たせるため、裏で行われている努力があることは確かだ。虚像のハイクオリティさを見るだけでもそれは明らかだし、各種インタビューなどでも裏付けが取れている。

虚像を作るレンズであるリアル努力やリアル才能に対して、向けているのが「尊敬」というものだと思う。

 

ミッキーマウスを引き合いに出したが、ミッキーと安室ちゃんの違いはここかもしれない。

ミッキーという完璧な虚像を支える屋台骨と言ったら、、、ウォルト・ディズニーやディズニー社、オリエンタルランドとかになるだろうか?憧れのベクトルがミッキー自身を向いているのに対し、尊敬のベクトルはミッキー自身から少し離れることになる。 (というかウォルトとかに向けるのが「尊敬」なのかは不明)


私(たち)の場合、憧れと尊敬の向き先はどちらも安室奈美恵という一人の人間に集約されるのだ。そのせいで感情が渋滞している。

安室ちゃんという虚像がほぼ無条件で好き(憧れ)だし、安室奈美恵という人間の実像の一部も見習いたい(尊敬)。

 

いろいろな気持ちを「好き」とか「エモ」という言葉で代用しすぎているかもしれない。

「憧れ」「尊敬」以外にも、きっとまだまだたくさん種類がある。1日や2日じゃ書ききれないと思う。クソデカ感情、クソデカい。

 

 

※ちなみに「憧れを抱く」を辞書で引いてみたら

ある物事深い味わい覚え、それを渇望すること

あこがれること。理想とする物事に強く心が引かれること。憧憬 (どうけい・しょうけい) 。「―をいだく」「未知への―」「―のまと」 

 などと出てきた。私のと合ってるかな?うーん

好きという字を辞書で引いたぞあなたの名前書いておいたぞ みたいなモーニング娘。の曲なかったっけ…

雰囲気映画「キャロル」を見て思ったこと

キャロルという映画を観た。
 
キャロルの流れるような上品な仕草、二人の目線、ラストシーンのキャロルの何とも言えない表情...小説であればきっと、地の文で明示的に語られるものなんだろう。そしてこのキャロルのように(よい意味での)雰囲気映画というものは、「地の文」率が高いのだと思う。
映像に対してたまに「文学的」という言葉が使われるのも、きっとそういうことだろう。
 
私はよく、映画を観た後にネットで感想を漁る。答え合わせをするためだ。台詞のないあのシーンで◯◯が映り込んだのは××という意味だと思ったけど、合ってる?というような。独力でそこまで読み取れる自信がないから、インターネットの中の映画通と思われる人々に頼る。××という意味だと言っている人がいれば安心するし、そして自分が面白いと思った映画をネット映画通たちも高評価していたら、そうだよね~😊とほっとする。
 
結構他人の意見に流されてしまうタイプである。私が面白いと思ったから面白いんだ!と胸を張って言えないのは、我ながら情けないと思う。しかしそうやって都度都度答え合わせ、インプットをしてきたからこそ、今回のキャロルみたいな映画で地の文を多少読み取れるようになって、映画の良さに気付けたのかもしれない。(とはいえまだ全然読み取れてないけど)
 
映像に込められた地の文を読み取るためには、やはり文章を読んだ経験が必要なんだろうな。私は小説の情景描写、仕草の描写など読み飛ばしてしまいがちだ。でもそんな文章こそ丁寧に読み込まないと、映像を読み取る力もなかなか身に付かないのかもしれない。
 
というか、キャロルには原作小説があるらしいじゃないですか。となれば、小説の文章と、映画の表現を逐一照らし合わせながら見てみたらいろいろな発見があるのかもしれない。

安室奈美恵引退の日ラジオ特番 「未来へ」 メモ5【T.kura&michicoその2 arigatou制作エピソード】

こちら
の続きです。 
 
ーーーーーここから
 
奥:さあ、T.kuramichicoさんにお話をお聞きしましたけども、このお二人の楽曲で最も多くリクエストいただいたのが2011年11月発売のarigatou。(お便り読み上げ)
この楽曲について、お二人にもお話を伺っています。
 
♪arigatou
 
T:これは震災のあとの楽曲で、奈美恵さんの方からスタッフの方にメールが来て。彼女も悼んでいて(痛み入って?)、何かできないかってことだったんですけど。その中で楽曲を作りたいっていうのがあったので、僕・michicoも何か出来ないかって思って制作スタートしました。冒頭のフレーズを考えるときに、厳かに感動できるイメージを表現したかったので、それをずっと練って、michicoに聞かせたときに「ありがとう」っていう言葉が乗りました。
 
M:厳かに感動できるっていうフレーズを彼が考えてから、まず「ありがとう」という言葉を私が乗っけたんですね。で、そこから歌詞を広げていってメロディをつけていったんですけれども。当時、日本国民みんなが心を痛めて心配して、傷ついた人がたくさんいた中で、その人々のために歌うという強さ、その想いを、この曲に関しては、私は安室奈美恵さんの代わりになって書こうと思いました。それまでは、自分が表現したいように書いていたんですけど、この曲については、本当に安室奈美恵さんに成り代わって書こうと思っていました。
 
T:震災のあと、立ち上がっていくということが大事だと思っていて、たぶん奈美恵ちゃんの中にもそういうところがあったので、上手くリンクできたのかなって。

 

早:今聞くと、私たちの気持ちを代弁してくれる曲だなって思いますね。そこにいてくれて、強くいてくれてありがとうって。あ、ちょっと泣きそう...(笑)
 
奥:いろんな想いで受け止められる曲ですよね。
 
ーーーーーここまで
 
 最後の早川さんのコメントに(涙)

2018年フィルムログ

去年観た映画まとめ。

なお私は映画館で映画を見るとたいてい面白いと感じてしまうガバガバセンス野郎なので、点数付けるとか大層なことはできません。

 

リズと青い鳥

推しアニメ「響けユーフォニアム」のスピンオフ。

めちゃくちゃ薄いガラスで出来た彫刻のような映画だった。初めて見たときはみぞれ→希美への想いが重すぎてなんだか見てられなくなってしまったんだけど、演出や台詞の巧妙さを味わうために複数回視聴するべきだった気がする。希美→みぞれへもまた別種の重さがあったり。希望も感じさせるラストだったとはいえ、この二人、本当の意味で噛み合う日が来るのかなって少し考えてしまった。

 

the GREATEST SHOWMAN

バーナム、本当にショーの出演者たちに敬意を払ってんのか?ってやや脚本に疑問を感じる部分もあったが、音楽・映像の美しさのおかげで満足度は高かった。

Million  dreamsのシーンに感動した。おそらく世界トップクラスであろう音楽、トップクラスの美術、トップクラスの照明、キャスト、映像技術、衣装、その他諸々がスケジュールを合わせて1ヶ所に集結し、お互いの技をぴったり整合させてやっとあれだけのクオリティの作品が完成したのだ、、、という事実に興奮してしまうんだよね。何だろう。一瞬の映像を作るために投入されたエネルギーの大きさに圧倒され、そしてそれが成立する確率の低さを勝手に想像してしまい、それにも圧倒される。凄い才能が集結することは必然のようにも奇跡のようにも感じられた。

ちなみにこういう感動の仕方は他の映画やコンサートでもたまにしている。

 

ブラックパンサー

徳の高そうな先祖様たちのいうことに背いてでも新しい方針で国を守るというシーンが印象的だった。音楽がかっこいい。

 

SUNNY

90年代のJKがテーマということだし、当時のことは何も覚えてない私でも安室オタクとしては観ねばなるまい...という使命感で鑑賞した。が、正直ラストシーンすんごい号泣した。

私もアラサーに差し掛かり、高校時代の友人と会い続けることは物理的に難しいし、精神的にも各々の人生観の違いが大きくなって反りが合わないと感じるときも出てきた。私の人格にいちばん影響を与えたのはきっと思春期の友人関係なのに。

SUNNYの主役はアラフォーだからなおさらだろう。友達がもうすぐ死ぬという状況になってやっと、そのハードルを乗り越えることとなる。芹香の死と、大人パワー(金など)によって友情を復活させた暁のダンスシーンよ。

初っぱなからテレビ越しの安室ちゃんが出てきて、奈美の行動のトリガーに少しなっているのもポイントだった。

安室奈美恵引退発表のとき「元」アムラーの女性が「うちらの青春です~」とか言ってるのを見て若干イラッとしたりしたが笑、確かにあの年代の女性って安室ちゃんにたくさん背中を押してもらってきたのかもしれない(その後あゆに乗り換えたとしても)。羨ましいな。

※芹香(JK)の役の子の顔がはちゃめちゃに好みなので女優さんの名前メモ: 山本舞香

 

累(かさね)

シーアのaliveのPVを見てから、また三浦大知が土屋太鳳激賞してるのを聞いてから、私が土屋太鳳に期待していたものがこれです。序盤はわりと抑え目だったが最後のサロメよ、、、これが正しい土屋様の使い方。

はぶたさんの狂気も良かったね。

ちなみに原作は10巻まで読んだ。め~ちゃくちゃ面白い。

 

魔法少女リリカルなのは Detonation

まどマギが流行ったときに魔法少女繋がりで「なのは」シリーズを知ったので、何気に8年の付き合い。近年スピンオフ多発で追いきれなくなっていたけど、本筋の劇場版ということでrefに引き続き鑑賞。

完璧超人・優等生過ぎて私には感情移入できないキャラクターだった高町なのはさん(11)。彼女はなぜそんなに他人を救おうとするのか?という一端がやっっっっと垣間見えて、しかもその理由に対して若干「わかる😭」となってしまって(おこがましすぎる)、涙を禁じ得なかった。いやいや家庭環境があるとはいえ11歳でそこまで考えるのは尋常じゃなくない?とも思うが、精神的幼さゆえの自己犠牲精神ってあるのかも。君には君の帰りを待ってる人がいるんだってこと、やっと気付けてよかったね...涙

キャラ多すぎとか右腕の件とか売り方とか突っ込みたいところもあれど、上記のシーン(+ イリス・キリエ戦がめっちゃ良かった)でわりと許せる。あとフェイトちゃんの顔がよすぎて永遠に見てられる。

正直最終回っぽい締め方ではあったんだけど、中学生になって進路や移住に悩むなのフェイはやを絶っっ対見たいので、シリーズ終了になりませんように...。

 

安室奈美恵引退の日ラジオ特番「未来へ」メモ4【T.kura&michico その1】

全体的に神番組なこのラジオですが、その中でも私がいちばん楽しみにしていたミチクラ夫妻パートです。
 
 
ーーーーーーここから
 
奥村アナ:ここからはスイシー以降のお話に移りたいと思います。早川さんはまさにこの時期のご担当だったそうで。
 
早川さん:悩みながらも楽しんでいた感じがしましたし、ちょうど30歳になるかならないかの時期だったので女性としても深みが増していましたし。特にNao'ymtさん・T.kuraさん&michicoさんの2組と組んだときは、新しい武器を見つけた!というような感じでいつも楽しそうで、キラキラしていました。
楽曲を選んでいくと結果的にこの2組になるということが多かったらしいですね。Queen  of hip-popPLAY がその2組になったのも結果論だっておっしゃってたのが衝撃でした。
 
奥:この2組との出会いがなければ今の安室さんは...
 
早:うん、なかったと思います。...って、こんなこと言っちゃっていいのかな(笑)
 
奥:それくらい安室さんにとって大切な方々なんですけれども、今回特別にT.kura&michicoさんがインタビューに答えてくださいました。なんと安室さんについて語るのはこの番組が初めて!ということで...
 
(・私):えーーすごい!!
 
早:私もぜひ一度お話してみたくて、アメリカにいらっしゃるmichicoさんたちに電話つないでいただきました。
 
M:奈美恵ちゃんはいつも自分でトラックを選ぶんですよね。メロディも歌詞もついていない状態のものを。奈美恵ちゃん自身が選ぶので、最初からプロデューサー目線で選んでいたっていうのは曲選びから伝わっていました。そのあと私が曲に合わせて詞を書いていくと、自然と彼女のイメージに沿ったものができていたのではないかなあと今思ってます。
 
T:安室奈美恵がこれやっていいの?っていうチャレンジングなトラックを選んできちゃうんですよ。例えば4~5曲からトラック選ぶとしたら、いちばん攻めてるやつを
 
M:うん、もう全く守りに入っていなかったですね。

 

♪ヲンメ
奥:仮歌も何もない状態から曲を選ぶっていう。
 
早:そう、いつも感心するんですけど、たぶん想像力が尋常じゃないと思うんですけど、レコード会社の耳の良い人たちが最新の音楽を100曲200曲選んでくるんですね。で、彼女はそれのイントロ3秒くらい聞いて決めるくらいの勘のいい方なんですね。だから安室奈美恵楽曲のイントロはインパクトがあるとか、印象に残るっていうマジックが生まれるらしいです。
 
♪love story インストver
♪Hello
 
奥:攻める女性を表現し続ける、歌詞の秘密についてお聞きします。
 
早:安室奈美恵の中にある攻めてる感じとか強さは、曲の中で表現したいっていう気持ちはあったんですかね?
 
M:はい、ありました。ほんとに美しくかわいい方ですけど、実際に会って、クレバーで気骨のある女性ということを知って、やはり歌詞の世界観もできるだけ広範囲から、いろんな世界のボキャブラリーから表現したいなって。
 
T:それまであまり歌詞に使わないような言葉も使って...
 
M:そうですね、当時いろんな言葉を遣って書いて、それを楽しんで歌っていただいた感じがありますね、常に。

 

早:当時michicoさんは「安室奈美恵に牙を剥かせたい」っておっしゃってたらしいんですけど、同じことを安室さん本人も思っていたらしいんですね。でもどう表現したらいいか燻ってたらしいんです。それをmichicoさんが砕いてくださったと当時おっしゃっていました。
 
奥:そしてお二人が何より驚いたのが、安室さんの仕事に対する姿勢だったそうです。
 
T:潔い、あるいは男よりも男勝りな、というか... ある意味のプロなんですけど、人選に関しても「この人にもう決めたんだからこれで行く」っていう覚悟がすごいんですよ。
最初それがわからなかったんですけど...、録った際のボーカルやコーラスって、CDになった時の音とは違って粗かったり問題があるときもあるので、他のアーティストの場合は不安に思って「これ最終的にきれいになりますよね?」とか確認することも多いんですよね。で、「大丈夫です、編集していい感じになるはずです」とか安心させることを言う場合が多いんですけど、彼女は一切そういうことがなくて。
1回だけ彼女に言ってみたんですよ。「これ、最終的にこういう風になりますよ、ギターを入れようと思うんです」ということを言ったら、「はい大丈夫です、全てお任せしますから」ってあっさり言われてええっ?!みたいな(笑)。そう言われてこちらも身が引き締まるというか。
 
M:ほんとに潔く任せるっていう、プロデューサー視点で人選もされているわけですから、もう何も言わないでおこうという姿勢が感じられましたね。だから全力で出してきてください、というメッセージだと私は受け止めて、全力で挑んで曲を書きました。
 
T:やはり一流アーティストだなと思ったのは、その後録音された楽曲をライブでやるのを見て、幅を広げて演じ切るのを見て、ああそうか、って。こういうことをやるために自分達に依頼してきて、任せて、そうやって出来たものを私これだけ広げたから、っていうのを感じたんですよ。だから、そういうことだったのか、ってライブを見てわかりました。ある意味の超人なのかなと思いますね、安室ちゃんは。

 

早:ご自分でも作詞作曲したいという憧れはあったみたいなんですけど、それがパーフェクトでないのであればプロに任せる、私は歌い手に徹する、そういうスタイルを貫かれたんですね。任せるんだったら全部任せる、その人にだけお願いする、細かい注文するくらいなら別の人。安室さんのそういうところが本当にかっこよかったし、大好きな、いちばん好きなとこです。
 
奥:早川さんもびっくりされたんですね。
 
早:本当に、よほどのことがない限り注文してなかったと思います。
奥:雑誌の記事とかも?
早:そうですね。そうやって任せてもらえるので、こちらとしても、ああ選んでもらっているんだっていう、おこがましいんですけど最高の喜びでした。
 
奥:さあ、T.kuramichicoさんにお話をお聞きしましたけども、このお二人の楽曲で最も多くリクエストいただいたのが2011年11月発売のarigatou。(お便り読み上げ)
 
この楽曲について、お二人にもお話を伺っています。
 
ーーーーーーーここまで
 
  最高のインタビューでしたがarigatou話は後半で。
 
他のパートはこちら。

安室奈美恵引退の日ラジオ特番「未来へ」 メモ3【セルフプロデュース開始/SUITE CHIC/ZEEBRA】

 
この記事もこちら↓
 (MC:奥村奈津美アナ、ライター早川加奈子さん)
 
の続きになりますが、ボンバー中澤のパート以降(TK時代中盤~終盤)を少しすっ飛ばして、セルフプロデュース時代のパートから文字にしました。(大量すぎて疲れた) 悪しからず。
TK時代のパートもいずれテキストにしたいとは思っています。
 
ーーーーーここから
 
♪Say the word
奥:楽曲、衣装、ジャケットも全て自分で手掛けるようになります。その第1作目がsay the wordです。息子さんのために安室さん自身で作詞しています。(お便り読み上げ)
 
安室:セルフプロデュースを始めて本当に数年間手探りで、歌手の安室奈美恵っていうのがわからなくなる時期がやっぱりあったので...。そのときどうしたらいいか誰も教えてくださらなかったし、誰かに相談することも出来なかったので、もう落ち込むばかりでしたね。あ~今度は何がダメだったんだろう...っていう。考え付くことはやってみたりしていたんですけど、しっくり来るものがわからなかったので...
 
奥:当時そんなに思い悩んでいたとは気づかなかったんですけど、それを脱するきっかけになったのがSUITE CHICだったんですよね。
 
早:そうですね。当時海外でポピュラーだったR&BHIPHOPのスタイルにチャレンジしたい、という気持ちは安室さんの中にあったみたいなんですけどやり方がわからないっていう状況で。そのときHeroの作曲も行った今井了介さんたちが、安室さんを日本のジャネットジャクソンというイメージにしてやってみないかという話をオファーしたらしいんですね。で、安室さんがこれはチャンスだ!と思って始まったのがSUITE CHICだったんですね。
 
 
安室:(SUITE CHICのとき)本当に楽しかったんですね。なんでこれを忘れてたんだろうって。あまりにもああしなきゃいけないこうやらなきゃいけない、ってなっていて、楽しむということを忘れていたときだったので。そうか!って。自分が好きなことは好きだって胸張って楽しまないとそりゃいいものは作れないなってなって。とにかく今自分が好きなものを胸張って堂々とやればいいんだ っていうときに、いろんな迷いやプレッシャーが消えて次のステージに行けたっていう感じですね。
 
(ZEEBRAインタビュー)
ZEEBRAR&BHIPHOPって80年代後半くらいから世界的には流行ってはいたんだけども、たぶん2000年代の頭から本当に流行っていったっていうか。
 
奥:じゃあそのタイミングで安室さんとコラボっていうのは...
 
Z:もうドンピシャ。ベストタイミングだったと思います。ブラックミュージックを基本としたダンサブルなポップス、そういうのがどんどん流行っていった時期だと思います。我々も(安室サイドから)お誘いを受けたときに、これ売れなかったらシャレになんないよね、失敗したら俺らのせいだよね、って感じだったんで、これは何が何でもいいものを作って盛り上げたいなと。
 
♪GOOD LIFE /SUITE CHIC feat. FIRST KLAS
  
Z:安室ちゃんって、彼女の長所でもあると思うんですけど、すごく伸びやかな、声張ってバーッといく感じ上手いじゃないですか。でもその頃のR&Bってあまり張らなくなっていて。コーラスをうまく積んでいって、とかそういうパッと聞きの聞こえのよさ、ふわっとした感じの時代だったんですよ。
で、当時もそっちの方向性でいこうと思って。「全然声張らなくていいから!」「え、これでいいんですか?!」「大丈夫大丈夫!」みたいな感じでやってって。完全にディレクションは我々でさせてもらっていました。今のR&Bやろうよ!みたいな(笑)。彼女も張らないことに関して少し不安だったみたいだけど、コーラス重ねたやつを聞いたらすごいすごい!って。「こういうことなんですね!」みたいな。
 
奥:記録的な売り上げにもなりましたね。
 
Z:そうですね。完全にあそこからぐいっと安室ちゃん自体が波に乗ってった感あるので。スイシー終わって安室奈美恵メインに戻っても、全っ然遜色ない、全っ然同じような...つまり最初試してみたときは連名でやったけど、もう連名の必要ないってところまで行ったと。それ見て俺らもよかったな~!って(笑)。あそこから人脈も広がったと思うしいろんなプロデューサーと組んでいろんな表情を出せるようになったと思います。

 

奥:安室さんが戸惑いながらも楽しんでチャレンジした様子がZEEBRAさんのインタビューから伝わりましたね。
 
ーーーーーーーーーここまで
 
ジブさんのインタビューかなり聞き応えありましたね。私もコーラス重ねるタイプの楽曲(特にミチクラ楽曲に顕著)が大好きなんですが、当時スイシーの皆さんと積んだ経験がそういった楽曲に繋がってるんだと思うととってもありがたいです